帰宅時に積雪

　夜になると水道管の中の水が凍って、トイレの水が流れなくなる。が二日続いた。
　今日は寒くて、夕方帰宅時には雪が空から落ちてきていた。

　阪急で芦屋川まで戻ってみると、もうその辺、積雪が、、、、
　寒いと雪が（遠くから）飛んでくるらしい。　真上に雲が無いんだから。
　風が「びゅっ」と吹くと、屋根の上や車の上に積もった雪が、雪煙となって襲ってくる。地球温暖化の人に何か言って欲しい。

　しかし、火山はどこでも噴火するだろう？　と私が思うのは素人考えなのだろうか？
　少なくとも、近代的な測定機器を使い始めてせいぜい１００年ぐらいしか観測していないのに、「哲学が覆った」って、いったいどんな哲学なんだ。
　地表から浅い所で圧力掛かっていれば、兆候がなくても爆発する、ってのはそんなに想像力はいらんと思うが、いつでも「マグマが湧き上がってくる」のが原因、というのはかなり先入観に満たされた、ダメダメ博士の仕事ではないのか？
　
　そういうこともある、と思っていたけど、それを検知するのは難しい、という言い訳なら分からなくもない。これはほかの分野にでも多々あること。
　だいたい「そうなんだろう」と思うのは、人間の想像力の範疇だが、それが事実かどうか調べる手段が簡単には見つからない、のは割と良くある話。
　調べれれないから、「その現象はない」というものではないだろう。
　そうだと考えられているが、証明されていない事。
　フェルマーの最終定理なんかは、近年までずっとそうだったし、リーマンの予想、は現代でもそういうもの。
　理系だしね。数学、習ってない、とかありえないと思うよ。数学自体は難しいと私も思うし、私は結構苦手なので、今でも初歩的なところを学習しているのだが、そういう難しさは横に置いといて、想像力で何となくわかるけど、証明は困難みたいな話をしている。
　最近は、「科学的に証明されていない」とか、「学術的には正しくない」とか、そんな言葉が独り歩きして、特に文系の方々は、そんな言葉遊びはお好きな人がいるのだが、証明できていることが正しくて、証明できていない事、が間違っている訳ではない。

　古くは「天動説」と「地動説」の話は分かり易く多くの人が知っている話。既にエジプト文明の時代に「地動説」は当たり前だと思われていたが、その考え方は中世のキリスト教支配の中では受け入れられ難かった。それ故、天動説を支持するために、見えない星の力などが考案されて、惑星の運動などは複雑で、まじめに学習してもちょっと難しいものであった。
　ただ、それが嘘だと分かってみて、ニュートンが運動方程式で天体運動が計算できると言ってみても、結局三体問題は解析解が得られず、今でも星の運動に関して、未来のことは大雑把にしかわからない。
　計算機の計算速度が向上したので、なんでも計算できるのだから正しいことが分かっている、という錯覚するシーンはきっと多いのだろう。計算では大雑把には分かるのだが、それが解析解でないケースの方が圧倒的に多い。

　未知の現象だからね。そもそも計算機に載せるモデルも作れない。と言うところが実情なんだろうが、それをそういう言葉で言わなくて、「哲学が覆る」は、舌足らずというか表現力の欠如と言うべきか？
　まあ、まじめにモデルを考えて欲しいものだと思う。間違っていても良いから、計算機を走らせるモデルを想定するところからだろう。

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■火山観測「哲学覆った」＝前兆なし、驚く研究者−予知連会見
(時事通信社 - 01月26日 19:30)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4960537

　「今まで考えていた火山観測の哲学のようなものが覆された」。２６日開かれた気象庁の火山噴火予知連絡会の拡大幹事会後、東京工業大の野上健治教授は記者会見で、率直に驚きを口にした。

　野上教授は群馬県草津町の観測所を拠点に草津白根山の噴火を研究しており、２３日の噴火も現地で目撃した。「兆候がない所なのに」「爆発のメカニズムは一体…」。多くの「なぜ」を抱えながら気象庁に連絡し、現地で調査を続けた。

　噴火の前には噴気などが増えるとされ、「いろんな兆候があってしかるべきだと考え、みんな研究を続けている」。だが今回は火山性微動が始まって数分後に噴火した。野上教授は「今までの火山観測の歴史の振り出しに戻るくらいの話」と強調する。

　今後は全国の大学の研究者と協力し、噴火した本白根山の観測体制を強化する。野上教授は「兆候がない所で何を測ったらよいのか、というところからのスタート」と打ち明け、困難さをにじませた。