今日のいちまい（ワーグナーの誕生日に寄せて）

今日はリヒャルト・ワーグナーの誕生日です。
例年なにかしらワーグナーのＣＤを聴いていますが、毎年カラヤンとショルティとクレンペラーでは芸がないので、今年は若杉さんとシュターツカペレ・ドレスデンのアルバムにしました。
「さまよえるオランダ人」「タンホイザー」「リエンツィ」というドレスデン所縁の３作にワーグナー最後の「歌劇」ローエングリンの２つの前奏曲がドレスデンの密度の高いアンサンブルと重厚な響きで収められています。「ローエングリン」第１幕の前奏曲は透き通った湖を白鳥が滑るような美しい、そして爆発的なマエストーソのクライマックス。
パリ−ドレスデン時代はワーグナー不遇の時代といわれますが、そんな中にあって、ワーグナーさんはありったけの思いをこめてこれらの作品を書き続けていたのですね。
素晴らしい一枚でワーグナーの偉業を偲びました♪