ネット検索していると「神の手」と言われる名医が出てくるがたいてい脳外科。脳は重要臓器でわずかな損傷が脳機能に重大な障害をきたすので腫瘍部位だけを器用にくりぬく医師の主義を神の手と言っているようだ。臓器転移で手におえないのが多発転移でたいていの医師はこれが生じていると手術不能と言ってさじを投げてしまう。しかし最近では大腸がんの肺多発転移を丁寧に切除して治癒せしめた名医を複数見かける。脳の多発転移はガンマナイフというものがあって多発転移も結構制御できる。腹部臓器の多発転移は呼吸で臓器がぶれるのでガンマナイフは使えないということか。また、苦労して多発転移切除しても見えないがんの芽が無数に潜んでいるということか。しかしこういうものは化学療法剤が効を奏する確率が巨大な腫瘍塊をけいせいしてしまったものより高いのでは?ガンマナイフに戻ろう。呼吸運動によって照射部位がぶれるのなら瞬時に病巣位置を同定して間髪入れずに照射すればいいのでは。ちょうど最近のデジカメが手振れしてもクリアな写真が撮れるように。あのカメラはぶれているのにカメラが写真を修整してるのか?スローシャッターで手振れしても鮮明な写真が撮れるならそうかもしれないけど、普通に考えると瞬時に画像化しているようにみえる。それはともかく、超音波画像は非常に解像度が悪いけどあれは反射角がばらばらで
補正が難しいからなのか、それとも体動の影響を受けるからなのか。超音波反射率が組織別に微妙な差しかないからか。ともかく正確に照射できないものがおおい。まあ、カメラの手振れという大きな問題ですら科学技術は解消できるんだから、医学の分野でも類似の課題は早急に解決してほしいものだ。
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