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2018年07月03日03:05

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メルセデスが2台マシントラブルという珍しい結果

レースは久々にフェルスタッペン優勝で、オランダの母国GPがないフェルスタッペンにとっては、レッドブルのホームのオーストリアがホームレースなので、スタンドがオランダナショナルカラーのオレンジ一色になっている中の優勝はすごい盛り上がりだった。

オーストリアのレッドブルリンクサーキットはストップ&ゴーのパワーサーキットで、レッドブルはパワー不足に苦しんでいたので予選はイマイチだったから、この結果はちょっと驚き。

しかしレース展開としては、想定より高い気温と路面温度によるタイヤのブリスター(ゴムが沸騰して破れる状態)発生を庇うために各車ペースを落として走っていたので、今ひとつ退屈な展開だった。ほとんどの車がブリスターに苦しんでいる中、けっこうハードな乗り方をするフェルスタッペンにブリスターが出なかったのは意外だった。

そしてレッドブルはまたリカルドにマシントラブル。トラブルがリカルド車に偏っているので気の毒だ。これでレッドブルがフェルスタッペンをエース扱いするようだと、リカルドは出来れば移籍したいと考えるだろう。まぁ空きシートがないのだが。



メルセデスが二台ともマシントラブルでリタイヤしてしまい。勝負所はありませんでしたというレースになってしまった。
ボッタスが油圧を失ってギヤチェンジできなくなるトラブル。ハミルトンが燃圧低下でパワーダウン。エンジン本体のトラブルではなかったが、冷却不足が原因ではないかと疑えるトラブルだった。この週末、メルセデスに速さがあっただけに残念だった。

あとメルセデスは、バーチャルセフティーカーが出た時にハミルトンをタイヤ交換に入れないという戦術ミスもあった。これもメルセデスにしては珍しい失策で、色々立て直しが必要なのではないかと思えた。



フェラーリは予選はメルセデスの後塵を拝したが、フェラーリの車はタイヤに優しくてブリスターが出難いようで、レースの終盤がペースが良かった。あと5周あったらライコネンが優勝していたかも知れない。
ライコネンが勝つレースは久しく見ていないので、フェルスタッペン VS ライコネンでラスト数周がバトルになるところは見てみたかったが、届かなくて残念だった。

フェラーリの2位3位で、チャンピオンシップはベッテルが僅差でトップに返り咲いた。メルセデスはボッタスが脱落した形なので、チャンピオンシップはほぼベッテルとハミルトンの一騎打ちになってきた。



トロロッソは、また1周めで絡んでしまって残念な結果になった。

バンドーンが後ろからガスリーに突っ込んで、バンドーンはフロントウィング、ガスリーはアンダーフロアを壊し、ガスリーはダウンフォースを失ったのでタイヤの消耗が激しく、中盤までは一桁順位で頑張ったが、終盤にタイヤが尽きて次々と抜かれてしまった。

バンドーンに追突された状況について、フランスGPではガスリーがオコンに追突したのだからガスリーも同罪なのでバンドーンにペナルティが出るわけがないという批判的コメントが出ていたが、フランスの1周めトラブルは先にオコンに突っ込んだグロージャンに非がある。
グロージャンにぶつけられたオコンがコントロールを失って不規則な動きで内側に巻き込んできたから、ガスリーはかわせずに突っ込んだのがフランスのアクシデントなので、ブレーキングミスしたバンドーンと同列には語れない。

しかしトロロッソ・ホンダはちょっとでもミスしたり遅いと激しく叩かれるので、Noミスじゃないといけない。とにかくホンダはメディアからも世論からも憎まれている。

なぜホンダがこんなに憎まれているのかを調べていたら、興味深いことが分かった。
乗用車の世界シェアは、トップ3は1000万の桁に行っていて飛び抜けていて、4位のGMも960万なのでそこまでが1部リーグみたいな感じだが、5位から7位が中団グループのようになって競っている。

5位 現代・起亜
6位 フォード
7位 ホンダ
となっていて、5位と6位は前年比で下げたが、7位は前年比で上げているので、このまま推移すると、ホンダが中団のトップになる可能性がある。

ヒュンダイがそんなに売れているとはまったく知らなかった。日本では当然の不人気だし、巨大新興市場の中国でヒュンダイが売れていないので、もっと下だと思っていたら、アメリカとドイツで売れているらしい。特にドイツでは近年、大幅に伸びたそうだ。

車に関してはフランスが反日的で、そのフランスですら日本車の方がずっと売れているのに、ドイツでヒュンダイが売れているのは意外だったが、メルケルが親中韓のグローバリストという点から考えると納得ではある。
ヒュンダイはドイツでシェアを伸ばすために、ものすごい安売り戦略をしたらしい。性能で極端な差がないなら、値段が半額だったらやっぱり買ってしまうだろう、庶民は。

そんなわけでヒュンダイは、VWやトヨタのような巨人には敵わないにしても、第二集団の中ではトップでいたい野望があるので、第二集団でライバルになるホンダは徹底的にディスらないといけない動機がある。

ヒュンダイ様にホンダをディスる動機があるならば、もちろん日本のマスコミはそれを忖度するし、マスコミを素直に信じる日本人はその通りにする。

そういう政治背景があるので、トロロッソ・ホンダは何事も完璧にこなさないといけない。



このGPで、ルノーワークスは一台エンジンブローしたし、優勝こそしたもののレッドブルは最高速で後れを取り、マクラーレンは当然ながら遅かった。
予選の最高速計測を見ると、決勝でエンジンブローしたヒュルケンベルグ以外はワーストを占めていて、ルノーエンジンのピークパワー不足を露呈している。ヒュルケンだけ速かった(パワーを絞りだしていた)から、決勝でブローしてしまったとも解釈できる。

ルノーエンジンはそれだけ遅く、ブローも出たにも関わらず、特に日本人から批判的な意見は出ていない。なぜか忖度が働いているようだ。まぁルノーなんてどうでも良いのかも知れないが。

それだけ遅くて壊れるルノーから、レッドブルがホンダに乗り換えるのは必然的結果だったが、レッドブルがそう発表するまで信じない人が多数だった。

レッドブルがホンダに乗せ換える噂は信じないが、ニューウィーがレッドブルからルノーに移籍する噂(チームも本人も否定)については拡散しようとする向きが見られた。

ホンダ憎しのあまり、ルノーを贔屓する変な現象が起きてきている。昨年はそれがマクラーレン忖度だったが、マクラーレンがあまりにも無様なので、ルノー贔屓に乗り換える傾向なのかも知れない。

それにしてもマクラーレンは酷い。バンドーンが追突したのも、モチベーションを失っていて集中を欠いているせいではないかと疑える面がある。
そんだけ不調の中、ピットスタートから8位まで上げたアロンソはさすがだった。荒れるレースではさすがに光るものがある。腕は良いだけに発言が残念でならない。もっと慎重に発言していれば、今頃勝てるシートに座っていたはずなのにね。



■【順位結果】F1第9戦オーストリアGP決勝
(AUTOSPORT web - 07月01日 23:51)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=186&from=diary&id=5180965
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