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2018年05月27日22:50

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八幡市民オーケストラ第51回定期演奏会


今日は八幡市民オーケストラ第51回定期演奏会に行った。

 チケットは、紫苑との友好関係で八幡の団員から融通されるルートがある。
 毎回コンサートは楽しませてもらっている。

 八幡市民オーケストラは、いわゆる市民オーケストラだが、私が高校生の時、日本史の教鞭をとっておられた森田先生が在団していたなど、歴史はある。

 これは日本での特徴だが、どんな町に行っても音楽が好きな人はいて、楽器が扱える人は割と容易に集まる。フルオーケストラが組める人数がそろわなくても、合奏ができる程度の人員がいれば、コンサートの時にはエキストラを他団体から呼んできて何とか演奏会も可能。東京や大阪のような大都市周辺に、今では多くの団体が存在するが、かつてはそうでもなかった。八幡市民は、そういう古い時代から存続している歴史がある。
 八幡市民文化センターには上質のホールがある、というのが大きな理由だろう。このホールの音響は素晴らしいものがある。関西ではトップレベルと言えるもので、従事している技術スタッフも一回一回の演奏会で丁寧なセッティングをやってくれる。


 芦屋から八幡までは、少し遠いのだが、よく使うアクセスは、

 阪神芦屋 → 梅田
 梅田 → 徒歩 → 渡辺橋
 渡辺橋 → 八幡市

 という経路。阪神の梅田駅が渡辺橋と近いロケーションにあることを利用したルート。
 ちょっとした裏技である。

 でも、今朝、朝寝坊したので時間的にはぎりぎりな状況で移動していた。
 京阪電車の中之島線は、全部快速急行が走っているはず。
 という事実は過去のものなんだろうか? 各駅停車しか来ない。
 仕方がないので、京橋まで行って特急に乗り換える。
 特急には「プレミアムカー」なるものが設定されていた。
 京阪のたった京都と大阪移動するのにお金払ってプレミアムカーに乗る人はいるのか? はちょっと疑問だがJRで言えばサンダーバードに乗るようなものかな。大阪ー京都のサンダーバード650円はそれなりに払う意味はあると感じるし、新大阪ー京都の新幹線自由席特急料金は別の意味で価値はある。
 京阪の試みも、これを支持する一定の層はいるだろう。ただ、主にビジネス利用ではないかと思う。観光ではどうだろうか?

 八幡市駅に着いたのは開演15分前。ホールまで早足で歩く。
 なんとか、舞台入場の瞬間に間に合って席についた。前から2列目の真ん中に空きがあった。お客は結構入っている800人か、それ以上だろうか。なかなかの入りである。

 一曲目は、ムソルグスキー 禿山の一夜<原典版>

 難曲である。普通は簡単に選曲しない。が、八幡市民は結構チャレンジングな選曲をする。
 理由はイマイチわからない。
 まあ、ありふれた選曲では面白くない、と、きっとそう思うのだろう。
 難しい曲だが、よくまとまっていた。


 二曲目がチャイコフスキーのバイオリン協奏曲

 これは超有名な曲だが、ソロバイオリンは超絶難しい。ソリストは玉井菜採さん。
 玉井さんは玉井先生と呼ぶべきだろうか? 一時期姪にバイオリンを教えていた。
 姪は芸高を受験したがバイオリンでは通らずビオラで拾われる。
 そもそも姪は指先そんなに器用ではないのである。弦楽器はつらかろう、と思うが
まあそのぐらいでも芸高ぐらいは通るらしい。

 玉井さんは、高校は芸高でも堀川でもなく桐朋・大学も東芸ではなく桐朋。
 どうやって東芸で教えることになったのか知らないが、世の中にはそんなことも多い。
 才能や実力がありすぎても、「出る杭は打たれる」原理で簡単につぶされる。あるいは地方に飛ばされる。
 今日の指揮をしている森口先生も大分に飛ばされた状態。本意ではないだろうが、指揮者で常任の仕事があるのは恵まれているともいえる。

 玉井さん、一楽章からバリバリ弾いていく。
 思った以上にソロバイオリンが強い。オケの音が余り上手く溶け込めていないと感じた。
 ソロを邪魔していない、といえばそうなのだが、舞台にある楽器は一緒にハーモニーを創るもの。
 なんだが、オケが無難な「伴奏」をやっている感じだった。
 一楽章が終わったとき、一つ後ろの席に座っていた白髭の西洋人? が「ブラボー」と言って拍手を初めてしまった。つられて拍手をする人多数。
 その間、玉井さんは森口先生に何か話してその後調弦。
 一楽章の途中でもD線とG線が下がったのか直していたので、チューニングがくるっちゃたのだろう。少し時間を使う。

 二楽章の冒頭は木管のアンサンブルなのだが、直前の拍手が影響したのか「悪い」
 とてもまずい演奏のまま、弦楽器が入って来てもバラバラ感がある。
 あと一回練習の場があれば、こういうのはかなり改善されていくものだが、やや練習不足だったろうか。譜面ずらの複雑さの少ない楽章は練習でもとりあえず通ってしまうので、他の楽章に比べてどうしても練習不足になるケースがある。今回の演奏会では選曲の難しさもある練習の手薄になる場所もあるだろう。

 三楽章では、玉井さんのこれでもか、というぐらいの力の入った演奏が印象的だった。
 たぶん、チャイコフスキーには大きな思い入れがあるのだろう。
 その熱意は素晴らしい、と感ずる。どんなに賞賛の言葉を並べても足りない。
 素晴らしい演奏でした。


 一点、気になるのは、玉井さんってフラジオが苦手なのかな?
 今日も、そしてこれまで聞いた演奏でもそうなのだが、フラジオの音程が悪い。
 と言っても、フラジオって弦の張力と長さが物理的に決まっている以上、音程っていじれないと思う。左手の押さえる場所とかの問題ではないよね。
 一方で、弓で弾いている時、強い音ほど音程は高くなる。
 ずっとアルコなら、曲全体として音程は安定しそうだが、フラジオのところだけ元の音程に戻る。

 これ、協奏曲だとオケの音程はソリストにはどうにもならないので、いかんともし難い事象なのかもしれない。そうだとするなら、いいソリストには、もっといいオケを持ってこないと生かせない、ということになる。本当だろうか?

 休憩をはさんで、ラフマニノフの交響的舞曲。これも難曲です。

 まあ、とても楽しめる演奏会でした。

 帰りは、電車がとても込んでいた。淀から競馬の人がいっぱい帰って来たらしい。
 人がいっぱいだとストレスが溜まる。何度、車かバイクで行けば良かったと思ったことか。



 これが原因なのかな?

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3連単285万円!ウオッカ時超えダービー史上最高
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=5129157

<ダービー>◇27日=東京◇G1◇芝2400メートル◇3歳◇出走18頭

 5番人気のワグネリアン(福永祐一騎乗)が2分23秒6で優勝した。福永騎手はダービー19度目の挑戦で初勝利、友道康夫調教師は2年ぶり2度目の制覇。

 半馬身差の2着に皐月賞馬で4番人気のエポカドーロ(牡3、藤原英)、さらに首差の3着には16番人気のコズミックフォース(牡3、国枝)が入り、3連複52万1600円、3連単285万6300円の払戻金がともにダービー史上最高となる波乱となった。

 これまでの3連単の最高配当は07年の215万5760円(1着ウオッカ=単勝3番人気、2着アサクサキングス=14番人気、3着アドマイヤオーラ=4番人気)。最低配当は05年の4250円(1着ディープインパクト=1番人気、2着インティライミ=2番人気、3着シックスセンス=7番人気)。
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