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2018年06月10日22:38

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今日のコンサート

休養のおかげで体調が回復、三軒茶屋まで行く気力が戻ったので行って来ました。
フランス歌曲の午後〜ドビュッシー没後100年記念シリーズ 其の2@三軒茶屋サロン・テッセラ
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没後100年のドビュッシーの生涯を通じて創り続けられた歌曲をいろいろな角度から聴くシリーズ、今回は作曲家ドビュッシーがデビューした1870年代のフランス歌曲の概観と、ヴェルレーヌの「雅な宴」を中心にしたシアターピース仕立てという二本立てです。

前半は、ドビュッシーがサロンにデビューした頃のヴァニエ歌曲と器楽曲、当時フランス楽壇を席巻していたグノー(今年は生誕200年)とサン=サーンスの歌曲、そしてドリーブが「カディスの娘」と同じミュッセの詩を用いたドビュッシーの珍しい二重唱歌曲「スペインの歌」という、サロン文化全盛期のフランス歌曲のア・ラ・カルト。
福田先生と駒井さんの対照的な声の饗宴に酔わされました。坪井さんの端正な笛が華を添えます♪

後半は解説の代わりに「雅な宴」の原詩をベースにしたシナリオが語られ、仮面を着けた歌い手が演技をまじえて歌う素敵なステージです。男装の麗人(恐らくヴェルレーヌ)に扮した駒井さんと、恋人に扮した福田先生がそれぞれの声に合った歌を担当し、坪井さんの独奏をはさみながら「雅な宴」を繰り広げます。「感傷的な対話」ではお二人が本当に「対話」するという対照的な声の持ち主ならではの試みもあり、女声二人の華やかで艶やかな歌と、オペラでの経験が豊富なお二人の宝塚を彷彿とさせるような「演技」もさすがの素晴らしいステージでした♪
早川さんのピアノはいつもながら端正で、フランス歌曲の多彩な世界を歌を支えつつ華麗に表現して素晴らしいステージに華を添えていました。
次回は9月、マラルメがメインテーマとのこと。今から楽しみです♪
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