子宮筋腫は「子宮にできる筋肉のこぶ」です。
筋肉の一部がこぶのようにまるくなってしまうもの。
だから中身は筋肉そのものなんですが、なんで「こぶ」ができるかははっきりわかっていません。
わかっているのは「女性ホルモンの刺激でできる」ことと
「女性ホルモンが出ている限り大きくなるし数も増える」こと。
だから閉経したあとでは筋腫はできないし、
もともと筋腫のある女性も閉経後は気にしなくていいのです。
ホルモン刺激がなくなると筋腫は縮小し、場合によっては見えなくなることもあります。
ただし、日本人女性は寿命が地球上で一番長いので、
閉経年齢も遅めになる傾向があります。
おそらく現在の平均閉経は52から53歳ではないでしょうか。
ウチのクリニックに限って言えば、57歳58歳でもまだきちんと月経あるお方がいます。
そもそも閉経ってホルモンが減少して生理が止まることなので、
生理が毎月きている人間は、たとえ50歳でも筋腫はでかくなります。
筋腫がでかくなり数が増えると何が起きるかというと、
一般的には「生理が重くなる」つまり生理痛がひどくなるとか出血がひどくなるとかですね。
本人がひどい、と感じていなくても筋腫拡大につれて月経量は増加します。
本人はどこも具合悪くないのに、採血するとものすごい鉄欠乏性貧血あり、というのが
筋腫のお方の一番怖い症状です。
なんで怖いって、だって血がどんどん減っているのに症状ないんですから。
貧血に身体が慣れてしまうんですね、ゆっくり進行するから。
場合によっては赤血球がほとんどない状態まで「ふつう」に生活して、
心肺停止で救急車で運ばれることになりかねません。
わたくしがむかーしみた患者さんでいましたよ。
筋腫で貧血ひどいから手術、と通院先で言われたのに通院をやめてしまったのです。
具合悪くないのに手術なんて、納得できなかったのかもしれません。
そしてときがたって、家族と食事に出た帰り、玄関で倒れたときは
もう呼吸が止まっていたそうです。
わたくしの勤務先に救急車がはいったときに無理に採血したデータは
ヘモグロビン1。
いち、です。
正常値14とかなのに。
そこまで人間は生きていれるのね、と感心しましたよ。
42歳でした。
もちろんきちんと医者の指示通りに通院して貧血治療して、
「いくら薬飲んでも血が増えない」ときは手術、という方針に従えば、こうはなりません。
早見優が子宮筋腫悪化で手術、2月末まで休養
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=4920207
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