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2018年05月23日22:50

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傷害事件の首謀者


 アメフトは元々身体と身体を激しくぶつけ合うスポーツなので、意図せずケガをする・ケガをさせてしまう、ということはあろう。
 これは、格闘技だけではなく、結構多くのスポーツであり得る事象だということは言うまでもない。
 けれど、あのタックルは明らかに意図的だし、相手にケガを負わせようとする意図がある。実際に実行犯はそう思っていたからこそ反省して公衆の面前で謝罪する、という行動をとった。
 犯行自体が褒められたものではないし、事後にいくら謝ったとしても、犯人が悪い、ということに変わりはない。反省はしているようではあるが、スポーツマンとしてあるまじき行為であって、今後アメフトをプレーしないという姿勢は正しい判断だと感じる。少なくともそんな前科のあるプレイヤーがいるチームと積極的にゲームをしたい、と考えるチームも簡単には表れてこないだろう。口で反省していても、また相手を意図的に攻撃してケガを負わせる、という行動に躊躇しない可能性は大いにある。
 スポーツはアメフトだけではない。恵まれた体格を持っていて、努力も惜しまない人材であるなら、対戦相手にケガをさせることのない競技、可能性の低い競技(例えばスキー・競泳・ビーチバレー・卓球・ゴルフなどなど)といった選択肢はかなり広いわけだし、日本にはアメフトのプロリーグがない点を考えても、今後の人生で他のスポーツを楽しみ愛していく、という道は全然不思議でもなんでもない。

 今日は、監督とコーチが生で会見を行っていた。
 正直、がっかりである。

 彼らは、傷害事件の首謀者であって、今後裁判にかけられることは容易に想像できる。まるで反省せず、犯人である自覚も持てないのであるから、裁判で実刑を科して咎めるべきだと感じる。
 しかしながら、犯行から17日も経過した現時点でも逮捕もされていない現状は警察も刑事事件として重く見ていない証拠である。こうした、社会側の緩慢とした対応が、彼らに事件の重大性を感じさせない要因にもなっている。

 もし、試合当日逮捕されていて、今日の会見が取り調べでみっちりゲロを吐かされた後であったなら、あんな会見にもなっていなかっただろう。

 ただ、現実に大ケガを負った被害者がいるにも関わらず、悪びれもなく自分は指示していないとか、犯行への関与を否定するのは、もはや人間としてダメだと言わざるを得ない。
 自分の私利私欲のために、自分の手は汚さず弱い立場の学生を実行犯にして、犯行を行った罪はとても重いはず。日大には、そう考える上司もいないらしい。
 大学には、教育機関として次世代の人材を育成する、という使命もある。日大のような大学であれば、その役割は他の大学と比較しても大きいはず。そうした場である大学で、人間としての倫理を省みない犯罪が行われるのは、単に残念であるだけでなく、在籍する学生の誇りさえ傷つけてしまっている。

 首謀者ら、彼らのような人材は、社会の中で需要もあろう。特に反社会的組織には法を順守せず、人間の尊厳を踏みにじる仕事もあるだろう。
 そんな方々が、教育する側の立場にあることが、今回の事件で明確になった。

 日大の学生諸君が立ち上がって、彼らを排除する行動を起こすべきではないかとさえ思う。

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日大・井上コーチがタックル指示「潰してこいと」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=5123710

 日本大が23日、都内の同大本部で、アメリカンフットボール部の選手が悪質な反則で関西学院大の選手を負傷させた問題で、内田正人前監督(62)と井上奨コーチ(30)の会見を開き、井上コーチが宮川泰介選手(20)に対し関学大のQBをつぶせと指示したのは自分だと明らかにした。

 内田監督は、質疑応答で「誰の指示で起こったのか?」と聞かれると「タックルをしろと言ったこと、信じてもらえないかも知れませんが私の指示ではありません。フィールドで起こったこと、スタートからゴールまでは私の責任。申し訳ありません」と謝罪しつつも、宮川選手に対し指示をしていないことを強調した。

 一方、井上コーチは「監督から僕に、QBをケガさせろと言う指示はございません。つぶしてこいと私が言ったのは真実です。まことに申し訳ありませんでした。僕がつぶしてこいと言った経緯があった」と、自らが指示したと断言した。また「2日前からメンバーに入れていなかった。彼が試合に出ることについて『QBをつぶしてきます』と覚悟を決めて欲しかったので『試合でつぶしてこい』と言いました」と語った。
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