あるところに、何かというと鼻
をこするくせの男と、頭を
ポンポンたたくくせを持つ男がいました。
ある日、この二人が相談して、
「今日から、くせをやめよう」と、決めて、それから色々おしゃべりをはじめました。
二人とも、つい手
が鼻
いくのをとめたり、頭にいく手をおさえたりしていると、一人の男が、
「なんと、この頃、弓矢
をひきに行ったかい?」と、聞きました。
すると、もう一人の男が、
「うん、行った行った。こうしてぎゅうーっと、つるをしぼって」と、言って、弓のつるをしぼるふりをして鼻
をこすりました。
もう一人の男がこれを見て、ポンポンと
頭をたたき、
「それっ、その矢
がマトに当たれば
、『ポン』
このような音が出るだろう
」
なかなか、くせというものは治りませんね
ちゃんちゃん
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