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2018年04月26日20:58

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カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 <読書メモ>

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デイヴィッド・サダヴァ (著), 丸山 敬 (翻訳), 石崎 泰樹 (翻訳) 新書版(ブルーバックス) – 2010年刊
「1冊読んだ」と言うには逡巡してしまう。確かに最後まで文字は追ったが理解できたことはほんの少しだけ。「大学生物学の教科書」という謳い文句があるように大学の一般教養の教科書とはいえ、専門家の卵向けのレベルの高い内容に四苦八苦。

何故こんな本を読み始めたかといえば、以前読んだ「日本人の起源」や「ネアンデルタール人」などの書でも、刺激的なタイトルに惹かれた読んだ「ウイルス」についての書でも、DNAが重要なカギとなっていた。DNAがキーなのにその生物学的な意味が全く分からなかったので生物学について少し知ろうという気になったためである。

初っ端、細胞の口絵を見て自分の如何に生物学について無知であるかを思い知らされる。自分のイメージしていた細胞は原核細胞に近いのに対し、人類を含む多くの生物の真核細胞は当に化学コンビナートと言って良いような複雑な組織なのだ。

読み始めると、知らない用語のオンパレードで、その度にウィクペディアで確認する。本書を読んでいる時間よりもウィクペディアを見ている時間の方が長いのではないかという状態で読み進める。

本書の概要を書きたいのだが、ほとんど理解できていないので書きようがない、僅かに、グルコースという化合物からエネルギーを得るのに何段階もの複雑な生化学的な過程を経なくてはならないのはグルコースをエネルギーに変換することはあたかも原子力でウランを有効に使うためには制御技術が必要なこととに似ている。制御できない原子力は爆弾という悲惨な結果しか生まないように生物にとってグルコースは大きなエネルギーを得られる物質ではあるが一挙にエネルギーにしようとすると生物を死に至らしめるほどの爆発的な力があるようだ。

太陽光を利用して生物が利用できるグルコースを作る光合成についても書かれているがこちらもとても複雑な経路により作られるようだ。それ以上のことはとても理解できなかった。

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