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2018年02月25日12:36

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雪景色^雪の妖怪

今朝から空はどんよりして「ドカ雪」になりそうな気配がします。

雪国では、昔は雪の夜には妖怪が出ると信じられていました。特に夕方日が沈んで薄暗なる頃妖怪が出る時刻であったようです。


信州でもこのような伝説はたくさんあり、東筑摩では雪の夜でる妖怪を「ユキニュウドウ」、下伊那郡では「ユキオンバ」、諏訪地方では「シッケンケン」と言い一本足で片足とびをする珍しい伝説、下水内郡栄村地方では「ユキンボ」とか「ユキネムリ」とか言って子供を脅かしたそうです。


柳田國男の「遠野物語」では、満月の夜に大勢の子供たちを引き連れ、触れるものすべてを真っ白な雪の固まりにしてしまう話。また、小泉八雲(ラフカディオ.ハーン)の「怪談」のなかに出てくる雪女は、「今夜見たことを決して口外してはならぬ」という話など。


雪の降る夜に出る妖怪や雪女は、本当は神だったものが、人々の信仰が衰えてから「妖怪」になったのだといわれている。古代からの「シャーマニズム」の精霊にも共通することかもしれない。
実際、大雪の降る夕方に辺りが薄暗いときは、雪の塊を見るとき、ふと心に「雪女」を連想した場合には妖怪がいると感ずることもあるような気がします。


雪の夜に出る妖怪の多くは「女性」だされているので、山を支配した「山の神」であったかもしれません。いずれにしても各家に住んでおられる「山の神」には高い敬意を払いたいものです.......。




森の人
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