今日はなんだかとても暖かい。
寒気が抜けた、と思うのか、寒いよりは暖かい方が、すごし易くて良いとは思う。
冬は寒いものだし、寒いのは当たり前だが、そんななか玄関の前の沈丁花の蕾が大きくなってきている。春が近づいている、そう感じる。
学生の頃、友人の母親が、「昔良く「あずさ」に乗って大阪から長野へ行った。」
と言うのを聞いて、
「大阪から出ているのは、「しなの」です。」とガチンコで訂正したことがあった。
何となく、あの形の電車は「あずさ」と思っている人は沢山いるのだろう。
新幹線は「ひかり号」と信じて疑いない人も、そういえば沢山いた。
上野から仙台まで「ひかり号」に乗った。みたいな使い方である。
国鉄は、戦争が無ければ生まれなかったかもしれない。国内での物資輸送に鉄道が重要視されたのは当時の時代背景からも当然であろう。SLの機関車が貨物列車を運ぶ、というスタイルは今では日本では見られなくなった。時代が変わったと言えばそうであるが、大量に物資を運べるという意味で、鉄道輸送を見直す向きもある。
トラックばかりにシフトした結果、運転手の過労や休憩施設や駐車場などの社会問題もある。一方で、疲弊した鉄道会社での事故や乗客閉じ込めの問題も浮上する。
鉄道も経営が順調ならそれなりの要員を必要な場所に配置できるだろう。
物流側で儲けが出ていれば、客の輸送に対してのコストバランスが変化するはずである。電車に荷物車を連結して、荷物輸送を行う方法もあるだろうと思うが、あまり実現化はされていない。新幹線のような高速輸送であれば、手紙などの郵便物を運ぶという方法もあり得るとは思うが、恐らく駅での荷物の積み下ろしの時間が取れない、みたいな事情が現実対応が難しい理由だと感じる。
国鉄は肥大化した組織だったので腐敗の根も深かったが、やっていた仕事の全てを否定するものでもなかろう。日本中に電車を走らせ交通を発展させた功績はある。
もし現代の日本を席巻する地球温暖化説があと30年早く議論されていたら、日本の鉄道事情は全く違ったものになっていたかもしれない。都市部のモノレールなどでは人が運転しなくても走行できるのが一般的だし、そんなシステムの開発が進んでいれば地方路線でも赤字にはならなかったかもしれない。
今残っている、インフラや車両を上手くやり繰りしながら、新しい交通革命を起こすことも不可能ではないだろう。無人でも安全に運転ができる1両できめ細かく走れる電車が開発されれば、安価で利便性の高い鉄道事業が実現できる可能性もある。例えば夜行バスにとって代わるようなそんな乗り物になるかもしれない。
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■旧あずさ色189系ラストラン 中央線で25日臨時列車
(朝日新聞デジタル - 01月15日 11:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4943379
JR中央線の特急「あずさ」として活躍してきた189系特急電車のうち、薄いグレーに水色と薄紫色のラインで塗装された「旧あずさ色」の1編成が今月25日に引退する。ラストランのイベントとして、20日に富士急行線などで1往復、25日に中央線を片道の臨時列車として運行し、花道を飾る。JR東日本八王子支社が発表した。
八王子支社などによると、189系は国鉄時代から信越線の「あさま」や、中央線の「あずさ」などで使用された特急用車両。老朽化と新型車両の投入で引退が進み、現在は八王子支社の豊田車両センターに3編成、長野支社の長野総合車両センターに1編成を残すのみ。臨時列車などに使用されているが、鉄道ファンから去就が注目されている。
今回引退するのは「旧あずさ色」で唯一残る豊田車両センターの「M50編成」。1992年7月から導入された塗装で、薄いグレーを基調に窓まわりは「アルパインブルー」と呼ばれる水色、窓下部を「ファンタジー・バイオレット」の薄紫色のラインが走る。90年代から2000年代初頭の「あずさ」や「かいじ」の定番スタイルだった。
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