［趣味］QED 御霊将門

勝手に週刊連載TL「俺の本棚」、第105回。
今回はこれ。
高田崇史さんのQEDシリーズより『御霊将門』。

裏書きはこんな感じ。


暖かい春の日差しのなか出掛けた桑原崇と奈々、沙織の棚旗姉妹の花見は、いつしか日本三大怨霊として畏怖され続ける平将門の名所行脚へと一転。『神田明神』『将門首塚』からはじまり、茨城県そして成田山までを巡りながら、崇によって少しずつ解き明かされていく歴史の謎。『繋馬』の家紋が示唆する、驚愕の真実とは


最近、順不同でガンガン読み返してる高田さんの作品。
知識が深まる程に、どんどん読みやすく、また理解しやすくなっていきますね。
我々現代人が、その意味も理解せずに信じたり続けたりしている風習や伝統、或いは言い伝え。
こと、平将門について言えば、まさに「風評被害」そのもの、というよりむしろ名誉毀損そのもの。

その裏には、毎度お馴染みの「騙り」が。
しかも、遥か平安時代からの「騙り」に、ごく最近の「騙り」まで重なっているという、極めて悪質なシロモノ。

それを考えると、我々が現在進行形で「騙られて」いるという推測は、確信に変わりますね。
無知、無関心は、為政者の思う壺。