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2018年06月01日01:23

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最後の最後に

今日で朝に行っている掃除の現場は、最後の日であった。
期間が短かったのと、理由が理由だけに何も感じるものはなく、最後の日の仕事をしていくのであった。

オイラの後釜、アダ名を山形勲と呼んでる方は記憶力と動きが鈍いのが欠点だが、やる気はある方なので、とりあえずは安心していた。
だから、今日はオイラは何もせずにただ見て、困っているようだったら助ける形でやっていこうと決めた。

山形勲さんは掃除機のかけかたは雑な所はあるが、ポイントはしっかり押さえているので、とりあえずは安心していた。
ところがである。
山形勲さん、ゴミの回収を仕分けをしないでゴミ袋に入れているのである。
山形勲さんが言うには、最後にゴミ庫で仕分けをする、というのである。
オイラはゴミ庫は業者、建物の中の会社の人が通られたりして邪魔になるから止めた方がいい、と言った。
それに対して、勲さん、ゴミ回収の業者が来る時間を聞いていて、その時間でなければ大丈夫というのであった。
正直オイラは勲さんが何でそんなことをいうのかわからず、とりあえずやらせることにした。
そして、ゴミが入った袋はいつも以上の数となり、大きい台車はゴミ入りの袋で一杯となっていた。

勲さんはゴミの回収を終えたのだが、すぐに次の仕事に向かおうとしたので、オイラはゴミの仕分けをしないんですか、と尋ねた。
勲さんは全部の仕事を終えてからやるというのである。
オイラはゴミ回収をしてから仕分けをすると思っていたのだがそうでないと知り、こんな大きな台車があったら邪魔になるでしょ、と言い返した。
そして、勲さんは、今仕分けをすると言ったので、ほぼ完璧に仕分けしてください、と言った。
東京都は仕分けに関してうるさく、仕分けがひどいと注意を受けるからである。
そして、作業の終了時間を考えて10分くらいで終わらせてください、と言ったら、勲さんは無理ですと言うのであった。
オイラは再び邪魔になると仕分けを厳しくさせる理由を伝えたが、勲さんは不服な顔をするのであった。
結局、その後の作業の時間の関係で仕分けを最後にさせることにし、勲さんは全体の作業を終えてからゴミの仕分けをするのであった。

最後の最後に、山形勲さんには困ったであった。
金曜日からは勲さん一人である。
正直、どうなるかは不安だ。
でも、オイラは次の日からはもういないのである。
山形勲さんが何もしないことを祈るのみであった。

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