年末から年初にかけての大仕事が青色申告。
賃貸事業を始めて２０余年。長らく青色申告を続けていますが、１０年前に事業規模を拡大してからは、夫婦２人への所得分散と６５万控除による複式簿記化で、少々面倒な経理処理を行っています。
必要な複式簿記の経験が無く、当初は税理士に依頼していましたが、今は青色申告会と会計ソフトを組合せ対処しています。青色申告会は個人事業主の税務申告を支援する、会費で運営する社団法人。
手順はまず会計ソフトへの入力。通帳や領収書から約６００件の取引を記帳。ポイントは入退去時の賃料/敷金/礼金の細分化、事業と個人の共用通帳を事業主貸し借りで分離、経費の事業部分の案分。
直近取引迄を入力し終えた１２月、青色申告会で収入内訳書等の決算準備と点検をし、着地予想を立てて、経費面からの節税対策、例えば修繕工事の時期調整やパソコン等の備品購入を急ぎ行います。
続いて１月中旬が青色申告の決算。前受金に留意し１２月迄の全取引を記帳すれば、後はソフトが自動で作成してくれるのですが、難しいＢＳＰＬの整合や前年度繰越しとの調整だけは申告会に依頼。
今日は青色申告会での決算集計。計上漏れをチェックして２時間程で無事終了。この後は書類準備に移って、個人年金や証券口座の源泉徴収票、保険料、医療費、ふるさと納税等の領収書を揃えます。
そして２月上旬の確定申告。青色申告の所得に年金額と株式収益を加え、所得控除して税額を決め、E-TAXで申告書を送信。毎年この流れで受付開始の２月１５日には確定申告を終えているのです。
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