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2018年07月10日19:08

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ミケランジェロと理想の身体

国立西洋美術館で開催中の“ミケランジェロと理想の身体”に行きました。
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公式HP↓
http://michelangelo2018.jp/index.html

男性の裸体表現に特化した彫刻展って言うのは珍しいと思う。やはり裸体=女性っていうイメージ強いしね。
行った時、スライドトークがあったので参加して来たのですが、学芸員さんが「美術ファンでも、絵画は観るケド彫刻は観ないって言う人も多いんです。ミケランジェロと書いても来てくれない。だから、ポスターデザインに凝りました。印象派やフェルメールなら、そんなに凝らなくても来てくれるんですが。」と言っていて、首折れんばかりに頷きました。いや、日本人、美術好き多いケド、凄く好み偏ってね?って思うんだ。ミーハーちゃん多いしね(これは悪いコトではないが)。

因みに。私が行った時は、雨のせいもあったのかもですが、「人少なっ!」という状況で、かなりじっくりゆっくり観られました。でも、6時過ぎたら人増えましたが。

実は私、ミケランジェロがさほど好きではなく、じゃあ、何で行ったんだよ!って言うと、今回古代ローマの彫刻結構出てるぜ!って言うんで行ったんですが、いや、ミケランジェロ良かったは(笑)。この人、彫刻激上手い!(今更?)

音声ガイドが、安元洋貴氏だったのでまんまと借りましたよ。鬼灯の冷徹の鬼灯の声の人ね。イケボで「美少年」とか言われるとドキドキしますね。

ルネサンス美術は古代ギリシャローマ美術を基礎として生まれる。古代ギリシャで重要だったのは、男性裸体彫刻。美の規範は男性の裸体表現によって示された。オリンピック等は、神に奉げる鍛えられた美しい裸体なんだね。ミケランジェロ(1475ー1564)も、その影響を受ける。この時代、古代彫刻のラオコーンも発掘され、一層、古代ギリシャ趣味に拍車がかかる。ミケには「美しい人体彫刻には、モデルとなった人物の天与の心や知性が映し出される」という信念があったらしい。
因みに、ミケさんは、貴族の家系で生まれたらしく、乳母の家が石工だったんだって。へぇ〜。

古代ギリシャ人はプロポーションを体の各部分と全体を数学的な理論に基づいて関係づけた。
古代ギリシャは美の価値を重視。外見の美と内面の美は深く結びついている。中世では、キリスト教の宗教観のもと、身体は隠されるべき物となる。その後、ルネサンスでは裸体
への回帰が起きる(私ゃ、中世の半反動なんじゃ?と思ってる)古代やルネサンス期は筋骨隆々の彫刻が主体だが、17C末〜18C初頭には細身の男性に裸体像は変化する。マッチョから細身に趣味が変わったんだな(笑)。

古代ギリシャの彫刻は、最初は青年と大人、次に少年、次に幼児と身体への関心は移る。幼児の体はぽっちゃりで美しいコントラポストにならない。そこが楽しみにもなったそうな。ルネサンス期の幼児は古代より逞しく表された。古代彫刻での少年の表現は体のしなやかさを際立たせている為、わざとバランスを崩す姿勢が追求され、外面に表される全身の滑らかに重きが置かれた。これはルネサンス期も同じらしい。ようは「少年の体の成熟してない危うい魅力」みたいなもんじゃないの?と思う。

まずは幼児の彫刻から。古代のは年代が入ってます。絵画作品もあるよ。

『蛇を絞め殺す幼児 ヘラクレ』2C 蛇の首を持ってドヤ顔する幼児ヘラクレス。顔が仏像っぽいし、頭は螺髪みたい。ヘレニズム文化?ってちょっと思う。身体はムチムチ。

スケッジャ(ジョヴァンニ・ディ・セル・ジョヴァンニ・グイーディ)『遊ぶ幼児たち』絵画。やたらマッチョな幼児2人。手にラッパのような物を持ち、お互い構える。マッチョ幼児は古代の大人と子供の表現が混じり合ったルネサンス独特の作風なんだそうな。円形の盆に描かれ、これは出産を祝うめでたい贈り物だったそうな。しかし、幼児があまり可愛くないんだが…(^_^;)。丈夫に育ちそうな気はする。

デジデリオ・ダ・セッティニャーノに基づく『祝福する幼児キリスト』これ、綺麗だったなぁ。彩色の彫刻。コントラポストっぽく立ってるのが何か変で面白い。幼児に無理矢理コントポストとらせてるんだ。でも、プクプクした太ももは幼児表現なの。右手は祝福のポーズだけど、左手に持ってるのは何?茨の冠?

スケッジャ『スザンナ伝』絵画。これ、横長だからカッソーネだな。様々な男性が描かれてるのがポイント。右では石打ちの刑にあう長老。裸にされてるが、肉体は衰えた描写。石を投げる青年はスラリとしたプロポーションでストッキングを履いている(当時、スポーツする時等に履いてたらしい)。スザンナは、預言者ダニエルにより、長老の言いがかりから助かるよ。

『アキレウスとケイロン』65ー67年 フレスコ画。アキレウスがケンタウロスのケイロンに竪琴を教えてもらってる場面。ケイロンは真剣な眼差し。その顔をじっと見つめる美少年アキレウス。アキレウスはコントラポストで立つポーズで細マッチョ。少年だから、まだ体が成熟してないんだな。対するケイロンは逞しい体。ちょっと同性愛っぽい雰囲気もあるのは、古代ローマならではかも。ちょいエロ入ってるよね?彫刻っぽい人物表現なのだが、ミケも「絵画は浮彫に近づけば立派になる」と言っているそうな。
この絵、古代ローマ展でも来てた?

『ガニュメデスの誘拐』1C末 浮彫彫刻 美少年ガニュメデスが大鷲に化けたゼウスに攫われる場面。ゼウスはガニュメデスが美少年だから酒注ぎ担当にしたかったのね。ガニュメデスは少年と大人の中間の体つき。右に川の神。こちらはマッチョ。川の神様は水が流れる壺を持ってる。ミケランジェロはこの浮彫彫刻の素描を描き、愛する男カバリエーリに贈ったんだそうな。他、詩なども贈ったらしい。カバリエーリは、美形で頭も良く、教養もある人物(貴族だっけ?)だった。ミケさん57歳の時の出来事。57歳で恋愛出来るってイイネ!やるじゃん、ミケさん。
余談だが、私ゃ、勝手にミケさんはマッチョな美男子が好きって思ってるんだケド。ダ・ヴィンチと男の趣味真逆みたいな(笑)。

ギリシャ古典期は肖像に興味を示さず、抽象的な表現だった。結果男女の見分けがつかない顔になっている。理想的な顔を作ったら中性的になりました…みたいなものか。(私の勝手な自論。中性的なものが1番美しい。)ルネサンス期も理想化したが肖像にも通じていたのが古代と違うところ。なので、個別な特徴が感じられる。

『男性頭部』2C 髭をたくわえ、少し長めの髪の毛の男の頭部。表情は無表情。特定の人物ではなくゼウス等の壮年以上の年齢で表される神々のタイプの一つ。個別的な物から普遍的な物へがギリシャ美術の基本。

バッチョ・バンディネッリ『バッカスの頭部』前述の頭部に似てるが、こちらはルネサンス期の物なので表情がある。バンティネッリは18歳年上のミケランジェロに影響された。この彫刻の巻き毛の部分等は、ダビデ像っぽいと音声ガイドで言っていた。

ギリシャ古典期。人体表現の規範はアスリートの身体を通して確立された。様々な競技を通して身体表現のあらゆる可能性を追求した。戦士も同様に身体の理想モデル。戦いのテーマは神々や英雄の卓越性を表し、ギリシャ民族の優位性を暗示した。ルネサンスでは、この古代の表現はブロンズ小像として複製され、翻案された。

『香炉を支えるディスコボロス』紀元前4C後半 細身の青年の小像が軸部分にある香炉。右手に円盤を持ち、左手は額にあて、光りを遮っているようにも見える。鉢巻が見えるが、これは勝者に与えられる物だそうな。円盤競技で優勝したんだね。コントラポストで立ってるよね?香炉の脚が人の足3本で出来てたのも面白い。

『レスラー』紀元前2C−紀元前1C 取っ組み合うポーズの男。右腕に左手の一部が残るので、本来は戦うレスラー2人の像だった。相手は欠損しちゃったんだね。きちんと筋肉がついた体。解剖学に忠実な肉体表現なんだそうな。紀元前2C既に忠実って何か凄いな。

『アメルングの運動選手』紀元前1C 元は前5C半ばのミュロン作のローマンコピー。有名な円盤投げを作った古代の彫刻家だ。円盤投げ私観てるは。ギリシャ彫刻が大人気だったけど、入手困難でコピーをローマで作った。それがローマンコピー。これはボクサー等の格闘家の体。理想的なマッチョ体形。それに似た16Cのブロンズ小像も何点かあった。運動選手で円盤持ってたり。神酒を注ぐパテラを持ってる像もあった。

古代ギリシャ人は超越した存在である神の形を人間の最も美しい形とした。神々は完璧な肉体をほこる。ルネサンス期は男性裸体表現を磨く為、これらの神々の姿が重要な素材となった。

ジョヴァンニ・アンジェロ・ダ・モントルソー『ネプトゥヌス』ネプトゥヌスがまぬけ顔の海の怪物(うつぼっぽい)の尻尾を左手で持ち立っている。ネプトゥヌスは体を大きく右に捻り、怪物の頭を踏みつける。かなりマッチョなネプトゥヌス。ネプトゥヌスの相貌は、いびつな鼻をしており、ミケランジェロの相貌に似ているらしい。ジョヴァンニさんは、ミケに似せてこの像を作ったってコトか。

『子供たちを解放するテセウス』65ー79年 フレスコ画。テセウスがミノタウロスを退治し、子供を掬った場面。テセウスは綺麗に筋肉のついた姿でコントラポスト立ち(よね?)。周りを子供達が取り囲む。ミノタウロスはテセウスの足元で倒れてる。

『ヘラクレスとテレフォス』65−79年 フレスコ画 右にヘラクレス。息子の幼児テレフォスが鹿の乳をじか飲みしてる姿を見ている。ヘラクレスは酔った勢いでアルカディアの王女を孕ませ、生まれた息子がテレフォス。テレフォスは山に捨てられるも、牝鹿に拾われ育てられる。ようは父と子の再会の場面。これ、古代ローマ展の時だったかも来ていて、ぶら美で取り上げてて、「テレフォスが小さくないか?」や「テレフォス何やってんの?」(これ、小木氏が言った)や、「ヘラクレス、あんまり目立ってなくね?寧ろ、左のアルカディアの擬人像が玉座みたいなのに座って堂々としてて目だってね?」「息子と出逢えたのに、ヘラクレスあんまり驚いてない。」とか色々言われていた記憶(笑)。確かに主役のはずのヘラクレス、あまり目立ってないような…。でも、お尻がプリケツでキュートだヘラクレス。

『狩をするアレクサンドロス大王』紀元前4C末〜紀元前3C初頭 小さいが躍動感があるアレクサンドロスの像。両足を大きく開いているアレクサンドロス。どうやら馬に跨ってる姿らしい(馬は欠損)。馬のブケファロスは暴れ馬だったが、少年アレクサンドロスは易々と手なずけた。マントのはためきの風の表現が素晴らしかった。アレクサンドロスは右手を上げているが以前は槍を持っていたらしい(今は欠損)。

モデルノ(ガレアッツォ・モンデッラ?)『ヘラクレスとネメアのライオン』ブロンズの薄板の小さい浮彫。ヘラクレスがネメアのライオンを退治したところ。獅子を締め落とすヘラクレス。右の木には弓矢が掛かっている。棍棒もある。

クレオフラデスの画家 『アッティカ赤像式カルピス、ヘラクレスとネメアのライオン』紀元前490年頃 前述同様、ヘラクレスの十二の功業のライオン退治の絵。カルピスと呼ばれる水瓶に描かれる(飲料水のカルピスを思い出すな(^_^;))。体を地面すれすれまで倒し戦うヘラクレス。獅子の口を手で持ち裂こうとする。古代の表現では珍しいが、後世に引き継がれる。バロック美術の絵は、ライオンの口裂こうとしてる構図が多いかも。ライオンにちゃんと睾丸が描かれてるのが面白い。ヘラクレスは細マッチョに見えたケド。

『竪琴 を弾くアポロン』2C初頭 竪琴を曲げた膝の上に置きつま弾くアポロン。このポーズは珍しいらしい。理想的な筋肉質の体。頭が体に対して小さいような気もした。顔は少し憂い顔。遠くを見ているような表情にも見える。古代でも、これには、表情あるように見えたな。
フィレンツェの工房『アポロン』は前述と同じポーズの金色のアポロン像(鍍金かな?)。でも、竪琴は欠損している。

ミケランジェロ・ブオナローティ『ダヴィデ=アポロ』やっと来たぞ、ミケさん。ヴァローリが注文。ヴァローリに抵抗する街の拠点となった砦の設計をしたミケランジェロ。後に、抵抗勢力は負けるのだが、その際ミケさんははからずも敵になっちゃってたワケで、そこでヴァローリの機嫌をとる為に注文を受けたらしい。しかしその後、ローマへ旅立ち像は未完成に終わった。右足を前に出すコントラポストの形だが、上半身をかなり弓なりに反っている。顔は後ろから観るとおだやかに見えるも、正面から観たら、悲しげな顔に見えた。未完成なので、鑿の跡がしっかり残ってるのが逆に臨場感があって良い。今作ってます感があって。背中に何か背負ってるが、アポロなら弓矢、ダヴィデなら投石器だろう。右足は何かに乗せているが、岩なのか、ゴリアテの頭なのか。
確かに、ミケさん彫刻上手いは。顔は中性的に見えるので、私の持論の美しいものは中性的論が出てくる(笑)。人が少なかったから、くるくる回ってじっくり観た。性器がちゃんと成熟した男性の性器だ〜とも思った。

ミケさんは、石には既に像が眠っていて、彫刻家はそれを彫り出す仕事…と言っていたらしいよ。

同じくミケランジェロ『若き洗礼者ヨハネ』1936年夏。スペイン共和国軍により粉々にされてしまったこの像。瓦礫からは14個の破片が出て来た。オリジナルの部分は40%。欠損部分は合成素材で補完され、マグネットで接合。新たな部分が発見されたら、取り替えられるようになってるそうな。頭部は黒焦げだったが、目の部分はかろうじてオリジナルが残る。ミケさん20歳過ぎの作品。ラクダの毛皮を着て左手に巻物を持つ14歳くらいの少年の姿のヨハネ。通常ヨハネは幼児か青年の姿なので、少年は珍しいらしい。コジモ1世が持っていたが、カール5世との関係強化の為、イタリア領の責任者モリーナに贈呈された。コジモ1世(だったかな?)は、前述のダヴィデイ=アポロも持っていたので、今回500年ぶりに、この像は日本で出会えた。少年体形だけど、甘さはあまりないと思う。キチンとした体だと思った。(破壊されたが、詳細な写真があり、それで復元出来たらしい)

ベネデット・ダ・ロヴェッツァーノ(ベネデット・グラッツィーニ)『若き洗礼者ヨハネ』ミケと同じ頃に修行し、一時、この像がミケランジェロ作だと思われていた(でも、実際は前述の像だった)。微笑む若いヨハネ。こっちは16歳くらいに見えたな。ミケのよりちょい大人っぽい。ラクダの毛皮を着ている。厳しい修行のせいか、体は細い。筋肉はないね。こちらも中性的な美少年。

ヴェネツィアの芸術家 (?)『ベルヴェデーレのアポロン』細身のアポロン像。右足を少し前に出し体重をかける。右を見て弓矢をもつ仕草(弓矢はない)。有名な古代彫刻ベルヴェデーレのアポロンのブロンズ製縮小版レプリカ。アポロンの左肩には矢筒を下げる紐も見える。
ヘンドリク・ホルツィウス『ベルヴェデーレのアポロン』版画 ベルヴェデーレのアポロンは版画でも複製された。ブームだんでしょうね。前述のヴェネツィアの芸術家 (?)のアポロンには支柱がないが、版画の方にはある。右下にデッサンするホルツィウス本人の姿もある。

ヴィンチェンツォ・デ・ロッシ『ラオコーン』これのみ写真撮影OKだったので撮って来た。
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古代彫刻ラオコーンの複製。オリジナルでは欠けていたラオコーンと下の息子の右腕を補完。蛇に巻きつかれるラオコーンが中央。結構思いっきり大蛇に頭を齧られてないか、ラオコーンさん(^_^;)。左右に息子たち。同じように蛇に巻きつかれている。ラオコーンは体をかなり捻ったポーズ。1506年に古代彫刻ラオコーンは発見された。ミケランジェロも発掘に立ち会った。この彫刻により、ミケの彫刻も変わって行く。捻る等の体の動きが加わったそうな。
ダヴィデ=アポロもそうだったが、彫刻は観る角度により表情が変わるのが面白い。これも正面顔は苦悶してるが、横から観ると、泣きそうに観えたり。「蛇怖い〜」みたいな(笑)。

マルコ・ダ・ラヴェンナ(マルコ・デンテ)『ラオコーン』版画 発見当時のラオコーンの状態を示す版画。ラオコーンの右腕、息子の右指、下の息子の右足も欠けている。ロッシはその辺りを補完して複製したんだね。

最後はミケランジェロ本人についてのコーナー。

アドリアーノ・チェチョーニ『モーセ像を制作 するミケランジェロ』モーセ像を作るミケランジェロの姿。ミケランジェロとモーセの顔がちょっと似てるような気がした。ミケは厳しい顔でモーセの小像を作っていた(大きい作品の前の試作品かも)。

『ミケランジェロの胸像』鼻の潰れたミケさんの像。これは、サンタ・クローチェ聖堂のミケランジェロの墓碑を飾る大理石肖像から着想を得たらしい。デスマスクからの方が有名だけど、これはそうじゃないんだね。ミケさんは、喧嘩っぱやい人だったらしくて、トッリジャーノと喧嘩した時、トッリジャーノから鉄拳くらって鼻が潰れちゃったんだって。で、これが結構コンプレックスだったらしい。ダ・ヴィンチが美形だったから、余計コンプレックスになってた…ってのも聞いた。真意の程は知らん!

パッシニャーノ(ドメニコ・クレスティ)『ミケランジェロの肖像』絵画 このミケさんはイケメンだった。微笑むミケさん。手にはパレットを持ち左手にはコンパス。後ろに彫刻。三芸術である、建築(コンパス)、絵画(パレット)、彫刻を表している。

ミケランジェロは生涯独身だった。同性愛者だったからだとは思うケド、それ以前に、こういう芸術と結婚しちゃったような人は、結婚向いてない気がする。家庭放り出して彫刻作ってそうだしね。実際ミケさんは「私には芸術という妻がいる。」と言っていたらしい。それで良い。

お土産は、ポストカード6枚と、ちょっと同性愛チックでエロかった“アキレウスとケイロン”のクリアファイルを買った。本物より色が軽いような気がするケド、あれを印刷するの大変だもんな…。

9月24日までやっています。

観られる為の理想の男性の裸体。マッチョでも細マッチョでも綺麗な裸体ですね。筋肉の表現が古代の時点で完成しちゃってるのは改めて凄いと思った。完璧な美しい表現コントラポストも、古代ギリシャ人は早々に発見しちゃうんだもん(これ、スライドトークでも言ってた)。それを踏襲するミケさん初め、ルネサンスの芸術家たち。面白いね。

男性の裸体表現に興味がある人、彫刻好き、ミケさん好き、古代彫刻好きも行ってみたら楽しいと思う。
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