素直な心がない場合には
感情にとらわれ われを忘れて
思わぬ失敗を招くことにもなりかねない
『素直な心になるために』 松下幸之助著 PHP文庫より抜粋
人間は感情の動物であることは
今さら私が申し上げる話ではありません
別に悟っているわけではないですし
普通の人間なら あらゆる感情が生じることは
ごくごく当たり前のことだと思うのです
しかしながら その様々に起きる感情に
いちいち心奪われ とらわれてしまうということは
思わぬ失敗を招いたりと 弊害が起きてしまうわけです
喜びという感情も 度が過ぎて有頂天になりすぎると
思わぬ落とし穴に落ちてしまったりします
腹が立ったからと その憂さを晴らすために
争ったり 誰かを傷つけたり 悲しませたりして
自分勝手に感情の赴くままに過ごすのは
人間としての進歩もなく どうかと思うのです
私も これまで沢山たくさん失敗してきました
喜怒哀楽という 人間が持つ様々な感情は
あって当たり前なのだと思いつつ
その感情にとらわれすぎてしまうと
そこには 完全に心を奪われてしまい
適切な判断ができない自分がいたりします
本当の意味での 素直な心の持ち主とは
実相を見れる心の持ち主であり
目の前に起きている現状を捉えることができ
自分の感情の動きを冷静に把握することができます
どのような感情の場合でも
平静心 平常心を維持できることが
真の素直な心だと思うのです
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