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2018年05月10日19:34

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退学が怖くて免許の取れない高校生


 17歳以下の高校生が「未成年」として権利の一部を制限されていても、今の社会情勢では仕方のないことだろうか?
 逆に同年齢で二輪免許が必要な者の命が「軽い」わけでもあるまい。

 運転免許は国家資格だから、その取得から学べるものは多い。

 先日、国道2号線を東に向けて走っていた時、三人組の自転車がいた。当然だが、信号が青になったときの加速とか、自転車とバイクでは比較にならない、あっという間にサイドミラーからも消えていく。しかし、赤信号で停車していると、彼らが追い付いてくる。

 武庫川の手前、甲子園の辺りは信号の間隔が短く、ここで停止している時には、さすがに追いつけないだろう、、、、と思っていたら、彼らは平然と追い付いてきた。そして、そのまま赤信号を無視して先へ行ってしまった。

 つまり、ずっと赤信号無視して走っているのである。
 自転車の場合、青切符に相当する反則金制度がないので、赤信号無視で検挙されたらいきなり赤切符、つまり刑事裁判を逃れることができない。そして、まず有罪判決がでるだろう。

 その事実を、多くの高校生は学校で学ぶだろうか?
 まあ、現実には高校生を検挙して赤切符を切る警察官がいるとは思えないが、それは窃盗で補導されても刑事罰を免れる、のと似たようなものでしかない。

 刑事罰を逃れられる。 だから、赤信号無視をしてよい。というものではないだろう。交差点では一方向に優先権を与えて事故の確率を減らしている、という交通の仕組みなのだから、自転車に乗っている以上「守らなければならない義務」である。

 例え原付免許であっても、取得するには基本的な交通法規を学ぶことになる。そうやって学習すること自体は若いうちに経験しても問題は無かろう。二輪免許なら、より突っ込んだ内容まで学ぶことになるだろう。夏休みなんかに合宿で免許を取得したらどっちかと言うと「褒められる」社会にならないものかと思う。

 免許を取得しただけで「退学」という罰をちらつかせていて大きな人材育成ができるのだろうか? 本当の意味での「教育」に手を抜いているだけ、と思われても仕方がない。

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■高校生バイク「三ない」古い? 暴走減り見直しも 埼玉
(朝日新聞デジタル - 05月10日 11:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5104514

 高校生にはバイクの免許取得、購入、乗車を認めない――。埼玉で1981年から貫かれてきたそんな教育方針を、県教委が見直そうとしている。方針は「三ない運動」とも呼ばれ、事故防止に一役買ってはきたが、いまの社会情勢に合わなくなってきたという。

 「『三ない運動』は廃止し、バイクに乗ることを見越した新たな交通安全教育を各高校で進めるべきだ」

 今年2月、高校生のバイク利用について1年余り議論してきた県教委の検討委員会が、こんな報告書をまとめた。

 検討委はバイク利用を認める条件として、生徒に届け出をさせる▽免許取得時とは別に追加の安全講習を受けさせる▽必要な保険に加入させる――などを提案。県教委は今後、これをもとに県内統一のルール作りを進める。

 「三ない運動」は高校生のバイク事故や暴走行為が社会問題となった1970年代以降に全国的に広まった。埼玉も81年から採り入れ、昨年9月末時点でも県内の全公立高と、9割の私立高が校則などでバイクを禁じ、遠距離通学など特別な場合しか認めていない。

 だが「時代遅れ感」も出てきた。報告書によると、群馬県が3年前に三ない運動をやめた後は、関東圏で続けているのは埼玉だけ。集団暴走も減った。高校生の事故死傷者が減るなど、果たした役割は大きいが、こっそり免許を取る生徒はゼロにはならず、事故根絶は難しい。
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