人生で一番びっくりした試合

日本、2大会ぶり3度目の決勝T進出…ポーランドに敗戦も“フェアプレーポイント”で突破
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いままでクラブ、代表の試合を数多く見てきたがここまで露骨に時間稼ぎ
した試合は無かった。ある意味、人生で一番退屈な試合だった。決勝トー
ナメントに行くのが目的なのでプライドは捨てたのだろうが「武士道」精
神がある日本人としてはやはり納得のいかないところがある。
もっとも決勝トーナメントでもし、勝ってベスト８まで行けたら、そのと
きに今日の試合は意味があった試合になるのだろう。
今日の試合での最大の収穫は控え組が戦力にならないことが判明したこと
だろう。宇佐美は意外と守備やチームプレーで献身的であったのがビック
リであった。普段からこの姿勢で挑めば元々才能はある選手なので今日の
ような試合での姿勢で今後は頑張って欲しい。逆に武藤はダメだった。
一本良いシュートはあったがセンタでフリーになっていた宇佐美をスルー
してドリブリで右サイドに流れていったのはどういうことなのでろうか？
あくまで自分でシュートするという選択肢しかなったのだろうな。それで
も１点でも決めれば良かったが結果を出せなかったので私が監督なら次の
試合での投入は考える。後、中盤で緩慢なパスを出してポーランドにカッ
トされそうなったり、先制点の起点となったFKを与えた山口も今後起用す
るか微妙である。おかげで柴崎がさらに疲労困憊になっていた。柴崎は決
勝トーナメントまでスタミナが持つのか心配だ。
槙野も微妙だ。そのまま見逃せば自分たちのゴールキックになるものを
何故か蹴ってクリアして相手にCK与えたり、レバンドフスキに意味不明
なファール（たぶん相手が見えていない）。推測だがやはり槙野はワール
ドカップという舞台と決勝トーナメント出場がかかった試合という雰囲気
で冷静さを欠いたのかもしれない。もう少し様子を見ないといけないかも
しれないが視野が狭いように感じた。
いまさらだが決勝トーナメントはベスト８まで行けば超合格点。
次の対戦相手はイングランドかベルギー。どっちが来ても勝てる気がしな
い。2002年は引き分けた相手だがいまのベルギーは優勝してもおかしく
ないので参考にもならない。仮に勝てたしても次はメキシコかブラジル。
全然、勝てる気がさらにしない。
もっともワールドカップが始まる前は本田の卒業旅行とか揶揄されていた
ことに比べればはるかにましな状況ではある。
岡崎は怪我なんだろうな。たぶん、彼のワールドカップは終わったのだろ
う。お疲れ様。代表50ゴールは素晴らしい記録。