五十嵐耕平&ダミアン・マニヴェル共同監督作品。
少年を撮影しようと決めて。家族もそのまま出演となったとか。
「泳ぎすぎた夜」
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=10258677&id=4458169
http://oyogisugitayoru.com/
青森の小さな町、古川一家はそこに暮らす。
6歳の鳳羅(たから)、父古川孝、母知里、姉蛍姫(けいき)。
漁市場で働く父親は、まだ暗い早朝に、1人で起きて、
家族を起こさないように準備し、ひっそりとタバコを一服。
ところがその朝に限って、息子が起きて来る。
父親が出かけた後、彼は魚の絵を描き、また布団にもぐる。
眠れないまま、母の用意した朝食を姉と食べて、
彼は雪の積もった道を、学校に出かける。
学校の手前で、彼はふと足を止め、別の道をたどる。
父に魚の絵を見せたいと思ったのか、
魚市場に行ってみたかったのか。
雪の道を辿るあどけない少年、出会う人々、動物。
カメラは淡々と彼の姿を追う。
ドキュメンタリーではないのだけれど、
まるで少年の1日を、切り取ったかのよう。
静謐な雪景色の中の一篇の映像詩。
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昨日書いた「ラッカは静かに虐殺されている」を思い出すと、
同じ地球上とは思えない。絶対におかしい。クレージーすぎる。
この少年の家族のような暮らしが、「ふつう」でなくては。
シリアの家族も、愛する子供がいて、気遣いあう親子兄弟がいて、
みんな大切で大事な家族が、そこにいるんだよね…。
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