大朝日岳山頂から、見えている下降路を下りてしまい、間違った道を1時間も進んでしまいました。
こちらからは朝日鉱泉へいけないのかな?
そう思って地図を確認…
山と高原地図の必要部分をカラーコピーして、ソフトビニールケースにコンパスと共に入れていますが、平岩山から先は「必要部分」ではなかったので、なんとコピーがここで切れています(>.<)
なんとなく繋がっていそうな気もしますが…
目の前の指導標には、「朝日鉱泉」の文字は有りません。
やはり繋がっていないのか?
誰かに聞きたくても、このルートは人が少なく、下り始めに1人すれ違っただけで、この時も見渡す限り無人の山。
このルートがもし繋がっていれば、大朝日岳山頂まで登り返すより遥かに早いでしょうし、且つ楽でしょう。
十中八九繋がっていると思いますが、万一繋がっていなければ、山中で夜を迎える事になりかねません。
確証が無い以上、ここは大朝日岳登り返しが正解か。
あの急傾斜を登るのか…
そう思いつつ、時間が有る訳ではないので、急いで道を引き返します。
頂上直下の急傾斜では、脚のキツさで何度か止まりました。
そして風が強く、横風が当たる時はザックが持っていかれそうに…
急いだおかげで1330前には大朝日岳山頂まで戻ってきましたε=( ̄。 ̄ )
(GoogleEarthより)
平岩山との往復で、2時間半近い時間と脚の筋力をロスしています。
ここからも長いので、下りに入る前に、軽く補給休憩をとりました。
歩き再開!
急ごう!
暫くは、痩せた岩尾根の急下降です。
脚が疲れてくると踏ん張り難くなるので、ちょっとした事で転び易くなります。
急ぎながらも、慎重に下りました。
それにしても暑いな…
急な東側斜面なのに、背の低い植物ばかりだからでしょうか、後頭部が実に暑い!
そう言えば、大朝日岳避難小屋の近くには、金玉水(きんぎょくすい)や銀玉水(ぎんぎょくすい)など、有名な水場が有ります。
後者は私のルートから外れていたし、前者は大朝日岳手前のルートから近くですが、うっかり通過してしまいました。
現在、水はボトル1本強。
下りですし、途中には長命水という水場が有ります。
まぁ充分でしょう!
それでもガブガブとは飲まずに、水は小出しに飲んでいました。
先ほどの登りでけっこう飲みましたが、もともと縦走中にそれほど飲まない方なのです。
この道には○号目という標杭が有り、9

8

7と減っていきます。
何処がスタートか分かりませんが、大きな登りがスタートする場所…尾根が谷間に突き当たり、川沿いの道となる吊り橋からでしょうか。
すると、長命水は4ないし3号目というところか。
暑い…
特にアタマが…
アタマにはバンダナを巻いていますが、それが耐え難いほど暑く感じます。
遅いながらも昔はレースに出ていたので、キツいのを耐えて動き続けるという事に対して、世間一般より慣れていると思っていますが、暑さを耐えるのも世間一般より慣れていると思っています。
何故こんなにアタマが暑い?
もう岩の痩せ尾根は終わっていたので、バンダナを外して団扇でパタパタしながら歩いたのですが、暑さは解消しません。
なんかフラフラする…
ちょっと進んだだけで息切れがする…
脚が出ない…
これはひょっとして、熱中症?
あのバーニングマンレース含め、今まで熱中症になった事が無いので、すっかり失念していました。
しかし、もうすぐ水場です。
そこまで慌てずゆっくり行けば大丈夫でしょう。
下り始めよりペースをかなり落として先へ進みます。
はぁはぁ…
休まないと動けませんが、休んだら動き出すのが難儀です。
そして4号目、水場の案内が有りました。
斜面を数分下ったところのようです。
ザックを下ろし、ボトルだけ持って斜面を下ります。
けっこう急斜面だな…あっあれか!
しかし、水場はなんと枯れていました((゚□゚;)
ほんのチロチロとは流れていましたが、とても汲めるような量ではありません。
そのチロチロでアタマを濡らすくらいがやっと。
しかも髪が濡れただけで、アタマ自体は効果無し。
ここへ来るまで、大鳥池も狐穴も竜門も水がじゃぶじゃぶでした。
後で聞いたところでは、金玉水も銀玉水もいっぱい出ていたよう。
同じ山でも水源が異なれば、水量に差が有っても不思議は有りませんが、今まで豊富だったのが、なんでここだけ(>.<)
改めて地図を確認。
標準タイム50分先で尾根の末端となり、吊り橋で沢を渡るのですが、この水をアテにするしか無い!
吊り橋の手前か先から、沢まで下りられるような場所が有りますように…
下山路まで斜面をよじ登ってまた休憩。
吊り橋まで水を切らす訳にはいきませんから、ちょびっと口に入れて、口内をよく濡らしてから飲み込むよう、大切に少しずつ飲んでいく事にしました。
それでもカラダが水を欲していますから、どんどん水が減っていきます。
腰をおろしてしまうとなかなか動き出せなくなりますから、休憩は木に寄りかかりながらとるようにして、先ほどよりも更にゆっくりゆっくり下っていきます。
1700近くだったでしょうか、ボトルの水が殆ど無くなったところで、ようやく吊り橋に到着!
見たところ、対岸の方が沢まで下り易そう。
吊り橋を渡り、ザックを下ろして、一目散に沢へ。
ノドの渇きもそうですが、耐え難いほどアタマが暑いので、先ずはアタマを水に突っ込んで暫し冷却。
水の冷たさが気持ち良い〜
誰かに見られたら、「人が死んでる!」と思われるかも…
アタマがスッキリしてきたところで、携帯コップで水をガブ飲み。
「水場」とされていない水なので、大丈夫かな?という気もしましたが、背に腹は代えられません。
まぁ、土とかコケとかは多少入っていると思いますが、生活排水などは入っていませんから大丈夫でしょう!
重くなってしまう為、さすがに断念しましたが、本当は全身水に入りたいくらいです。
ここには10分近くいたでしょうか。
脚の筋力は相変わらずですが、フラフラや息切れはかなり解消しました。
ボトルにたっぷり水を汲み、ペースを上げて下山を続けます。
ここからは下り一辺倒ではなく、川沿いに高巻いたり渡ったり、軽いアップダウンの道となります。
幾つか川を渡り、5人ほど追い抜き(最初の2人以外バラバラに歩いていましたが、皆一緒のパーティーだったよう)、1820くらい、漸く朝日鉱泉ナチュラリストの家に到着しましたε=( ̄。 ̄ )
(HPより)
歩き始めて約13時間半。長かった…
長いのはもちろん分かっていましたが、思い込みからのルートミス、そして自分はかからないと思っていた熱中症、更に水場枯渇。
色々な要因が合わさった結果、 今までで一番キツい山行となりました。
蛇足ながら、私が間違えて下った平岩山への道…
持っていた地図からはみ出していた為、朝日鉱泉まで繋がっているか分からず、大事をとって大朝日岳まで戻った訳ですが、ここで聞いてみると、やはり繋がっておりました。
途中、何ヶ所かピークが有りますし、私が使った中ツル尾根コースより長いですが、平岩山からなら大朝日岳戻るより遥かに楽で早かったでしょう。
しかも水場が二ヶ所も有ります。
水が出ているかは謎ですが…
私が到着して間も無く、追い抜いたパーティーの方も無事到着されたよう。
皆事故無くて何よりです。
お風呂入って夕食を戴き、同室の方と山談義で盛り上がりつつも、疲れきっているので、早めに床につきました。
前の晩がろくに眠れなかったので、よく眠れそう…
照る西日
水場は枯れて
熱中症
やっと歩いて
恵みの沢へ
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