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2018年07月09日22:15

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ハミルトンの追い上げは見事だった

1周目のハミルトンとライコネンの接触は、コーナーに入ったのは完全にハミルトンが先だったので、後ろから当てたライコネンに責任がある。ライコネンはポジションほぼそのままで、ハミルトンは最後尾まで落ちたから、ライコネンに10秒ペナルティは妥当だと言える。

最後尾まで下がった状況からハミルトンは良く巻き返した。しかし万全な状況でベッテルと競ってもらいたかったと思う。
このコースでは、ソフトタイヤを長く持たせる能力ではフェラーリ、ミディアムタイヤで強くプッシュする能力ではメルセデスが勝っていた感触だったので、等しい条件で競っていたらかなり面白かったのではないかと思う。

結果的には、セフティカーのタイミングでステイアウトしたメルセデスとタイヤ交換したフェラーリが終盤絶妙にボッタス、ベッテル、ハミルトン、ライコネンのポジションで2秒以内に連なって走ったので見応えがあった。上位陣がこんなに接近して走ったのはもう何年も記憶にない。
2016年の最終戦に、先頭のハミルトンがわざとアクセル抜いて、ニコが後続車に食いつかれるように加減して走った時に上位陣が接近したことはあるが、あれは各車が全速で走っていなかったので意味がない。

ハミルトンは悔しさのあまりにゴール直後のインタビューをすっぽかしていたが、チャンピオンたるものそういうことはしてはいけない。歴代の中でも最速クラスのドライバーだが、品格に欠けた行動をしていると現役引退後はあっさり忘れさられるかも知れない。オレの前を走っていないヤツは黙ってろ! の力技が通用するのは、走っている現役の時だけだから。

対照的にメディア上での対応にそつがないのがベッテルで、セッティングの上手さや戦略性の高さから言っても、現役引退後もどこかのチームのアドバイザーや監督になる可能性が高い。将来への布石のためにも、フェラーリでチャンピオンになって箔をつける必要がある。
今年はフェラーリがポカしなければ、ベッテルがタイトルを取りそうな気がしてきた。



中団はなかなかレースが荒れた。エリクソンがDRS開きっぱなしでコーナーに入ってすっ飛んでセフティカーが出たが、セフティカー明けでグロージャンがサインツに突っ込んでまたセフティカーになった。

エリクソンもグロージャンもクラッシュ常連で頂けない。特にグロージャンは他車を巻き添えにすることが多い。グロージャンは1戦出場停止ぐらいの具体的なペナルティを与えないとまたやるだろう。

2度めのセフティカー明けでは、マグヌッセンがアロンソに幅寄せして押し出して前に出たが、マグヌッセンにはお咎めなしだった。
(グロージャンミサイルとマグヌッセンの幅寄せはもはや常習犯)

ペレスが追い越し禁止区間でガスリーを抜いたような感触もあり、違法かどうか微妙なラインだったがこれもお咎めなしになった。

違法かどうかグレーゾーンの抜き方をしたこの2か所のところが、終盤の中団の激しいバトルになった。そりゃ抜かれた方からしたら、なんでアイツにペナルティが出ないんだ!? とヒートアップするのは当然。

前の方も競っていたので中継映像はほとんど先頭ばかりだったが、タイム差表示のところがアロンソとガスリーが攻めていることが読み取れて手に汗握った。

アロンソは上手くマグヌッセンを抜けたようだが、ガスリーはペレスを抜いた時に当てたということで5秒ペナルティ+2点のペナルティポイントが付けられた。



ペレス VS ガスリー のリプレイを見ると、左のターン17から右のターン18の切り替えしのところで当たっている。

ターン17にインを差して入ったのはガスリーが先で、ターンインも成功していたからガスリーは違法な抜き方をしたわけではない。

コーナー入口で遅れたペレスが巻き替えすために、ターン18に向けて早めに加速しようとしたところにガスリーが内側から当てた感じ。

ターンインはガスリーが先だったが、アウト側にペレスのスペースを残さなかったと言える。実際には内側の縁石にガスリーが乗り上げた反動で右に少しブレてぺレスに当てたようだった。
故意にぶつけたりブレーキングミスという感触ではなかったが、結果としてポジションはガスリーが得したので、ガスリーに5秒ペナルティは妥当だと言える。

しかしこのくらいの接触だと、やったのがフェラーリかフェルスタッペンだったらお咎めなしなんじゃないかという気がした。

かつ、5秒ペナルティは分かるが、ペナルティポイント2点は余計な気がする。レーシングインシデントか違法行為かのギリギリラインぐらいで2点つけるなら、グロージャン、マグヌッセン、エリクソン、ストロール、フェルスタッペンはとっくに出場停止になっていないとおかしい。

この件で2点なら、ハミルトンに突っ込んで最下位に落としたライコネンは4点、サインツに突っ込んでリタイヤさせたグロージャンには6点ぐらいつかないとつり合いが取れない。どうも裁定に一貫性が感じられない。フェラーリ勢に甘いFIAが透けて見える。


■F1イギリスGP決勝:大波乱のレースをベッテルが制す。最後尾から追い上げたハミルトンは2位
(AUTOSPORT web - 07月09日 00:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=186&from=diary&id=5191507
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