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2018年06月24日01:41

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すべてが外れだった日

 今日は上野オークラ劇場、シネロマン池袋をはしごして、ポルノ映画を四本も観た日であった。
 ところが観た四本、どれも面白くなく、SNSで感想を書く気も起きないものばかりという、珍しい日であった。
 こんな日があるとは思わなかった。
 でも、観たうちの二本は書きたいことがあるので、ここで書く。

 まずは、上野オークラ劇場で観た松原一郎監督の『折檻調教 おもちゃな私』。
 ハプニングバーで勤め始めた女性がそこでこなわれるお客の淫乱な行為を見ていくうちに、自分の中にある淫乱さに目覚め、その快楽に溺れるという内容であった。
 まず、照明が色を付けたりして綺麗な明かりを作ることで画面が美しく作られていた。それによってバーや主人公の部屋で行わる淫乱な行為を非日常的光景にし、不快さを与えていないようにしているのが良かった。
 また、主役を演じる吉行由実さんの体をはった淫乱な行為、そして、それにぼれる演技が素晴らしく、それもこの映画の不快さを弱めるものがあった。
 ところが、話が完結しているのに、その後、延々に淫乱行為が続くのでとても退屈さを感じた。正直、早く終われと思ってしまった。
 もちろん、このシーンありきの映画というのは理解しているのだが、オイラがこのようなものに興味を持っていなので、その思ってしまうのであった。


 次に、シネロマン池袋に行き、小原宏裕監督、小川節子主演の日活ロマンポルノ『怨歌情死考 傷だらけの花弁』を観る。
 SNSでアメリカニューシネマのようだとか、小川節子が素晴らしいとか、いろいろと好評が書かれていたので、それが気になり期待していったのだけれど、見事、裏切られた。
 ともかく、暗い。
 ある祭りで犯された歌手志望の少女が夢を果たすため上京をし、務めた美容店の客に犯されるは、自分の歌を取られそれで他の歌手が人気者になるは、恋人と再会したらその恋人が殺人を犯し一緒に逃亡をする。
 その恋人も、イラストライターになるのを目標で上京したが、目が出ないは、たまたま入ったヌードスタジオのモデルの片目を潰してしまい、それでやくざの組織に入れせられるは、殺人を犯してしまうである。
 そして、二人は結局逃走中に崖から落ちて死ぬというアンハッピーエンド。
 ここまで救いようがなく、暗い映画は見たことがなく、あまりにも不幸が続くので作り手はちゃんと作っているのかと気になってしまうところもあった。
 もしかしたら、暗さの印象が強すぎて、SNSで書かれているようなことを観ることができなかったかもしれない。
 なんにしろ、これほど後味の悪い映画はこの映画最高である。

 ちなみに、SNSで好評が多く書かれていたからか、今日のシネロマン池袋は普通の女子が結構入っていたという珍しい光景であった。

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