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2018年05月31日01:51
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■「死後の世界」�ぁ屮船戰奪隼犲圓僚顱�
（続きです）
■「寂静尊の神群の現出」
https:/
■１日目（寂静尊現出の１日目。死後３日目）
失神から目覚めると自分には何が起こっているのかわからない状態なので、
先ず、死者は今、「バルドー（死後の中間状態の世界）」にいることを理解させる。
その時に、輪廻の進行が反転して、
ありとあらゆる幻影が、光明と体を持った姿で現れる。
虚空すべてが、群青色の光となって現れてくるであろう。
�，海了�に、中央のディクレイダルワという名の仏の世界（法界）から、
尊い世尊である毘盧遮那如来（大日如来。ヴァイローチャナ）が白色の身体をして獅子の背に座し、手には八幅の輪をかざして、女尊アーカーシャ・ダートゥーヴィー・シュヴァリ（虚空界自在母）と接吻した姿で、汝自身のほうへ向かって現れてくるであろう。
意識の集まり（識蘊）からできている、根底から清浄であって、群青色をした仏の世界の叡智であるもの、明瞭で光沢のあるもの、幻惑させるように輝くものが、
ヴァイローチャナ如来（男女両尊）の心臓から出て、汝の面前に近づいてくる。
これは、眼が痛くて、とても直視できないほど強力な光である。
http://
と同時に、
�△海離凜．ぅ蹇璽船礇頁〕茲龍�烈な光に伴って、
諸々の天界の存在、諸天に属する幻惑させることがないほどに微弱な白色の薄明かりも、汝の目の前に近づいて来るであろう。
●この時に汝は、悪いカルマ（業）の力に影響されて、
群青色に光り輝く光明であるこの仏の世界の叡智に対しては、恐怖を抱き、怖れを生じて逃げ出すであろう。
そして、かの諸々の天上界の存在の、幻惑させることのないほどに微弱な白色の薄明かりの方に、汝は喜びの思いを生じて、近づくであろう。
しかし、この時に汝は、心を乱すばかりに明るくて、幻惑させるばかりに大いに輝く、最高の叡智であるこの群青の光明におののいてはならない。
怯えてはならない。
これは如来の光明であり、仏の世界の叡智である。
これに敬慕の気持ちを寄せるべきである。
これは、尊いお方であるマハー・ヴァイローチャナ（大毘盧遮那如来）の慈悲の光明である、と考えて祈念するがよい。
これは尊いお方であるマハー・ヴァイローチャナ如来が、バルドーの難関で汝とお会いになるために、お出でになったのである。
これは、ヴァイローチャナ仏の慈悲の光明である。
●諸々の天上界の存在の幻惑させることにないほどの微弱な白色の薄明かりの方に、喜びを抱いてはならない。
こちらに執着してはならない。貪り求めてはならない。
これに執着する時には、諸々の天上界の存在の境涯に辿り着いて、
そのあとは地獄、餓鬼（低級霊）、畜生（動物）、阿修羅（アスラ）、人（人間）、天（欲界の天界）の「六道」に輪廻することになるであろう。
この薄明かりは、解脱の道を妨げる邪魔ものであるので、これに目を向けてはならない。
●この群青色の幻惑させるばかりの色彩の光明の方に、ヴァイローチャナ仏の方に、敬慕の気持ちを寄せる、強く求め願う気持ちを寄せるべきである。
●そして、次のような祈願の言葉を、導師である私のあとに従って繰り返すがよい。
激しく、熱心にこの祈願の言葉を唱えることによって、汝はヴァイローチャナ男女両尊の心臓の中に、虹の光となって溶け入り、曼荼羅の中央のガナディーユーハという仏国土（蜜言上度）においてサムボガカーヤ（報身）を得て仏となるであろう。
※「眩しさ」は、その世界や如来や神々と、自分との、功徳と精神レベルの差、という相対的なものであるため、
地球で普通に生きてきた人々の魂にとっては、「微弱な白色の薄明かり」のほうも、恐怖するほどに相当に眩しい光に感じて、どちらからも逃げ出してしまうかもしれません。
地上の生活で、愛と慈悲と善行の実践に努め、
悪業をしないように努めて過去生と過去の悪業を浄化してきた魂であって、
はじめて、「欲界の天界」の光が、親しみが感じられる光になるでしょう。
ヴァイローチャナ如来さんの報身の世界は、普段からそうなる生起瞑想に心がけていて、
その世界の光やエネルギーにしばしば包まれたり、慣れ親しんでいてこそ、飛び込めるようになるものと思われます。
（寂静尊の１日〜６日は、この法則は同様に働きます）
■２日目（寂静尊現出の２日目。死後４日目）
ヴァジュラサットヴァ（金剛サッタ）の神群と、地獄の悪いカルマ（業）の２つが汝に会いにやって来る。
この時のお導きは、死者の名を呼んだ後で、以下のように告げる。
心を惑わされることなく聞くがよい。
２日目には、水の元素（水大）からできている、浄化の働きをする白色の光明が現れる。
�，修了�に、東の方の群青のアヴィラティーという仏国土から、
尊いお方であるアクショービア如来が、群青の身体をして、
手には五鈷杵を持ったヴァジュラサットヴァ（金剛サッタ）の姿をとって、
象の座に座し、女尊ブッダローチャナーと接吻した姿で現れてくるであろう。
その周囲を、クシティーガルバ（地蔵）とマイトレーヤ（弥勒）の２菩薩と、
ラースィアー、プシュパーの２女菩薩が取り囲み、
全部で合わせて６体の御仏の姿が現れるであろう。
物質的要素の集まり（色蘊）からできている根底から清浄な白色の光、
白色に輝き、明るくて清く澄み切った大きな鏡のような智慧（大円鏡智）は、
このヴァジュラサットヴァ男女両尊の心臓から発して、
目を開いて直視することができないほどの眩しさをもって、
汝の目の前に近づくであろう。
��同時に、この智慧の光明と一緒になって、地獄の怖気づかせないほどに微弱な薄明かりも差してくるであろう。
この時に汝は、怒りのためにこの畏怖させるような白色の光を怖れ、怯える気持ちを生じて逃げ出して、
地獄の怖気づかせないほどに微弱な薄明かりの方に喜びの思いを生じて、近づこうとするであろう。
しかし、その時に汝は、あの恐ろしく輝く、明るくて澄んだ清い白色の光を恐れることなく、
「これは叡智である」と悟るべきである。
これに敬慕の寄せて、尊崇すべきである。
これは尊いお方であるヴァジュラサットヴァの慈悲の光である。
帰依申し上げます、という敬慕の気持ちを寄せて祈願すべきである。
これば、尊いお方であるヴァジュラサットヴァがバルドーの恐怖、
おののきの中で汝に、会いにお出でになったのである。
ここで、強く祈願して、ヴァジュラサットヴァの光の心臓の中に虹の光となって溶け入り、
東の方のアヴィラティーという仏国土において、サムボガカーヤ（報身）を得て、仏となるであろう。
※ここで、入るべき光を間違えると、「地獄」に入ってしまうようですね。
■３日目（寂静尊現出の３日目。死後５日目）
ラトナサンバヴァ（宝生如来）の神群と人間界の光の道の２つが会いに現れる。
３日目には、地の元素（地大）からできている、浄化の働きをする黄色の光明が現れる。
�，修了�に、南の方の黄色の「シュリーマット」という仏国土から、
尊いお方であるラトナサンバヴァ如来が、黄色の身体をして、手にはマニ宝珠を持って、最高の馬の座に座し、女尊マーマキーと接吻した姿で現れてくるであろう。
その周囲を、アーカーシャガルバ（虚空蔵）と、サマンタバドラー（普賢）の２菩薩と、マーラー、ドゥーパーの２女菩薩が取り囲み、虹と明かりと光線の奥から、
全部で合わせて６体の御仏の姿が現れるであろう。
感受作用の集まり（受蘊）からできている根底から清浄な黄色の光、すべてのものの平等なことを理解する智慧（平等正智）は黄色に輝き、
色とりどりの宝飾によって飾られ、明るく清浄であって、
目を開いて直視することができないほどの眩しさで、汝の面前に近づいて来るであろう。
この黄色の光は、ラトナサンバヴァ如来（男女両尊）の心臓から発して、汝の心臓目掛けて、直視することができないほどの明るさで差してくるであろう。
その時に汝は傲りのために、この畏怖させ怖気づかせる黄色の光を怖れ、怯える気持ちを起こして、逃げようとするであろう。
�△修靴董⊃祐岾Δ寮朕Г良鬱い鼎�せないほどに微弱な薄明かりの方に、汝は喜びの思いを生じて、近づこうとするであろう。
しかしその時に、汝はこの恐ろしいばかりに輝く、明るくて清く澄み切った黄色の光を恐れてはならない。
「これは叡智である」と悟るべきである。
これの上に、汝の意識を何の動きもしないようにのんびりとさせて、放置すべきである。
この黄色の光に対して、敬慕と尊崇の気持ちを寄せるべきである。
またこれを、汝自身の意識の現れであると悟るならば、
特別に敬慕と尊崇の気持ちを寄せることがなくても、また、祈願を唱えなくても、
全ての仏の身体と光明が汝と一体となって溶け入り、汝は仏となることができるであろう。
もしもこれを、汝自身の意識自体の現れであると悟ることができない場合には、
これはラトナサンバヴァ如来の慈悲の光明である、帰依申し上げますという敬慕の気持ちを持って、祈願すべきである。
ラトナサンバヴァ如来の男女両尊の心臓の中に虹の光となって溶け入り、
南の方のジュリーマットという仏国土において、サムボガカーヤ（報身）を得て、仏となるであろう。
※ここで入るべき光を間違えると、人間としての境涯に再生して、生・老・病・死の４つの苦悩に悩まされ、
そののちも、輪廻の境涯に留まってしまい、解脱することはできない。
■４日目（寂静尊現出の４日目。死後６日目）
アミターバ（無量光。阿弥陀）如来の神群と、貪りと物惜しみから出来上がっている餓鬼の微弱な薄明かりの道の２つが、彼らに会いに現れる。
４日目には、火の元素（火大）からできている、浄化の働きをする赤色の光明が現れてくるであろう。
�，修了�に、西の方の赤色のスカーヴァティという仏国土から、アミターバ如来が赤色の身体をして、手には蓮華を持って、クジャクの座に座し、
女尊ターンダラヴァーシニー（白色母）と接吻した姿で、現れてくるであろう。
その周囲を、アヴァロキテイシューヴァラ（観自在菩薩）とマンジュシュリー（文殊菩薩）の２菩薩と、ギーターとアーローカーの2女菩薩が取り囲み、
虹と明かりの奥から全部で合わせて６体の御仏の姿が現れるであろう。
表象作用の集まり（想蘊）からできている、根底から清浄なる赤色の光、
すべての対象を正しく観察する智慧（妙観ザツ智）は、赤色に輝き、
色とりどりの宝飾によって飾られ、明るく清く澄み切っていて、
目を開いて直視することができないほどに眩い。
この光は、アミターバ如来（男女両尊）の心臓から発して、
汝の心臓を目指して、直視することができないほどの明るさで差してくるであろう。
これを恐れてはならない。
これは叡智である、と悟るべきである。
これに対して汝の意識を、憧れと敬慕の気持ちを寄せて、尊崇することが大切である。
これは、アミターバ如来の慈悲の光明である。帰依申し上げます、という敬慕の気持ちを寄せて、祈願すべきである。
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��同時に、この慧仁智（？）の光と一緒になって、餓鬼の怖気づかせないほどの微弱な黄色の薄明かりも差してくるであろう。
この薄明かりを喜んではならない。これに対しての執着を捨てるべきである。
これに執着するならば、汝は餓鬼の境涯に落ちて、耐えがたい飢えと渇きの苦悩を味わうであろう。
その時に、激しい貪りの結果として、
汝はこの畏怖させる赤色の光に対して、怖れ怯える気持ちを生じて、逃げ出すであろう。
逃げてはならない。恐れてはならない。
逃げたとしても、この光明は汝自身として離れることなくついて来るであろう。
これはアミターバ如来の慈悲の光明の指針であるから、敬慕の気持ちを寄せるべきである。
これを、「汝自身の意識自体の現れである」と悟るならば、特別に敬慕と尊崇の気持ちを寄せることがなくても、祈願を唱えなくても、全ての仏の身体と光明とが汝と一体となって溶け入り、汝は仏となることができるであろう。
西の方の赤色のスカーヴァティという仏国土において、サムボガカーヤ（報身）を得て仏となるであろう。
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※ここまで詳しく阿弥陀如来さんの仏国土のことが書かれていると、瞑想でその世界に行くことが容易になりますね。
どんなところか、一度行ってみたいですね。
■５日目（寂静尊現出の５日目。死後７日目）
�‖困い�方であるアモーガシッディ（不空成就如来）の神群が、
慈悲の光明を伴って、会いにお出でになるであろう。
�△泙拭�貪りと嫉みから生じた阿修羅の薄明かりの道も現れるであろう。
５日目には、風の元素（風大）からなる、浄化の働きをする緑色の光明が現れるであろう。
�，修了�に、北の方の緑色のカルマクータという仏国土（ゴウシャク浄土）から、
尊いお方であるアモーガシッディ如来が緑色の身体をして、
手には光徳鈷（？ヴィーシュヴァー・ヴァジュラ）を持って、ガルーダ鳥の腰に座し、女尊サマヤ・ターラーと接吻した姿で、眷族を伴って現れて来るであろう。
その周囲を、ヴァジュラ・パーニ（金剛主）とツァルヴァニー・ヴァラナビー・スカンピン（女凱生？）の２菩薩と、ガンダー、ナイヴェーディアーの２女菩薩が取り囲み、
虹と光線の奥から全部で合わせて６体の御仏の姿が現れるであろう。
形成作用の集まり（行蘊）からできている、根底から清浄な緑色の光、すべての者の利益を導く働きの智慧（常勝幸）は緑色に輝き、明るく清く澄み切って、
恐ろしいばかりにおぞましく、色とりどりの宝飾によって飾られている。
この光が、アモーガシッディ如来（男女両尊）の心臓から発して、汝の心臓目掛けて、
直視することができないほどの明るさで差してくるであろう。
これを恐れてはならない。
これは汝自身の自らの叡智の働きであるのだから、執着・反発のどちらもしてはならない。
汝の意識をこの光の上に、遠近の区別もない、平等不偏の大いにのんびりとした状態に放置すべきである。
ひして、「これはアモーガシッディ如来の慈悲の光明である。帰依申し上げます」
という敬慕の気持ちを寄せて、祈願すべきである。
�△海留鍛劼慮�明と同時に、
嫉みという原因から生じた、怖気づかせないほど微弱なアスラの赤色の薄明かりが、汝に近づいて来るであろう。
これに執着あるいは反発のどちらもしてはならない。
平等不偏の気持ちで、瞑想を行うべきである。
これらの光と薄明かりの、２つの本質を悟る智慧が、汝に十分にない場合であっても、
このアスラの薄明かりの方を喜んではならない。
これに執着するならば、汝はアスラの境涯（修羅道）に堕ちて、闘争と口論の耐え難い苦しみを味わうであろう。
■６日目（寂静尊現出の６日目。死後８日目）
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５つの仏が、それぞれ女尊と従属する神々（眷族）を伴って、一斉に現れてくる。
この時に、地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人、天の「六道」の６つの薄明かりが、同時に現れるであろう。
〜全ての仏たちの総祖先である普賢男女両尊が、また現れるであろう。
サムボガカーヤ（報身）の神群４２尊が、汝自身の心臓の奥から外に出てきて、
汝の目の前に現れるであろう。
これらを、汝自身の純粋な投影が現出したものである、と知るべきである。
※神も、如来も、天国も、仏国土も、
すべての真実や実在は、自己の内側にあるのであって、
自分の外側にあるものは内側にあるものの顕れだからですよね。
※ただ、言葉で「恐ろしいばかりに輝く、明るくて清く澄み切った光」とか、「直視することができないほどの明るさで差してくる光」と、いくら言葉で言われても、
体験してみないとどれくらい恐ろしい眩しさなのか、わかりませんよね。
だから、ヨガや仏道修行をしたことがない普通の人たちは、「チベット死者の書」を毎日読んであげても、眩しい光の方になかなか飛び込める人はいないわけです。
読まれている漢字の言葉も、初めて聞いた専門用語の場合は、その言葉を思考の中で適切な漢字に変換できませんから、意味不明な言葉になってしまいますよね。
だからこそ、生前で瞑想修行や仏道密教修行を行なって、そういう光を実際に体験して、慣れ親しんでおくことが大切なわけです。
■７日目（寂静尊現出の７日目。死後９日目）
�＼蕎瑤淵�ァーサルパナ（虚空遊行）の世界から、リディヤーダラ（持行者？）とダーキニーの神群が、汝に会いにお出でになる。
※美しくも、恐ろしい姿ですね。その上に、轟音の大音響です。
�△海了�には、煩悩のある者、すなわち愚かさ、無痴からできている動物（畜生）の世界の薄明かりの道によっても、汝は迎えを受けるであろう。
※ここが、寂静尊への導きの最終関門（最後の砦）です。
ここまでに、救済されないと、この後は言葉に尽くせないほどの
恐怖の世界が続くことになります。
■憤怒尊の神群の現出
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●「密教（秘密の教え）」と「顕教（一般の教え）」の差異
� 嵬�教のヨーガ」を実践する行者は、
◆最低の者の中の、さらに最低の者であっても、
血をすする憤怒尊を見ると、昔の親友と会席したようにすぐに見分けて、
これが自分の守り本尊であると悟ることができる。
https:/
これに敬慕の気持ちを寄せて、この守り本尊と不ニ一体となって溶け入り、
仏になるのである。
密教の行者は、人間として生きていた時から、常に、これらの血をすする神群を目の当たりに思い描いて瞑想し、供え物を捧げて奉仕をしたり、賛美をしたりして生きているからである。
これらの憤怒尊が、絵に描かれたものや、像に刻まれたものを見たことがあるだけでも、今ここにお姿が現れてきた時に、すぐにそれと見分けて悟ることができるので、解脱できるのである。
これは、この「密教」が極めて強力な神秘（加持力）を持っているためである。
◆「密教」の行者の中で、中程度から上級の者たちで、
「生起のプロセス（生起次第）」と「完成のプロセス（苦行次第）」の瞑想を行なった者や、
「マントラ（真言）」を唱えることなどの実習を行なった者は、
このチョエニ・バルドー（存在本来の中宇）にまで彷徨ってくることはない。
彼らの吐く息が絶えると、すぐに、リディヤーダラと、シューラーと、ダーキニーなどがお迎えに来て、必ず清浄なクァーサルパナの世界へと案内してくれるであろう。
その証拠となる徴として、空は曇りなく、彼らの姿は虹と光に溶け入り、花の雨や、薫香の香りが満ちる。
虚空には楽器の音や光明が現れ、それに遺骨や舎利杯に聖像などが現れる瑞兆が出る。
それがその証拠である。
◆ゾクチェン（大苦境）およびマハー・ムドラー（大印契）の瞑想を行なってきたヨーガの大行者たちは、チカエ・バルドー（死の瞬間の中宇）の光明の本質を悟り終えると、ダルマカーヤ（法身）を獲得する。
彼らに対しては、この「バルドーにおける聴聞による大解脱」を唱える必要はまったくない。
チカエ・バルドーの光明の本質を悟っていれば、ダルマカーヤは獲得されるからである。
◆チョエニ・バルドー（存在本来の姿の中宇）において、寂静尊と憤怒尊の幻影が現れたときに悟り終えていれば、彼らはサムボガカーヤ（報身）を獲得する。
◆シパ・バルドー（再生へ向かう迷いの状態の中宇）において悟ることができれば、
彼らはニルマーナカーヤ（変化身）を獲得するのである。
彼らは、天上の世界の住居に生まれる。
そして、このありがたい教え（法）と出会うことができれば、
そののちに再生する境遇においても、安楽の生活のカルマ（業）を連続して受けることができるのである。
�∋爐盟阿法⊃祐屬箸靴得犬�ていた時に、戒律を堅固に守ってきた和尚や、顕教の学者が、仏教の実践にどれほど熱心に努力をしてきても、
また、仏によって説かれた教えに、どれほど精通していたとしても、
彼らが死んだときには、遺骨や舎利盃に仏の聖像が出たり、虹の傘がかかったりする不思議な瑞兆は現れないであろう。
このような人たちは、生前に密教を心に抱くことがなかった。
彼らは、「密教」に対する侮蔑の言葉をまき散らしてきた。
密教の神群に対して、生前に面識がなかったから、
バルドーの状態でこのような神々が現れても、それと見分けることができないのである。
以前から面識がないものが突然に見えると、これを敵と見做して、これに対して敵意を生じてしまうであろう。
そしてそれが原因となって、地獄などの悲惨な境涯に落ち込んでしまうであろう。
いかに良い人たちでも、彼らの内面には密教の実習をした経験がないので、
彼らの死後に遺骨や舎利盃に不思議な瑞兆が現れたり、虹の光などの徴が現れたりしない。
「顕教」とはこのようなものなのである。
●この「バルドーにおける聴聞による大解脱」と「タクによる解脱」の２つがそろえば、トルコ石の象嵌によって飾られた黄金製の曼荼羅にも似た素晴らしいものということができる。
これら２つを唱えるべきである。
※延々と、４９日まで続けるわけにもいきませんし、要点は今回分で記しましたので、
「チベット死者の書」の解説は、ここで中断させていただきます。
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●以上の救済によっても仏になることができず、「六道輪廻転生」の落ちた魂さんの「死後の世界と転生」（一例）の 「死後の世界と転生」の総まとめ的なビデオ
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実は、一昨日、本を出版していただけることが決まりましたので、
これから本気で、本の原稿を執筆しないといけなくなったからです。
�ゞ縮�深くて、�△�つ深い内容を、�Ｊ�かりやすく、を心がけて、
解説の多面性も深さも、既存の書籍にない、地球人類にとって、いつの時代であっても、真の自己実現に役立つような内容のものを書きあげれたらいいなぁ、なんて思っています。
どれくらいで出来上がるのかはわかりませんが、半年以内には書店に並ぶようにがんばろうと思います。
出版されたときは、お知らせしますので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。
また、不定期にはなりますが、ブログの更新は適時させていただきますので、
今後も時々、覗いていただけたら嬉しく思います。
いつもありがとうございます。
みんなが神の子：神の子クリシュナ
■「寂静尊の神群の現出」
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■１日目（寂静尊現出の１日目。死後３日目）
失神から目覚めると自分には何が起こっているのかわからない状態なので、
先ず、死者は今、「バルドー（死後の中間状態の世界）」にいることを理解させる。
その時に、輪廻の進行が反転して、
ありとあらゆる幻影が、光明と体を持った姿で現れる。
虚空すべてが、群青色の光となって現れてくるであろう。
�，海了�に、中央のディクレイダルワという名の仏の世界（法界）から、
尊い世尊である毘盧遮那如来（大日如来。ヴァイローチャナ）が白色の身体をして獅子の背に座し、手には八幅の輪をかざして、女尊アーカーシャ・ダートゥーヴィー・シュヴァリ（虚空界自在母）と接吻した姿で、汝自身のほうへ向かって現れてくるであろう。
意識の集まり（識蘊）からできている、根底から清浄であって、群青色をした仏の世界の叡智であるもの、明瞭で光沢のあるもの、幻惑させるように輝くものが、
ヴァイローチャナ如来（男女両尊）の心臓から出て、汝の面前に近づいてくる。
これは、眼が痛くて、とても直視できないほど強力な光である。
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と同時に、
�△海離凜．ぅ蹇璽船礇頁〕茲龍�烈な光に伴って、
諸々の天界の存在、諸天に属する幻惑させることがないほどに微弱な白色の薄明かりも、汝の目の前に近づいて来るであろう。
●この時に汝は、悪いカルマ（業）の力に影響されて、
群青色に光り輝く光明であるこの仏の世界の叡智に対しては、恐怖を抱き、怖れを生じて逃げ出すであろう。
そして、かの諸々の天上界の存在の、幻惑させることのないほどに微弱な白色の薄明かりの方に、汝は喜びの思いを生じて、近づくであろう。
しかし、この時に汝は、心を乱すばかりに明るくて、幻惑させるばかりに大いに輝く、最高の叡智であるこの群青の光明におののいてはならない。
怯えてはならない。
これは如来の光明であり、仏の世界の叡智である。
これに敬慕の気持ちを寄せるべきである。
これは、尊いお方であるマハー・ヴァイローチャナ（大毘盧遮那如来）の慈悲の光明である、と考えて祈念するがよい。
これは尊いお方であるマハー・ヴァイローチャナ如来が、バルドーの難関で汝とお会いになるために、お出でになったのである。
これは、ヴァイローチャナ仏の慈悲の光明である。
●諸々の天上界の存在の幻惑させることにないほどの微弱な白色の薄明かりの方に、喜びを抱いてはならない。
こちらに執着してはならない。貪り求めてはならない。
これに執着する時には、諸々の天上界の存在の境涯に辿り着いて、
そのあとは地獄、餓鬼（低級霊）、畜生（動物）、阿修羅（アスラ）、人（人間）、天（欲界の天界）の「六道」に輪廻することになるであろう。
この薄明かりは、解脱の道を妨げる邪魔ものであるので、これに目を向けてはならない。
●この群青色の幻惑させるばかりの色彩の光明の方に、ヴァイローチャナ仏の方に、敬慕の気持ちを寄せる、強く求め願う気持ちを寄せるべきである。
●そして、次のような祈願の言葉を、導師である私のあとに従って繰り返すがよい。
激しく、熱心にこの祈願の言葉を唱えることによって、汝はヴァイローチャナ男女両尊の心臓の中に、虹の光となって溶け入り、曼荼羅の中央のガナディーユーハという仏国土（蜜言上度）においてサムボガカーヤ（報身）を得て仏となるであろう。
※「眩しさ」は、その世界や如来や神々と、自分との、功徳と精神レベルの差、という相対的なものであるため、
地球で普通に生きてきた人々の魂にとっては、「微弱な白色の薄明かり」のほうも、恐怖するほどに相当に眩しい光に感じて、どちらからも逃げ出してしまうかもしれません。
地上の生活で、愛と慈悲と善行の実践に努め、
悪業をしないように努めて過去生と過去の悪業を浄化してきた魂であって、
はじめて、「欲界の天界」の光が、親しみが感じられる光になるでしょう。
ヴァイローチャナ如来さんの報身の世界は、普段からそうなる生起瞑想に心がけていて、
その世界の光やエネルギーにしばしば包まれたり、慣れ親しんでいてこそ、飛び込めるようになるものと思われます。
（寂静尊の１日〜６日は、この法則は同様に働きます）
■２日目（寂静尊現出の２日目。死後４日目）
ヴァジュラサットヴァ（金剛サッタ）の神群と、地獄の悪いカルマ（業）の２つが汝に会いにやって来る。
この時のお導きは、死者の名を呼んだ後で、以下のように告げる。
心を惑わされることなく聞くがよい。
２日目には、水の元素（水大）からできている、浄化の働きをする白色の光明が現れる。
�，修了�に、東の方の群青のアヴィラティーという仏国土から、
尊いお方であるアクショービア如来が、群青の身体をして、
手には五鈷杵を持ったヴァジュラサットヴァ（金剛サッタ）の姿をとって、
象の座に座し、女尊ブッダローチャナーと接吻した姿で現れてくるであろう。
その周囲を、クシティーガルバ（地蔵）とマイトレーヤ（弥勒）の２菩薩と、
ラースィアー、プシュパーの２女菩薩が取り囲み、
全部で合わせて６体の御仏の姿が現れるであろう。
物質的要素の集まり（色蘊）からできている根底から清浄な白色の光、
白色に輝き、明るくて清く澄み切った大きな鏡のような智慧（大円鏡智）は、
このヴァジュラサットヴァ男女両尊の心臓から発して、
目を開いて直視することができないほどの眩しさをもって、
汝の目の前に近づくであろう。
��同時に、この智慧の光明と一緒になって、地獄の怖気づかせないほどに微弱な薄明かりも差してくるであろう。
この時に汝は、怒りのためにこの畏怖させるような白色の光を怖れ、怯える気持ちを生じて逃げ出して、
地獄の怖気づかせないほどに微弱な薄明かりの方に喜びの思いを生じて、近づこうとするであろう。
しかし、その時に汝は、あの恐ろしく輝く、明るくて澄んだ清い白色の光を恐れることなく、
「これは叡智である」と悟るべきである。
これに敬慕の寄せて、尊崇すべきである。
これは尊いお方であるヴァジュラサットヴァの慈悲の光である。
帰依申し上げます、という敬慕の気持ちを寄せて祈願すべきである。
これば、尊いお方であるヴァジュラサットヴァがバルドーの恐怖、
おののきの中で汝に、会いにお出でになったのである。
ここで、強く祈願して、ヴァジュラサットヴァの光の心臓の中に虹の光となって溶け入り、
東の方のアヴィラティーという仏国土において、サムボガカーヤ（報身）を得て、仏となるであろう。
※ここで、入るべき光を間違えると、「地獄」に入ってしまうようですね。
■３日目（寂静尊現出の３日目。死後５日目）
ラトナサンバヴァ（宝生如来）の神群と人間界の光の道の２つが会いに現れる。
３日目には、地の元素（地大）からできている、浄化の働きをする黄色の光明が現れる。
�，修了�に、南の方の黄色の「シュリーマット」という仏国土から、
尊いお方であるラトナサンバヴァ如来が、黄色の身体をして、手にはマニ宝珠を持って、最高の馬の座に座し、女尊マーマキーと接吻した姿で現れてくるであろう。
その周囲を、アーカーシャガルバ（虚空蔵）と、サマンタバドラー（普賢）の２菩薩と、マーラー、ドゥーパーの２女菩薩が取り囲み、虹と明かりと光線の奥から、
全部で合わせて６体の御仏の姿が現れるであろう。
感受作用の集まり（受蘊）からできている根底から清浄な黄色の光、すべてのものの平等なことを理解する智慧（平等正智）は黄色に輝き、
色とりどりの宝飾によって飾られ、明るく清浄であって、
目を開いて直視することができないほどの眩しさで、汝の面前に近づいて来るであろう。
この黄色の光は、ラトナサンバヴァ如来（男女両尊）の心臓から発して、汝の心臓目掛けて、直視することができないほどの明るさで差してくるであろう。
その時に汝は傲りのために、この畏怖させ怖気づかせる黄色の光を怖れ、怯える気持ちを起こして、逃げようとするであろう。
�△修靴董⊃祐岾Δ寮朕Г良鬱い鼎�せないほどに微弱な薄明かりの方に、汝は喜びの思いを生じて、近づこうとするであろう。
しかしその時に、汝はこの恐ろしいばかりに輝く、明るくて清く澄み切った黄色の光を恐れてはならない。
「これは叡智である」と悟るべきである。
これの上に、汝の意識を何の動きもしないようにのんびりとさせて、放置すべきである。
この黄色の光に対して、敬慕と尊崇の気持ちを寄せるべきである。
またこれを、汝自身の意識の現れであると悟るならば、
特別に敬慕と尊崇の気持ちを寄せることがなくても、また、祈願を唱えなくても、
全ての仏の身体と光明が汝と一体となって溶け入り、汝は仏となることができるであろう。
もしもこれを、汝自身の意識自体の現れであると悟ることができない場合には、
これはラトナサンバヴァ如来の慈悲の光明である、帰依申し上げますという敬慕の気持ちを持って、祈願すべきである。
ラトナサンバヴァ如来の男女両尊の心臓の中に虹の光となって溶け入り、
南の方のジュリーマットという仏国土において、サムボガカーヤ（報身）を得て、仏となるであろう。
※ここで入るべき光を間違えると、人間としての境涯に再生して、生・老・病・死の４つの苦悩に悩まされ、
そののちも、輪廻の境涯に留まってしまい、解脱することはできない。
■４日目（寂静尊現出の４日目。死後６日目）
アミターバ（無量光。阿弥陀）如来の神群と、貪りと物惜しみから出来上がっている餓鬼の微弱な薄明かりの道の２つが、彼らに会いに現れる。
４日目には、火の元素（火大）からできている、浄化の働きをする赤色の光明が現れてくるであろう。
�，修了�に、西の方の赤色のスカーヴァティという仏国土から、アミターバ如来が赤色の身体をして、手には蓮華を持って、クジャクの座に座し、
女尊ターンダラヴァーシニー（白色母）と接吻した姿で、現れてくるであろう。
その周囲を、アヴァロキテイシューヴァラ（観自在菩薩）とマンジュシュリー（文殊菩薩）の２菩薩と、ギーターとアーローカーの2女菩薩が取り囲み、
虹と明かりの奥から全部で合わせて６体の御仏の姿が現れるであろう。
表象作用の集まり（想蘊）からできている、根底から清浄なる赤色の光、
すべての対象を正しく観察する智慧（妙観ザツ智）は、赤色に輝き、
色とりどりの宝飾によって飾られ、明るく清く澄み切っていて、
目を開いて直視することができないほどに眩い。
この光は、アミターバ如来（男女両尊）の心臓から発して、
汝の心臓を目指して、直視することができないほどの明るさで差してくるであろう。
これを恐れてはならない。
これは叡智である、と悟るべきである。
これに対して汝の意識を、憧れと敬慕の気持ちを寄せて、尊崇することが大切である。
これは、アミターバ如来の慈悲の光明である。帰依申し上げます、という敬慕の気持ちを寄せて、祈願すべきである。
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��同時に、この慧仁智（？）の光と一緒になって、餓鬼の怖気づかせないほどの微弱な黄色の薄明かりも差してくるであろう。
この薄明かりを喜んではならない。これに対しての執着を捨てるべきである。
これに執着するならば、汝は餓鬼の境涯に落ちて、耐えがたい飢えと渇きの苦悩を味わうであろう。
その時に、激しい貪りの結果として、
汝はこの畏怖させる赤色の光に対して、怖れ怯える気持ちを生じて、逃げ出すであろう。
逃げてはならない。恐れてはならない。
逃げたとしても、この光明は汝自身として離れることなくついて来るであろう。
これはアミターバ如来の慈悲の光明の指針であるから、敬慕の気持ちを寄せるべきである。
これを、「汝自身の意識自体の現れである」と悟るならば、特別に敬慕と尊崇の気持ちを寄せることがなくても、祈願を唱えなくても、全ての仏の身体と光明とが汝と一体となって溶け入り、汝は仏となることができるであろう。
西の方の赤色のスカーヴァティという仏国土において、サムボガカーヤ（報身）を得て仏となるであろう。
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※ここまで詳しく阿弥陀如来さんの仏国土のことが書かれていると、瞑想でその世界に行くことが容易になりますね。
どんなところか、一度行ってみたいですね。
■５日目（寂静尊現出の５日目。死後７日目）
�‖困い�方であるアモーガシッディ（不空成就如来）の神群が、
慈悲の光明を伴って、会いにお出でになるであろう。
�△泙拭�貪りと嫉みから生じた阿修羅の薄明かりの道も現れるであろう。
５日目には、風の元素（風大）からなる、浄化の働きをする緑色の光明が現れるであろう。
�，修了�に、北の方の緑色のカルマクータという仏国土（ゴウシャク浄土）から、
尊いお方であるアモーガシッディ如来が緑色の身体をして、
手には光徳鈷（？ヴィーシュヴァー・ヴァジュラ）を持って、ガルーダ鳥の腰に座し、女尊サマヤ・ターラーと接吻した姿で、眷族を伴って現れて来るであろう。
その周囲を、ヴァジュラ・パーニ（金剛主）とツァルヴァニー・ヴァラナビー・スカンピン（女凱生？）の２菩薩と、ガンダー、ナイヴェーディアーの２女菩薩が取り囲み、
虹と光線の奥から全部で合わせて６体の御仏の姿が現れるであろう。
形成作用の集まり（行蘊）からできている、根底から清浄な緑色の光、すべての者の利益を導く働きの智慧（常勝幸）は緑色に輝き、明るく清く澄み切って、
恐ろしいばかりにおぞましく、色とりどりの宝飾によって飾られている。
この光が、アモーガシッディ如来（男女両尊）の心臓から発して、汝の心臓目掛けて、
直視することができないほどの明るさで差してくるであろう。
これを恐れてはならない。
これは汝自身の自らの叡智の働きであるのだから、執着・反発のどちらもしてはならない。
汝の意識をこの光の上に、遠近の区別もない、平等不偏の大いにのんびりとした状態に放置すべきである。
ひして、「これはアモーガシッディ如来の慈悲の光明である。帰依申し上げます」
という敬慕の気持ちを寄せて、祈願すべきである。
�△海留鍛劼慮�明と同時に、
嫉みという原因から生じた、怖気づかせないほど微弱なアスラの赤色の薄明かりが、汝に近づいて来るであろう。
これに執着あるいは反発のどちらもしてはならない。
平等不偏の気持ちで、瞑想を行うべきである。
これらの光と薄明かりの、２つの本質を悟る智慧が、汝に十分にない場合であっても、
このアスラの薄明かりの方を喜んではならない。
これに執着するならば、汝はアスラの境涯（修羅道）に堕ちて、闘争と口論の耐え難い苦しみを味わうであろう。
■６日目（寂静尊現出の６日目。死後８日目）
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５つの仏が、それぞれ女尊と従属する神々（眷族）を伴って、一斉に現れてくる。
この時に、地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人、天の「六道」の６つの薄明かりが、同時に現れるであろう。
〜全ての仏たちの総祖先である普賢男女両尊が、また現れるであろう。
サムボガカーヤ（報身）の神群４２尊が、汝自身の心臓の奥から外に出てきて、
汝の目の前に現れるであろう。
これらを、汝自身の純粋な投影が現出したものである、と知るべきである。
※神も、如来も、天国も、仏国土も、
すべての真実や実在は、自己の内側にあるのであって、
自分の外側にあるものは内側にあるものの顕れだからですよね。
※ただ、言葉で「恐ろしいばかりに輝く、明るくて清く澄み切った光」とか、「直視することができないほどの明るさで差してくる光」と、いくら言葉で言われても、
体験してみないとどれくらい恐ろしい眩しさなのか、わかりませんよね。
だから、ヨガや仏道修行をしたことがない普通の人たちは、「チベット死者の書」を毎日読んであげても、眩しい光の方になかなか飛び込める人はいないわけです。
読まれている漢字の言葉も、初めて聞いた専門用語の場合は、その言葉を思考の中で適切な漢字に変換できませんから、意味不明な言葉になってしまいますよね。
だからこそ、生前で瞑想修行や仏道密教修行を行なって、そういう光を実際に体験して、慣れ親しんでおくことが大切なわけです。
■７日目（寂静尊現出の７日目。死後９日目）
�＼蕎瑤淵�ァーサルパナ（虚空遊行）の世界から、リディヤーダラ（持行者？）とダーキニーの神群が、汝に会いにお出でになる。
※美しくも、恐ろしい姿ですね。その上に、轟音の大音響です。
�△海了�には、煩悩のある者、すなわち愚かさ、無痴からできている動物（畜生）の世界の薄明かりの道によっても、汝は迎えを受けるであろう。
※ここが、寂静尊への導きの最終関門（最後の砦）です。
ここまでに、救済されないと、この後は言葉に尽くせないほどの
恐怖の世界が続くことになります。
■憤怒尊の神群の現出
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●「密教（秘密の教え）」と「顕教（一般の教え）」の差異
� 嵬�教のヨーガ」を実践する行者は、
◆最低の者の中の、さらに最低の者であっても、
血をすする憤怒尊を見ると、昔の親友と会席したようにすぐに見分けて、
これが自分の守り本尊であると悟ることができる。
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これに敬慕の気持ちを寄せて、この守り本尊と不ニ一体となって溶け入り、
仏になるのである。
密教の行者は、人間として生きていた時から、常に、これらの血をすする神群を目の当たりに思い描いて瞑想し、供え物を捧げて奉仕をしたり、賛美をしたりして生きているからである。
これらの憤怒尊が、絵に描かれたものや、像に刻まれたものを見たことがあるだけでも、今ここにお姿が現れてきた時に、すぐにそれと見分けて悟ることができるので、解脱できるのである。
これは、この「密教」が極めて強力な神秘（加持力）を持っているためである。
◆「密教」の行者の中で、中程度から上級の者たちで、
「生起のプロセス（生起次第）」と「完成のプロセス（苦行次第）」の瞑想を行なった者や、
「マントラ（真言）」を唱えることなどの実習を行なった者は、
このチョエニ・バルドー（存在本来の中宇）にまで彷徨ってくることはない。
彼らの吐く息が絶えると、すぐに、リディヤーダラと、シューラーと、ダーキニーなどがお迎えに来て、必ず清浄なクァーサルパナの世界へと案内してくれるであろう。
その証拠となる徴として、空は曇りなく、彼らの姿は虹と光に溶け入り、花の雨や、薫香の香りが満ちる。
虚空には楽器の音や光明が現れ、それに遺骨や舎利杯に聖像などが現れる瑞兆が出る。
それがその証拠である。
◆ゾクチェン（大苦境）およびマハー・ムドラー（大印契）の瞑想を行なってきたヨーガの大行者たちは、チカエ・バルドー（死の瞬間の中宇）の光明の本質を悟り終えると、ダルマカーヤ（法身）を獲得する。
彼らに対しては、この「バルドーにおける聴聞による大解脱」を唱える必要はまったくない。
チカエ・バルドーの光明の本質を悟っていれば、ダルマカーヤは獲得されるからである。
◆チョエニ・バルドー（存在本来の姿の中宇）において、寂静尊と憤怒尊の幻影が現れたときに悟り終えていれば、彼らはサムボガカーヤ（報身）を獲得する。
◆シパ・バルドー（再生へ向かう迷いの状態の中宇）において悟ることができれば、
彼らはニルマーナカーヤ（変化身）を獲得するのである。
彼らは、天上の世界の住居に生まれる。
そして、このありがたい教え（法）と出会うことができれば、
そののちに再生する境遇においても、安楽の生活のカルマ（業）を連続して受けることができるのである。
�∋爐盟阿法⊃祐屬箸靴得犬�ていた時に、戒律を堅固に守ってきた和尚や、顕教の学者が、仏教の実践にどれほど熱心に努力をしてきても、
また、仏によって説かれた教えに、どれほど精通していたとしても、
彼らが死んだときには、遺骨や舎利盃に仏の聖像が出たり、虹の傘がかかったりする不思議な瑞兆は現れないであろう。
このような人たちは、生前に密教を心に抱くことがなかった。
彼らは、「密教」に対する侮蔑の言葉をまき散らしてきた。
密教の神群に対して、生前に面識がなかったから、
バルドーの状態でこのような神々が現れても、それと見分けることができないのである。
以前から面識がないものが突然に見えると、これを敵と見做して、これに対して敵意を生じてしまうであろう。
そしてそれが原因となって、地獄などの悲惨な境涯に落ち込んでしまうであろう。
いかに良い人たちでも、彼らの内面には密教の実習をした経験がないので、
彼らの死後に遺骨や舎利盃に不思議な瑞兆が現れたり、虹の光などの徴が現れたりしない。
「顕教」とはこのようなものなのである。
●この「バルドーにおける聴聞による大解脱」と「タクによる解脱」の２つがそろえば、トルコ石の象嵌によって飾られた黄金製の曼荼羅にも似た素晴らしいものということができる。
これら２つを唱えるべきである。
※延々と、４９日まで続けるわけにもいきませんし、要点は今回分で記しましたので、
「チベット死者の書」の解説は、ここで中断させていただきます。
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●以上の救済によっても仏になることができず、「六道輪廻転生」の落ちた魂さんの「死後の世界と転生」（一例）の 「死後の世界と転生」の総まとめ的なビデオ
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実は、一昨日、本を出版していただけることが決まりましたので、
これから本気で、本の原稿を執筆しないといけなくなったからです。
�ゞ縮�深くて、�△�つ深い内容を、�Ｊ�かりやすく、を心がけて、
解説の多面性も深さも、既存の書籍にない、地球人類にとって、いつの時代であっても、真の自己実現に役立つような内容のものを書きあげれたらいいなぁ、なんて思っています。
どれくらいで出来上がるのかはわかりませんが、半年以内には書店に並ぶようにがんばろうと思います。
出版されたときは、お知らせしますので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。
また、不定期にはなりますが、ブログの更新は適時させていただきますので、
今後も時々、覗いていただけたら嬉しく思います。
いつもありがとうございます。
みんなが神の子：神の子クリシュナ
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