オーディオテクニカのカートリッジもいつの間にか10個を超えた。
高く評価している会社だが、数が多くなれば、期待通りにいかない機種も出てくる。
その筆頭が昔の36Eと現行33EV。
36Eの音の力感不足にせよ、33EVの高域不足にせよ、ひとつの特徴、あえて褒めれば長所の裏返し、リード線でどうこうできる気がしない。
ほぼ諦めている。
最近諦めがよくなってきたんで（苦笑）
それらに続いて評価が沈下しているのが、95年発売の33VTGだ。
きらびやかさを抑えたアダルトサウンドとして割と評価が高いが、今となってはテクニカはそういった音の機種が増えた。
今の耳で聴くと、妙に硬さの目立つ中途半端な音として存在価値が危うい。
とはいっても、気持ちよく鳴っているお宅もあるはずで、この道楽、「ダメ」とばっさり斬るよりも、気持ちよく鳴らせている人の勝ちだ。
考えてみると、他の機種の使いこなしを優先して、33VTGは適当なリード線で聴いてきたように思う。
私見だが、33PTGとは違い、テクニカ純正PCOCCでは音が全域で硬いのが気になる。
かといって、いくつか使った単線系のリード線は伸びやかさが今イチ。
正直、何ならいいのかよくわからないが、困った時のPC-TripleC（LW5800）/Premium�兇任匹Δ�。
それでダメなら諦めてもいいし、そこでまた考えてもいい。
33VTGにもやっとこのクラスが回ってきた。
で、聴き始めたのだが、予想以上にいい感じだ。
（続く）
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