人の最後を見送る残された人の気持ち、これがこの世の最後のお見送りと思って逝く人を見送っていると思う。その心の中には今まで長く一緒に生きてきた故人との万感の思いがうずまいているはず。そして去って行った人の足跡をもう決して走ることがない列車の去ったレールのようにたどるはず。鉄路は乗ってきた人の歴史。雨の日もあれば晴れた日もあれば嵐の日もある。人生も同じ。
長い歴史の中には輝いた日、悩んだ日、歓喜した日、いろんな瞬間がちりばめられている。
最終列車はもの悲しいのレベルを超えている。人の最後も同じだ。何か立っていられないような
嵐のような力を感じる。最終列車が二度とその雄姿を現すことはもうないんだということも人生と同じだ。
ログインしてコメントを確認・投稿する