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2017年11月10日08:40

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「医師、保阪隆氏の・・・2」

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劣等感という言葉を、現在使われている意味で最初に使った人である。

アドラーが劣等感を根幹に組み立てたのが、「個人心理学」だ。

人間は、幼い頃に劣等感に見舞われる。それにどう応じていくかが、その後の人生行動を決める。


フロイトの精神療法の基本は、患者の過去をさかのぼって症状の要因を明らかにし、今のトラブルを解消するものだ。

それに対して、アドラーはもっぱら勇気を強調した。

■元気わーい(嬉しい顔)グッド(上向き矢印)を出せば必ずうまくいくという前向きの思想を構築した。

「生きづらさの責任を過去の経験や他者に求めず、勇気を持つことだ」これもアドラーの言葉である。


思えば、アドラー的な「成功への道」は、今も世にあふれている。

フロイトやユングほどアドラーが有名でないのは、不人気ではなく、私たちの思考の中に溶け込んでいるからだろう。


『つらい時に力をくれる「心の名医」100の言葉(PHP文庫)』






つづくモンミるんるん






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