mixiユーザー(id:10258677)

2018年01月12日22:53

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「5パーセントの奇跡」諦めないことと仲間だね!

これが丸っきりのフィクションだったら…受け取り方は違うかも。
サリヤ・カハヴァッテというスリランカ系ドイツ人の
自伝をもとに描いたというから、素直に驚いた。

「5パーセントの奇跡 〜嘘から始まる素敵な人生〜」
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=10258677&id=4388877
http://5p-kiseki.com

突然の網膜剥離で、視力が普通の5%になってしまった
サリー(コスティア・ウルマン)の望みはホテルマン。

「視覚障碍者として生きろ」「盲学校へ」のアドバイスを無視。
「障害者は夢を追ってはいけないの?」と、ホテルへ
履歴書を出すが、「目が悪い」と書くと全て撥ねられる。

とうとう隠して、ミュンヘンの古くからある
大ホテルの研修生に滑り込む。

「何があってもあなたを愛している」という母親の声と、
「まっすぐ25歩、回転ドアを抜けて…視線を合わせるように、
握手は見えないから自分から手を出して」と、
しっかりと具体的な姉の応援に背を押されてホテルへ。

研修初日に遅刻をしてきたマックス(ヤコブ・マッチェンツ)を
助けたことで友人になり、彼はサリーの手助けをする。

不可能と思われるホテルの仕事、目の不自由に気付いた人々は、
サリーの熱心さにほだされ、協力していく。

一番驚いたのは、スライサーで指を切った後のコック長の指導。
「危ないから触るな」ではなく、触らせて感覚を養う。

しかし、厳しい教官(ヨハン・フォン・ビューロー)の
バーテン研修をパスできるのか。カクテルは作れるのか?

両親は離婚だし、恋人とはどうなる? 大失敗で落ち込むし…
ハラハラしながら、サリーを応援していました。

――――――
障害者は、周りの人から「障害を受け入れて」と言われる。
でも「夢をあきらめて」とは、みな言いたくはない。

しかし現実的には、厳しい場合が多い。
かなり重い障害者が「弁護士になりたい」「東大に入る」
「結婚したい」「タレントになりたい」等々、無茶だ…と思う。

そう思うことで自分を保っている人もいるから否定はできない。
技術としては、まずは同じ言葉を繰り返すことから。
「そうなんだ、東大に入りたいんだね」

そして問題をダウンサイジングする。「大学に通うわけだから、
毎朝、起きないとね」「電車に乗って出かけてみては?」と。

「結婚したいのね。そうだよね、いい人に巡り合えるといいね」
「お料理ができると、結婚生活に役立つよね、朝起きて、
家族の朝ごはん作りを、お母さんと一緒にやるのはどうだろう」。

夢は目標にする。そこから外れないように、手近なことから、
少しずつ埋めていく。それは生活の基本にもなって行くから。

現実的にいろいろ出来るようになっていくと、不思議に、
夢も現実的な出来そうなことに変わって行くことが多い。

悲しく諦めるのではなく、小さな事でも出来た喜びを重ねていく。
そして本当に東大ではなくても大学に入ったり、
幸せな結婚生活につながって行く人も少なくない。

大事なのは、自分の現実を受け入れながら、伸びしろを諦めないこと。
そして支えてくれる人たち、仲間たち。
これって、障害者もそうでない人も変わらないのかも?
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