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2018年06月17日23:12

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[考察]RAD WINPS「HINOMARU」問題。

先週あたりにちょっとネットを騒がせた話題について。
かなり下火になったから改めて私的考察を。


人気バンド、RAD WINPSの新曲「HINOMARU」の歌詞が、軍歌の様だと話題になり、作詞者の野田氏が一時謝罪(直後にライブのMCで撤回)したのだ。

ちなみに、歌詞がこちら。
http://j-lyric.net/artist/a04ac97/l0469f5.html



最初見た時、別の意味で「ヤバいな」とは思った。
と、いうのも。
余りにも空疎というか、陳腐というか。
とにかくクオリティが低いとしか言いようが無い代物だったから。


この歌詞を読んで共感したり「何が問題なんだ」って言ってる方々は、断言するけど、全く理解してない。

例えば「御霊」という単語。
激甘な採点をして好意的に解釈すると、「魂」と同じモノだと勘違いしているのかなと。
だとしても、「魂」は「流れる」ものではなく「宿る」ものだし、「流れる」と言いたいなら「血潮」あたりが適切だろう。
当然ながら「御国」に魂は無いし。

他にも多々あるけど、端的に言って「なんとなく愛国心っぽい単語を拾って適当に作った出来損ないのパッチワーク」というのが、個人的なこの歌詞の評価だ。

何より問題だと思うのが、この歌詞が出来てからリリースされるまでに、周りに居たスタッフ等の誰一人、この程度の指摘さえしてくれなかったという事実だ。
歌の両輪は、言うまでも無く曲と歌詞だろう。
その意味でこの歌は、プロフェッショナルが世に送り出す商品として、余りにもクオリティが低いと言わざるを得ない。

もちろん、だからと言ってこの歌を封印しろなどと言うつもりは毛頭無い。
ただ、もしも彼等にプロフェッショナルとしての矜持があるのなら、自主的に封印する駄作であることは断言する。
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