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2018年01月04日23:31

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与党と野党の違い

 今日から東京市場も動き出し、新年が実質的にスタートした感がある。
 22日から通常国会だが、それに向けて政治的な発言も相次いだ。
 日本の野党はさっぱり足並みが揃わないが、たぶん「自己の意見」をある程度抑制して全体の進行を優先できる人、が与党で活動していて、個々の信念を曲げることも妥協することもできない人が野党にいるのだろう。
 とは言え、枝野君の発言を聞いていると、彼は経済も法律もド素人なのではないか、とさえ思える。一体彼を国会議員に選出した人々は何を考えて投票したのか聞いてみたいが、おそらく彼にまともな政治や経済の議論をすることなど望んでいる訳でもあるまい。

 さてさて、引用の記事。
 マレーシア航空機の消息不明事件では当時も色々な予想をしてみた。
 一番ありえそうだったのが、ハイジャックされてどこかの空港に降り、乗務員や乗客を人質に使う、という方法だったが、それならば何らかの組織が声明をだして、政治的条件を引き出そうとする。それが3年経ってもないのであれば、その線の可能性は消える。
 とはいえ、航空機の座標入力を間違えて明後日の方向に飛行したとしても、パイロットが何もできずに燃料切れで墜落、という筋書きはちょっと考えにくい。
 パイロットの意図的な行動だったとしても、乗務員や乗客も色々気が付くはずである。

 少なくとも私は飛行機に乗るときは割と外を見ていて、外の景色から今飛んでいる場所を見当つける。ただ、夜間だとそれも難しい。客室にいる乗務員も飛行時間から異常に気が付くはずだろうが、それをどのような言い逃れでごまかしていたのか?
 既に目的地についていて、着陸待ちのための旋回に入る場合は、一定の領域で旋回することになるので、夜間でもどこを飛んでいるのかは外を見れば大体わかるもの。だから、そんな言い訳はいつも飛行している客室乗務員をごまかせるものではない。パイロットの意思で目的地に向かっていない場合、客室側でもそれなりの抵抗はあっただろう。乗客も飛行時間が予定より長くなっていれば何らかのアクションをとるだろう。

 そうした色々な出来事が客室であったとしても、結局は燃料切れでインド洋に落ちた。という筋書きも余り説得力はない。地上の航空管制は飛行機が予定ルートを飛んでいないことに気が付くはずだし、到着予定時刻になっても現れなければ航空会社だって異常に気が付く。民間の航空管制官は見逃していても、空軍などは行き先不明の航空機を見逃したりするだろうか?

 私たち一般人が知りえないだけで、インドネシア空軍などがもっと情報を持っていても不思議ではない。場合によってはミサイルで撃ち落とされている、という可能性だって否定はできないのだろうが、それが謎のままで何年も取り残されていること自体が不思議な事件である。

 インドネシアそのものが日本や欧米のように安定した国家とはいえないし、常に民族間の紛争の火種を抱えている。その背景から考えても、何らかの軍事行動に巻き込まれた可能性は否定できないと思うのだが、それを知っていてもオーストラリアやマレーシアは何も言えないのだろうか?
 また、雲の下を飛んでいるのでなければ衛星から見えているはずなのである。その事実はアメリカやロシアがにぎっておろう。何かしらの政治的意図があって、行方不明の民間機より優先される政治的理由がある、と私には感じられる。
 単純には、西側と東側の勢力争いのポイントだとも言える。インドネシアは、中国・インド・アメリカ合衆国に次いで世界人口は第四位。しかし、地理的にはアジアにあって、かつてはオランダの植民地であったが、太平洋戦争を経て、現状では東側とも西側とも言い難い政治的ポジションにいる。文化的な交流は古くから日本との間にもあるが、それは中国とて同様だろう。インドとの関係はちょっと分かりかねるが、赤道上にある国家、という利点を考えるなら世界戦略の中では絶対に外せないエリアである。
 軍事的にも、旧来インドネシア空軍は日本の装備を引き継いだもののすぐに部品調達などが困難になり、アメリカ・ロシアの双方から航空機などを調達している。その点からもどっち側とも言い難いものはある。

 調査で航空機の残骸が一部でも見つかれば分かることも多かろう。ボイスレコーダーなどは恐らく深海に沈んだと考えられているが、見つかれば大きな手掛かりになる。ただ、例えばロシアの潜水艦などが早期に回収していて海の中には「ない」ということも考えられる。実際に大韓航空機がソ連の戦闘機に撃墜された時は、ボイスレコーダーはソ連が回収してしまっていたものの、その事実は長らく伏せられていた。

 真相の解明には、調査そのものより、もっと長い時間の経過が必要なのかもしれない。


 なお、過去の日記では
 2014年3月11日
 2014年3月15日
 2014年3月25日
 にそれぞれマレーシア航空機の消息不明事件への日記を書いています。

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■「航空史上最大の謎」捜索再開へ 消息不明マレーシア機
(朝日新聞デジタル - 01月04日 18:54)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4930739

 2014年3月に南シナ海の上空で消息を絶ったマレーシア航空MH370便(乗客乗員239人)について、米民間企業が近くマレーシア政府と契約を結び、捜索を開始する。地元メディアが報じた。過去最大規模の捜索が行われながら未解明に終わったことから、事件は「航空史上最大の謎」とされている。


 海洋探査を手がける米国企業「オーシャン・インフィニティ」が近く、同政府と捜索再開の契約を締結する見通し。地元メディアによると、捜索開始は同社から同政府に申し入れたといい、不明機が発見された場合にのみ、成功報酬が支払われる契約だという。


 同機を巡っては、15年7月に仏領レユニオン島の海岸で主翼の一部が見つかった。その後は難航し、マレーシア、中国、オーストラリアによる捜索は昨年1月に事実上、打ち切られた。捜索を主導したオーストラリア運輸安全局は昨年10月、「同機を発見できなかったことは信じがたい」とする最終報告を発表した。(シンガポール=守真弓)
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