余りに 綺麗な アジサイに見とれ、車を止めて写真を撮っていたら、
「どうぞ、ブルーベリー食べていらっしゃい」
「アジサイ、良かったら 切ってあげるから お持ちなさい」
と、優しい声がした。
声をかけてくれたのは、年配の女性だった。
そばに、 同じような年代の女性がもう一人と、若い女性が一人。
植えてから 10年、というブルーベリーをもいで 食べながら、
私 「美味しいですねえ。 ええと、こちらの お嬢さん ですか?」
「いいえ、私の幼稚園時代の先生の おうちなんです。 母が親しいもので 遊びに来てるんです」
私 「そう、きっと 当時から優しい いい先生だったんですね」
「はい、とっても」
このアジサイの写真は、母にも 他の入院してる方々にも喜ばれた。
夫と口喧嘩して プイッと川越に向かったが、私の心を慰めてくれる 美しいアジサイと優しい人との出会いだった。
お別れしてからも、助手席のアジサイで 今の思いがけない出会いを反芻しながら落ち着いて運転できた。
なんで 喧嘩したかって?
味噌汁を飲むか、飲まないか。
くっだらねー
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