去る12.10の日曜日は、モガジイさんらとのMTBツーリングでした。
集合場所へ向かうと、長狭学園の辺りで自衛隊の方が駐車場誘導をしています。
あれはひょっとして…
一昨年、モガジイさんフルさんと3人で参加した、航空自衛隊嶺岡基地開放デーでしょう。
その時は確か11月でしたが、多くの人が来ていました。
さて
好天に恵まれ、総勢10人という大人数となった今回、コースのハイライトは江戸時代の道である小町峰峠を抜ける御成街道、同じく香木原峠を抜ける柚の木林道です。
これは今年の2月くらいにここを復活させようという話になり、整備した道です。
とは言え、ここだけでは短いので、ダム湖近くからの林道とつなぐ事で、一周30kmくらいの周回コースとなりました。
私同様伊豆大島で転倒したモガジイさん、これまた私同様、まだアバラか痛むそう。
今回、JのエキスパートライダーであるOさんもいらっしゃるので、前はOさんにお任せし、怪我人である私やモガジイさんは後を走りました。
アップダウンに加え、意外に水溜まり、泥濘、落石などが多い道でした。
地形図にもしっかり載っている道ですから、オフロードバイクも何台か走っています。
暫く林道を走ったところで、左手に現れたのは、三郡山(みこおりやま)の案内が。
おぉっ、もうここだったのか!
ここには何度か来た事が有ります。
君鴨トンネルが開通する以前の旧道から歩いて来る事が出来るのです。
やがて分岐に到着。
真っ直ぐはR410へ下って行く旧道(但しR410との交点はガードレールで塞がれている)、左は安房高山を巻き、奥米を経て三島湖へ向かう林道です。
ここは左へ向かいます。
間も無く柚の木林道の分岐です。
ここは、先ほどの林道が可愛く感じるくらいボコボコで、少し先の広くなった場所で昼食としました。
暫しマッタリ…(  ̄▽ ̄)
昼食を終えて、午後の部開始。
柚の木林道から入口が目立たないトレイルへ。
2月に初めてモガジイさんと偵察に来た時は、逆にこのトレイルから柚の木林道に出てきました。
この道は御成街道と呼ばれています。
ところで「御成」という言葉は、そんな気軽に使える言葉ではありません。
拙宅近くの東金御成街道は、徳川家康が鷹狩りの為につくらせた道、つまり「御成」の主人公は神君家康公です。
では、この鴨川から君津へ抜けるこの「御成」は誰が主人公なのでしょう?
すぐ右手に川を見ながら進んで行くと、間も無く切り通しが現れます。
小町峰峠です。
この少し手前まで、右手の川は少し低い程度でしたが、この小町峰峠辺りでは、高度差数十mの断崖となっており、由来は不明ながら「女房落とし」と呼ばれています。
…なのですが、地形図的にはそんな感じがしません。
やや離れた位置に等高線が詰まっていますが、峠から断崖は10mかそこらで、ほぼ垂直に切り立っています。
御成街道を少し進むと、長野田番所跡。
番所というのは、江戸時代に藩の境界に置かれた人や物の出入りを見張場です。
この辺りは、川越藩の飛び地でした。
してみると、先ほどの「御成」の主人公は、川越藩の藩主?
しかし、親藩、譜代の大藩であり、老中〜大老を佐倉藩と並んで多数出している川越藩と言えど、天皇や将軍と同格ではありません。
「御成」という言葉を使えるくらいなのか?
謎が残る…
そうこうするうちに森を抜け出て、香木原CCに隣接するコテージ?の辺りへ出ます。
ここから少し舗装路を走って柚の木林道へ。
倒木や落石など、ところどころ乗れない場所も有りますが、殆どは乗車でOK。
この辺り、いくつかの切り通しが有りますが、やがて他とは明らかにスケールが違う大きな切り通し!
香木原峠です
やはりここはスゴい…
こんな場所が廃道になっているなんて、実に勿体ない!
やがて山を抜け、里に有る小さなベーグルのお店で珈琲タイムとなりました。
丼みたいなのが珈琲です。
さて
この文のタイトル「最後のツーリング」、今年最後という意味も有りますが、或いはここを走れるのも最後になるかも…
御成街道や香木原峠を含むこの一帯を巨大なソーラー発電施設とする計画が有るそうです。
笹川湖の南にゴルフ場をつくろうとして、中止になったまま放置されていた広大な空地もそれらしき施設をつくっているようですが、あちらは既にムダに開いてしまった土地ですからまだ良いでしょう。
しかし、鴨川有料道路西側のこの場所は如何なものか?
クリーンで安全なエネルギーと言えば聞こえは良いですが、その為にどれだけの森林破壊が必要なのか?
「女房落とし」がそうであるように、地図から想像されるようななだらかな場所でないし、ここに住む鹿やキョンを追い出したりしたら、ただでさえ拡大中のヒルエリアが、更に拡がる事になります。
それに工事にあたる人だって、3〜11月のヒルシーズンは血を吸われまくりでしょう。
また、この辺り崩壊が多い場所でもあり、地形の険しさを考えても、この場所で継続して維持していくのはかなり大変です。
つくるならば、放棄されたまま藪と化している休耕田につくれば良いのでは?
他にも、既に平らにしたのに使われていない場所があちこちに有るのに、作業的にも明らかに大変な場所をわざわざ切り開くなんて…こうした巨大プロジェクトには、様々な利権やら絡むのが定番ですが、こちらは建設業界との何やらか?
環境保護を口実に、開発を何でも反対するのも考えものではありますが、山林とはCO2の吸収でも水質でも役にたっている訳です。
この計画を進めている人は、山なんて地面の余計な出っ張りであり、無い方が良いという考えなのかもしれませんが…
私はこの場所のソーラー発電施設に反対です(*`Д´)ノ!!!
とりあえず、この場所の存続を願って、和歌(のようなもの)を詠んでみました。
蘇る
師走の古道
走り抜け
永久に残せよ
香木原の門
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