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2018年05月12日21:24

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E=mc2※のからくり  − エネルギーと質量はなぜ「等しい」のか − <読書メモ>

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山田 克哉 (著)   (ブルーバックス) 新書 – 2018/2/15

※タイトルのmc2はm×c×c(m×cの2乗)(E:エネルギー、m:質量、c:光の速度) 

実はこの本は先日アップした「カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書」の第2巻を求めて書店の棚を見ていた時偶然見つけたもの。パラパラとページをめくってみて面白そうなので購入し、上の書より先に読み終えてしまった。

このような専門的分野の解説書は読んで理解するというよりは分かった気になれればよいのかもしれない。そういう意味でこの書は上手くまとめられている。ただ、入門書ではあるが、「相対性理論」や「宇宙論」の様々な解説書を読んだことを前提にして書かれている箇所がが多くあるため、「E=mc2」について知りたくて最初にこの書を読むとやはり分かりにくいことに変わりはない。

書かれている内容はほとんどが何かの本で読んだことがある内容で、それが簡潔な文書で順序だてて書かれている(だからといって内容が完全に理解できたわけでは決してない)。多くの人にこの分野についてい理解してほしいという著者の気持ちが見える。とはいえ、読んでいる章節では「ナルホド...」とか、「そんなんだ...」と思って少しは理解できたつもりでいても、全体を読み通すとやはりほとんど理解できていないことに気が付く。


※雑感
E=mc2は質量はエネルギーと等価である、それも光の速度の2乗というとてつもない大きな数値で転換できる(この式を利用した不幸な結果が原子爆弾)。この式はm=E/c2に変換できる、すなわち膨大な(天文学的な?)エネルギーは物質に転換できるという我々一般人には到底理解不能な数式だ。それを紐解こうというのだから、理解するのが難しいのは当然かもしれない。


※大きな勘違い   「原子は陽子の周りの一定軌道を電子が回っているけど何か(空気みたいなもの)の抵抗で速度が落ちないのだろうか?」と思っていたが、よくよく考えてみれば陽子と電子の間にモノ(空気は酸素などの様々な分子)はない、つまり陽子と電子の間にあるのは真空、電子が回るのを遮るモノはそこにない。

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