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2018年02月25日08:30

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【美術】後期は堂々の5つ星「仁和寺と御室派のみほとけ  −天平と真言密教の名宝−」展

皆様、おはようございます。東京国立博物館にて3月11日迄開催中の驚愕の展覧会「仁和寺と御室派のみほとけ −天平と真言密教の名宝−」展に行って参りました。その感想です。


御室桜で知られる仁和寺は、光孝(こうこう)天皇が仁和2年(886)に建立を発願し、次代の宇多天皇が仁和4年(888)に完成させた真言密教の寺院です。歴代天皇の厚い帰依を受けたことから、すぐれた絵画、書跡、彫刻、工芸品が伝わります。創建時の本尊である阿弥陀如来像(国宝)は、当時もっともすぐれた工房の作品です。また、高倉天皇宸翰消息(国宝)は皇室との深いかかわりを物語るものです。本展覧会では、仁和寺の寺宝のほか、仁和寺を総本山とする御室派寺院が所蔵する名宝の数々を一堂に紹介します。

2月14日より「後期」が始まりましたが、「後期」の目玉は何と申しても東京へは江戸時代からお目見えしていない国宝『千手観音菩薩坐像』(葛井寺蔵)でして手が千本以上ある像は本体を含めて3つだけ。しかも普段大阪の葛井寺に行っても秘仏の為観ることが出来ず御開帳は18日のみと言う有り難いお宝が360度背後に廻って観れるという最初で最後の機会に行って参りました。会場に入ったのが土曜日の午後6時頃だったので待ち時間0分で入ることが出来てラッキーでしたが、後期はこれだけではなく日本一小さな国宝仏である円勢・長円作『薬師如来坐像』(仁和寺蔵)や国宝『子嶋寺金剛界曼荼羅』等もジックリと拝むことが出来て良かったのであります。

この展覧会「前期」の目玉は空海他が書いた『三十帖子』でありましたが、後期の方が遥かに凄くてお宝、お宝のオンパレードでありました。去年の「運慶」展ではそんなに感動しなかった自分ですら有り難さに震えが来る程の秀逸な展覧会でありました。



http://ninnaji2018.com/
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