先週までしばらくの間、仕事が終わってから新宿まで往診していました。
片道1時間以上かかる当院にとっても過去最長距離の往診でした。
以前から通ってこられていた方なのですが、仕事場の近くでぎっくり腰になり、寝返りも打てない状態でした。
頼まれたからには、行かない訳にはいきません。
週3回ほど仕事が終わってから、電車を3本乗り換えて往診しました。
やっと先週で動けるようになり、終了としました。
仕事がお忙しい方で、大事なレセプションが控えていたとの事で、間に合ってよかったです。
最後の日に新宿からの帰り道、やっと最寄りの駅まで帰ってきました。
多くのサラリーマンと一緒に改札を出ると、前にはお父さんに抱っこされた2〜3歳ほどの女の子が・・・。
疲れて寝ているのか足はブラブラして、脱力しています。
それでもお父さんの首に小さな手を回して、一生懸命につかまっています。
世の中で一番安心出来るお父さんの胸に抱かれて、何を思っているのでしょう。
おうちではお母さんが待っているのかな?
早く帰ってお布団でぐっすりと寝たいのかな?
それとも、もう少しお父さんの胸に抱かれていたいのかな?
心がほんわかと暖かくなる瞬間でした。
ログインしてコメントを確認・投稿する