母 「梅雨に入ったらビワは腐ってしまうから その前に収穫しないといけないんだよ」
と、いうわけで 近所の篠崎さんと島村さんと協力して ビワ取りをした。
母に差し入れしたら大喜び。
「やっぱり モギビワが一番うまいねえ」
そう、この木は「茂木ビワの木」 果実は、長丸で甘みが強い。
東京で茂木ビワが収穫できるとは
宇和島の実家には、もう一種類、大きな果実の「田中ビワ」 があった。
こちらは 甘みが少ないが 形が立派なので 新聞紙を敷いた大きな木箱にきれいに並べて 市場に何箱も出荷していた。
学校から帰って ビワがあると、 ゴミ箱の上にしゃがんで食べまくったなあ。
都会の人のように 皮を剥いたりしない。 手で表面の細かい毛をぬぐって そのままパクリ。皮とタネをペッと出したら すぐ次。 30個くらいはあっという間。
見ていた 婆ちゃんが呆れて
「ふみちゃん、惜しみをかけるわけじゃないが お腹こわさんようにな」
と、言ったっけ。
ビワ取りの途中、首が痛くなって少し残しておいたのを、「間もなく梅雨入り」の報を聞いて 今朝、行ってみたらすっかり 無くなってる。
カラスのお腹に入ったらしい。
そう言えば、建て替える前の窪町小学校の校庭。「カヤの木」のそばに ビワの木があったなあ。JR大塚駅の南口にも大きなビワの木があったが どちらも切られてしまった。
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