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2017年11月11日22:04

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【介護】そのとおり!な記事だと思ったけど。

30年前に父祖母と、現在ハハをアルツハイマー型認知症で介護してる。

今は「30年前、今のワタシだったらもう少し優しく父祖母に接することができたかも」
と思うが、父祖母は暴力、徘徊、幻聴、厳格、下トラブル…と割ときっついのをフルコースで持ってたので、何日持つか自信はない(笑)。

MRIで見たハハの脳の萎縮具合はかなりのもので(介護スタート当時。勿論小さくなることはあっても大きくなることはない)診察してくれた先生は「この脳の状態で今の反応はありえない。もっと惚けててもいいくらいだ」と言った。

それから6年ほど経つ。
ワタシはなんかしらんけど、毎日ヘラヘラしている。
ずっと実家暮らしだったので、生活のなかでハハから役割がスライドしてきたものはあるけど、生活自体はあんまり変わってない・・と思う。

ハハの状態は、6年前の介護がスタートした頃を思うと少し持ち直した(落ち着いた?)感じがする。
先生にさんざん脅かされていた「急激な悪化」はこれまでのところはなくて、低空飛行ではあってもそれなりに安定している。

この記事は、覚えておくといいと思う。
つぶやきをみると「きれいごとを言うな」とか「机上の空論」という反論がいっぱいで驚いたけど、少なくともワタシはこれに近い考え方と方法で、一人と犬1〜2匹で6年間介護生活をしてきた。

徘徊するのは「今自分がいるところ」の居心地が悪いからだ。
その「家」に居るのが嫌なのではない。
自分の周囲に居る「人」が嫌(ってか恐い)なのである。

介護する側が「立場が上だ」と思うから腹がたつのだ(笑)。
人対人。
立場は対等で、コミュニケーションがとれてればそれなりになんとかなるのである。

これまでのところ、だけど。
ワタシは介護に一番必要なのは、コミュニケーション能力だと思っている。

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■大声、暴力…認知症の人の困った症状には理由があった!
   専門医に聞く対応のポイント(AERA dot. - 11月10日 07:02)
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=4852566

認知症が進行すると「何もかも忘れてしまう」「人格が変わって別人のようになってしまう」などといわれるが、これは正しい理解ではないと専門家は言う (※そのとおり!)

デイサービスや外出を嫌がる、大声を出したり、暴れたりする……。認知症の人を介護している家族の多くはこうした症状の対応に苦労していることでしょう。しかし、気持ちの持ち方で楽に対応できることが増えます。主に軽症から中等症の認知症ケアのポイントについて東京慈恵会医科大学精神医学講座教授、繁田雅弘医師にうかがいました。

*  *  *
デイサービスや外出を嫌がる。大声を出す、暴れる……。認知症の介護ではこうした言動に疲弊してしまうことが多いです。繁田雅弘医師はこう話します。

「認知症になるとできないことが増えていくため、家族はつい『服を着替えて』『お風呂に入って』など命令口調になりがちです。でも、同じ家族なのに命令されるのは気分のいいものではありませんよね。また、認知症が進まないように、脳トレや運動を勧めるのはいいのですが、ご本人が乗り気ではないのにいろいろやらせてしまうと精神的に不安定になります」

不満やストレスが積み重なった結果、怒りの感情が起こりやすくなります。認知症の周辺症状であるBPSDも出やすくなり、かえって病状が進行しやすくなるといわれています。そのぶん、介護も大変です。

ちなみに一人暮らしをしている認知症の人はやりたいことを自由にやっているため、BPSDは出にくいそうです。しかし、何もケアをしなければその人の生活は成り立ちません。どのような介護が理想的なのでしょうか。

「私はよくご家族に、『認知症を発症していなかったら、今、本人はどんな生活をしていると思いますか』とうかがいます。そうすると『趣味を楽しんでいるでしょうね』『孫の相手をしてもらっているでしょう』などの答えが返ってきます。まさにこの点が大事であり、元気だった頃の生活に近づけるといいのです」(繁田医師)

認知症が進行すると「何もかも忘れてしまう」「人格が変わって別人のようになってしまう」などといわれますが、これは正しい理解ではないといいます。

「料理好きだった人が料理の仕方を忘れても台所に立とうとするように、好きなものや人としての本質は変わっていないのです」(同)

だからこそ、何かを決めるときに本人の意思を確認することは大切です。デイサービスやショートステイなどを検討する場合も、本人に行きたいかどうかを聞くこと。施設に実際に行き、気に入った場所に通ってもらうのがいいのです。

認知症の人と家族がうまく暮らしている家庭では、少々失敗があってもできることは本人にやってもらい、最低限の手出ししかしないそうです。

「うるさくいわれないのでご本人も気がラク。気持ちがリラックスすると脳の働きも活発になり、会話が成立することも多くなります。そんなときに家族は喜びを感じ、『元気でいてくれてよかったな』と思うのです」(同)

■具体的なケースの対応方法
 日常生活での対応の仕方について、一問一答形式で繁田医師に答えてもらいました。

【Q1】日にちを聞いても答えられないので、心配です
【A1】無理に答えさせないほうがいいです
進行予防のために、「今日は何月何日かわかる?」などの質問をしている家族もいらっしゃるでしょう。しかし、認知症の人は急に聞かれるとパニックになり、答えられないことが大きなストレスになります。「あなたは日付もわからないダメな人間」だと家族が本人にメッセージを送ることにもなります。「スイカのおいしい季節になったわね」「来月はお墓まいりしないとね」など、季節を連想させることを話しかけて、思い出させてあげるのがいいでしょう。本人がわからないところは、家族が助けてあげましょう。

【Q2】家にいるのにどこかに帰りたがります
【A2】家の居心地が悪いということを理解しましょう
認知症の人が「ここは家ではない。帰りたい」と訴えることはけっこうあります。結婚前に住んでいた場所や、実家を思い出して言っている場合もあります。しかし、自分の家であろうがなかろうが、そこが快い場所であればそこにいたいと思うはずです。つまり、このような場合、ご本人は家の居心地が悪いと感じ、「どこか別の場所に行きたい」という思いからこのような言葉を発している可能性もあるのです。ご家族はご本人につらくあたってしまった、などの出来事がなかったかどうか、考えてみるといいでしょう。

【Q3】暴力をふるわれることがあります
【A3】言いたいことが言えないつらさを理解してあげてください
認知症が進んでくると言葉がうまく出てこなくなるため、怒りや不満を表現する方法としてどうしても暴力が出やすくなります。イライラしてしまい、物を投げたり、机をたたいてしまったりすることがあるかもしれません。
一緒に生活をしているご家族は大変でしょう。ただ、暴力をふるうのにも理由があります。「こんなこともできないの?」など、なにげない一言が認知症の人の気持ちを傷つけていることもあるのです。そんなときは「悪かったね」「ごめんなさい」と素直に伝えることが大事です。それができないまでも、できるだけその場を離れることです。暴力が続くときは家族だけで解決しようとせずに、主治医に対応を相談しましょう。

【Q4】食事を一緒に作りたがりますが、火が危なくて困っています
【A4】サラダなど火を使わないメニューを作ってもらってはどうでしょうか
認知症であっても家族の一員であることに変わりはありません。昔と同じように何かおいしい料理を作り、みんなに食べてもらうことで家族の役に立ちたいと思うのは当然です。まずはこのことを理解し、家族が見守りながら、できるだけやりたいことはやってもらいましょう。火が危ない場合、サラダなどのメニューを作ってもらうという方法もあります。

一度やってもらうと、毎日のように同じ料理を作りたがりますが、作ってくれた気持ちを大事にしてあげてください。「またなの?」と言いたいところを我慢して、「おいしい、ありがとう」と伝えることがご本人の気持ちを穏やかにするのです。

【Q5】寝る時間になっても服を着替えてくれません
【A5】寒いから服を脱ぐのが嫌など、理由があると思います

ある認知症の人は、お昼に入浴したり、着替えたりするのを嫌がることが多く、家族が困っていました。なぜなのか理由を考えたところ、元気だったときには入浴は家族が寝た後、遅い時間に入るのが習慣だったことがわかりました。夜に入浴してもらうようにしたところ、スムーズにいくようになりました。

このように、着替えたくない理由がありますので、まずはそれを探りましょう。冬は浴室を出た場所が寒いという理由で着替えを拒んでいる人もいます。女性の場合は人が見ているところでの着替えは嫌だという人も。これもまた、当然のことです。対処できるものは対処してあげてください。

【Q6】夜、一人で寝るのを嫌がります
【A6】幻聴など気になることがあるのかもしれません
一人で寝るのを嫌がる場合、何か不安を抱えていることが多いです。例えば聞こえないはずの声が聞こえる幻聴、見えるはずのないものが見える幻視によるもの。また、昔の体験を思い出していることもあります。泥棒に入られたことを思い出した場合、怖くなって一人で布団に入っていられない、というのは当然のことでしょう。
まずは不安の理由を聞いてみましょう。そのとき大事なのは決してご本人の訴えを否定しないということです。一緒にいるご家族であれば予想がつくことも多いと思います。そのうえで、例えば泥棒が怖いのであれば、「鍵をかけたから大丈夫」などと安心してもらいます。対応が難しい場合は主治医に相談しましょう。

【Q7】デイサービスを利用しようと思っていますが、本人は乗り気ではないようです
【A7】複数の施設を体験し、「ここなら通いたい」という所を見つけましょう
まず、「認知症だからデイサービスに行ったほうがいいよ」などという言い方はよくありません。病気があるからと特別視されることが認知症の人はとても嫌なのです。デイサービスなどの介護施設はご本人のためのもの。「楽しいプログラムがあるよ」などと誘ってみましょう。
なお、高齢者にはデイサービスというと「一方的に介護される」というイメージを持つ人も多いです。「認知症があるとばかにされるのではないか」と心配する人もいます。いいスタッフのいる施設に行き、温かく受け入れてもらうと、こうした心配は払拭されます。
また、家族が体験したくないようなサービスは本人も嫌なはずです。家族も一緒に複数の施設を体験して決めましょう。

【Q8】デイサービスに行っていますが、あまり楽しくないようです
【A8】本人が楽しめるプログラムがあるか、確認しましょう

認知症の人がデイサービスに行こうと思うきっかけは、「スタッフの雰囲気がいい」「施設に来ている他の参加者と気が合う」「プログラムが楽しい」などさまざまです。このうち、プログラムの内容は重要です。

例えば軽い認知症の人は、進行した人向けのプログラムに参加することに抵抗感を覚えます。カラオケや運動など、アクティブなメニューを好む人には計算や塗り絵は物足りないかもしれません。

サービスの内容は施設によってさまざまなので、ご本人の好みに合ったものを探してみてはいかがでしょうか。家族が「これなら自分でもやってみたい」と思える内容だといいと思います。プロの講師が教えてくれる本格的な講座も、軽い認知症の人には満足度が高いので、おすすめです。

(取材・文/狩生聖子)
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