リード線にはこだわる一方、ヘッドシェルには割と無頓着な私。
シェルはできるだけカートリッジと同じメーカーのものを使いたい。
オーディオは見た目も大事だ。
同じメーカーのシェルを使って上手く鳴らないなら、諦めもつく。
たとえばテクニカのカートなら、同社のシェルを使うのが基本。
さて、昨年秋ZYXのアルティメイト・オメガと一緒に、シェルのLive18も譲り受けた。
ずっと欲しかったが、何しろ高い。
定価で6万弱、実売5万円台。
ヘッドシェル1個にこの金額、自分としては出せずにきた。
http://www.zyx-audio.com/jp/products_accessories_live18.html
オメガとセットで半額相当だから入手に踏み切れたのだが、このシェルを使ってみたかったのがアキュフェーズAC-5。
ZYXのOEMだ。
AC-5には、ずっとマイソニックのSH-1Rhを使ってきた。
このシェル、ライラなどメーカーの用意がない機種に、重量とルックスが無難なので使うことが多い。
Live18は到着来オメガを付けていたが、傾向はだいたい把握できたので、AC-5でどうか試してみた。
11.5gと結構重いAC-5と、軽量のLive18(12g)だとカウンターウェイトの位置が前に来るのはいい。
今まではかなり後ろだった。
音を聴くと一聴してすぐわかるくらい、かなり違う。
低域は少し軽くなったか。
重量感よりも音程のよくわかる低域だ。
大きく違うのは中域。
かなり伸びやかで開放感があるし、空気感がよく出るようになった。
従来は中域が若干アンダーな分、高域端の切れ味が目立っていた。
こちらは中域から上はまんべんなく出ているので、高域だけが耳に付く感じはなくなった。
少し神経質な傾向を感じていたが、そんな印象も薄くなったか。
まだ2日目なんで、これから気が付くこともあろうが、多少煮詰まり感のあったAC-5から新味を引き出せたのは成功。
とりあえず、元に戻す気はない。
それはいいが、外したアルティメイト・オメガは入れ替えてマイソニックのシェル。
こちらは見た目も含めて、なんだか気乗りせんなぁ…
さりとて気軽に「Live18、もう一個」というわけにもいかんのがツラい
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