勝手に週刊連載TL「俺の本棚」、なんとなんと、記念の100回目!
実は、違う作品について書くつもりだったし、何人かの友人にはそう言ってしまったんですが。
たまたま直近に読んだこの作品こそが一番相応しいと思い直しまして。
というわけで、今回はこれ。
村山早紀さんの『百貨の魔法』。
なにせ、タイトルに100って入ってるんだもん。
他に思い付く作品なんて、京極夏彦さんの巷説百物語くらいしか無いよ!
この作品、前作の『桜風堂ものがたり』と同じ世界に立っているお話。
前作の序盤の舞台、老舗の百貨店でのオムニバス形式の物語。
「見かけると願い事が叶う」という噂の魔法の猫なんかが出て来て、ちょっとしたファンタジー風味。
村山さんらしい、優しい作品でした。
ただ、これは完全に個人的な好みのレベルの話なんですが、『桜風堂ものがたり』のように涙ドバドバっていう感じではなかったです。
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