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2018年03月28日18:30

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「見よ」ウラ話&ウラ写真(その14) 本物を使う

暗転での椅子の移動という仕事。

とりあえず道具のパイプ椅子だったときには、
なんてことなかったんです。

片手にカンテラを持ちながら、
椅子も片手で軽々と持って、はいおしまい。

ところが、
あのクラシカルな椅子の重いことといったら!
フォト

とても片手で動かせる重さではないため、
何度もシュミレーションをして、
やり方を決めました。


まず、暗転と同時に、カンテラの火を消します。

あ、そういえば・・・、
カンテラって初めて使ったんですが、
フォト

油をしみこませた灯芯を、ネジを回して上下させて、
明るさを調節するんですね。

だけど、勢いで灯芯を落とし過ぎると、
灯芯が引っ張り出せなくなる。

ってことは、次から使えない・・・。
もう、消すのがヒヤヒヤでした。

ととと、話が飛んだあせあせ(飛び散る汗)


カンテラの火を消すと共に暗転になると、
そのカンテラをハンドバッグのように手首にぶら下げ、

油が漏れないように、
できるだけカンテラは揺らさずに、
両手でよっこらしょっと、椅子を戻して出来上がり。

たかがこの程度の仕事でも、
やはりちゃんとシュミレーションをしておかないと、
まさかのトラブルがおきたりするんです。


でもね。
こういう作業をしていると、たまに思います。
暗転って、暗いからいいんだな〜って。

暗転でやってることを、明るい所でやったら、
本当に恥ずかしくて耐えられませんから(笑)


さて、こうやって、道具や衣裳が揃ってきて、
本番さながらの稽古が続くワケですが、

稽古場ならではの不自由さというのが、
もうひとつあるんです。
(これは絶対に当たらないぞ〜ウッシッシ


    <つづく>
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