mixiユーザー(id:6975283)

2017年11月27日21:08

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人は死をま近にするといいこというね

 昔45歳にしてがんに倒れた学友の自伝を久々に読んだけど人間は死期が迫るとおびえるのではなく、自然のなせる業として受け入れ、一日一日を大切に生きようと思うようになるようだね。
死はおぎゃあとこの世に生まれる前と同じ状態であり病気になるならないを別にして誰でも免れない出来事である。思えばこの世に生きているときでも睡眠中は死の世界だ。違うのは二度と目が覚めないのとまたこの世の世界が巡ってくるだけの違い。あとは肉体は滅びて、骨格である骨だけが残りやがて風化していくことかな。しかし私は思うのだがその境地に至るまで何万回となく死にたくないという気持ちにおそわれたのではなかろうか。癌という病気は死ぬ時が具体性をもって迫ってくる。
ちょうど死刑囚がいつ呼び出しがかかるかという心境に例えられるかも。我々は死ぬ時が明確でないので日々をのんきに過ごすことができる。しかしがん患者は死生観を持ちその死を受け入れていくしかすべがないのである。しかるに見守る側は同じ土俵に立てないことをしっかり自覚し、せめて命が尽きるまでは死にゆく患者が迫りくる死にとらわれて最後の日々を前を向いて楽しく過ごすことができなくならないようベストを尽くさねばならない。自分が生き残っても所詮生きとし生けるものの行きつく先は同じであるから。はっきり違っているのは自分の明日は極めて不確かであることは一緒だが
生きている可能性が高いということだけだから。日々を無為に過ごせば死にゆくものと何の違いもない存在である。
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