二人の老兵のための挽歌（ホルストのための命日に寄せて）

前橋から帰って、ギュスターヴ・ホルストの命日と言うことで、偲ぶ一枚を。
「惑星」や吹奏楽組曲は日頃聴き倒しているので、今宵は本物のホルストの追悼曲を。

レイフ・ヴォーン＝ウィリアムズ：
ドナ・ノビス・パーチェム
イヴォンヌ・ケニー（ソプラノ）
ブリン・ターフェル（バリトン）
ロンドン交響楽団・合唱団
リチャード・ヒコックス（指揮）

この曲は全体は第一次大戦の犠牲者に捧げられていますが、第４曲「二人の老兵のための挽歌」は、親友で戦死したバターワースと作曲中に病死したホルストを追悼する曲です。中間部ではホルストの楽器であるトロンボーン（ホルストは女学校の教師を務める傍らトロンボーン奏者としてロンドンのオーケストラやブラスバンドで活躍しました）が万感の思いのこもったコラールを吹き鳴らします。
イギリス音楽のスペシャリストたちによる素晴らしい演奏でホルストを偲びます♪