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2017年11月07日13:30

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イカ釣りで「ぼうず」

10月21日(土)

 朝食もビュッフェ形式で出る。
 おかゆなんかも用意してあって、パンやパンケーキもある。パンケーキはその場で焼いてくれる。
 卵とベーコンを焼いてもらう。ベーコンが日本で売っている標準的なものとはだいぶん違い、ボリュームのある野生的なもの。タイではどっちかと言うと日本のような大人しいベーコンは標準ではない様子。朝からがっつり食べられる。
 生野菜も用意されていて、パンを焼いてバターを塗り、これにレタスやトマト・ハムなんかを挟んで食べる。今回のタイ滞在中は、割とこのスタイルでサンドイッチを自分で作って食べるスタイルが定着した。
 コーヒーは、近年どの国に行ってもネスカフェが基本の様だが、ホテルでは「ブラックコーヒー」と書かれたものがあって、たぶんこれは豆をドリップしたものだと思う。毎日これを飲んでいた。所謂チョコレートドリンクは間違いなく「ミロ」であって、お湯に溶かして飲むのだが一体どのぐらい入れればちょうどよい濃さになるのか分からないぐらいいくら入れても薄い感じ。一回飲んでみたが、美味しく感じなかったので以降飲むことはなかった。
 飲み物は食事の時だけでなく、一日中いつでも飲めるように用意されている。これは最初から宿泊費にインクルードされているので、追加費用は発生しない。それ以外に売店で販売されている飲み物はあって、そっちは別料金・有料なのだが、コーラとかファンタとか、言ってみればわざわざ買って飲まないよね。という飲み物が販売されている。
 このソフトドリンクに関する価値観も日本とはちょっと違っていて、カンカンのコーラとかファンタは人気のある飲み物の様である。買えばわざわざストローを付けて売ってくれて、買った人は缶にストローを刺して飲むのが「タイ流」。
 食事の時だけでなく、オレンジジュース・はちみつレモン・キウイジュースがいつもサーバに入っていてこれらは飲み放題。ただ、どのジュースも
  
 「甘い!」

 タイのジュースは一見するとオレンジ100%かな、と思うようなものでも砂糖が入っていて甘さを増強してあったりする。初めて飲んだ時は、そういうのでも「おいしい」と感じるのだが、何度も飲んでいるうちに、こんな甘いもの飲んでいて大丈夫なんだろうか、と思ってしまうぐらい。
 一般庶民の人たちが、日々どんなものを飲んでいるのかはしらないが、少なくともジュースの類はほとんどが日本で売っているものより甘い。甘くないジュース類というとココナッツドリンク(ココマックスとかそういうやつ)ぐらいだろうか。
 食事が超絶辛かったりするので、ジュースの方が甘くてバランス取れているんだろうか?
 ジュース類はサーバーで一応冷やされているが、その隣にクーラーボックスがあって、氷が入っている。ここから自分ですくってコップに氷を入れるようになっている。

 バンコクで路上を歩いている時に、氷の袋をいっぱい運んでいる男がいた。
 なるほど、そうやって冷たい飲み物とか提供するのか、というのが分かったのだが、こうして売られている氷はほぼ安全なようである。
 水道の水は全然飲めないのに、飲み水はどうやって作っているのか、に関しては良く分からない。日本で飲料水が売られているのと同じような感じで製造・流通しているのだろうか?

 朝食の後、シュノーケリングに参加することにした。
 船着き場にイカダが浮いていて、これに案内される。
 このイカダにはちゃんとエンジンが設置されていて、自力航行ができる。エンジンはセルモーターで起動する。立派なものだ!
 イカダに乗って出発。港から北に移動する。既に、大陸から多くの船が来ている。詳しくは分からないのだが、船を運航している会社はいくつかあるようで、島の観光やシュノーケリング・ダイビングなどのツアーで訪れている様子。
 島の北には波で開けられた大きな洞窟が出来ていて、ちょっと野性味のある風景なので、ここを観光するのがお決まりらしい。日本で暮らしていればそういう地形自体は日本中に沢山有って珍しくもなく、わざわざ見に行くほどのものでもないと思うが、皆さんイカダのうえから写真撮る撮る。
 そんなものらしいです。
 ちなみに、一緒に乗っている人たちはヨーロッパ系の人たちが多いです。バンコク辺りで仕事をしていて、バケーションに訪れる、というパターンだと思います。
 ひとしきり観光してから、最初のシュノーケリングポイントへ。インストラクターが色々説明してくれているがすべてタイ語で全然分からず。わかっている人も結構いるんだろうね。ずっと住んでいれば現地の言葉もそれなりに覚えるだろうけど、旅行でちょっと行ったぐらいではなかなかなのが現状。
 しかし、ライフジャケットとシュノーケルを装備して海へ飛び込んでいく。

 やってみて分かったのは、貸してもらっている水中眼鏡は透明度が悪く良く見えないこと。自分のゴーグルにしてみると結構良く見える。水深が4mぐらいなら海の様子がはっきり見えて素晴らしい世界を楽しめる。
 海の魚を見ながら泳ぐ、という意味では4月に行った石垣島の竹本海岸には遠く及ばないと感じるが、それぞれの海にはそれぞれの良さがある。ここは、真夏の太陽の下泳いでいるタイの魚たち、という意味で、他では代替できない楽しさを味わえた。沖縄では見られないような大きなサンゴなんかもあって、結構楽しい。
 30分ほど自由行動があって、一度集合が掛かる。イカダには梯子があって、そこから船の上に戻る。
 船の上にドラム缶が設置されていて、雨水が貯められているようだった。それをひしゃくですくって水浴びをする人が結構いた。私は海水を身体の表面に残しておきたいので水は浴びず。
 すこしイカダが移動して、2か所目のポイントへ移動。
 また、自由にシュノーケリング。
 1000匹以上はいるだろうか、大量の魚の群れをインストラクターが案内してくれた。これは幻想的だった。

 シュノーケリングを終えて昼ごはん。私はわざわざ部屋に戻って着替えて食堂へ行ったが、そのまま昼ご飯食べている人も結構いた。お昼はタイ料理が並ぶビュッフェ。勿論、カレーもあるが、単にカレーライス、とかではもったいないおかずのラインアップなので、お皿に少しずるのせて楽しむ。
 食後のデザートはフルーツ。スイカやメロンもあるのだが、とにかく美味しいのがパインアップルだった。とても甘くておいしく、この味のパインアップルは日本ではなかなかお目に掛かれない。
 沖縄に行った後でいろいろ調べたのだが、パイナップルは収穫した後には熟さないとのこと。つまり収穫した時点で味マックスなわけだが、日本でパイナップル買って食べてもとろけるような甘さの物には簡単には当たらない。そう考えれば、タイで売られているのはほぼ100%あたりなのである。何が違うのかは分からないが、おそらく「暑さ」の違いだろう、ものすごく甘く美味しく熟したパインアップルしかきっとこの国にはないのである。
 バナナの揚げ物も作ってくれる。バナナはそのまま生で食べても美味しいのだが、揚げ物にしたものも格別のうまさがある。勿論、バナナの揚げ物はデザートである。

 午前中、シュノーケリングに行ったときに、海の上をシーカヤックで移動している人を見た。そういえば、海岸にシーカヤックが置いてあるので、レセプションで聞いてみると「使ってよい」とのこと。
 午後は、シーカヤックにチャレンジすることにした。
 ビーチは波も静かなので、海に浮かべて上に乗るだけなら容易だった。あとはオールで漕いで進むだけ。最初は慣れていないせいもあって、余りスピードにも乗らなかったが、何分にも、

 ビーチには他に遊泳者もいない。
 波はほとんどない。
 遠浅で安全。

 という、好条件がそろっているので、ゆっくり技術を習得していく。グアム辺りでシーカヤック借りたりしたら、すぐ100ドル、とか言われるレベルのアクティビティーだがここのビーチでは他の利用者とバッティングしていないこと、だけが条件。素晴らしい・天国のような島。
 慣れてきたら、ちょっとあっちこっち行ってみて、午後は楽しく終わる。
フォト
写真 シーカヤック めっちゃ日焼けしてます。波がほとんどなくて水面をスイスイ進めるカヤック。最高のアクティビティーです。

 夕方、イカ釣りのアクティビティーに参加する。
 やはりイカダに乗って、沖合に出る。
 ルアーを海に垂らす。
 イカが釣れるのを待つ。

 私にはルアーフィッシングの経験がなかったので、「本当にこんなもので釣れるの?」、かなり疑問でした。とにかく、ルアーがあたかも生きているような動きをしなければならない、という理屈はそうなのでしょうが、糸引っ張っているだけでそれが実現できているのかどうかはちょっと今回は分からなかったです。
 船の上で糸を垂れる事しばし。炭火で焼いたイカが配られてきました。かっらいソースをつけて食べます。これは、かなり美味しい。自分でイカを釣り上げてみたい、そういう意欲の湧くサービス。
 そのうち、ぼつぼつと釣り上げる人が出てくる。私の糸はピクリともしない。隣で釣っていた韓国人の男も一匹釣り上げる。
 「コングラッチレーション」 一応、お祝いの言葉を掛ける。
 イカは「キューン」って本当に言うんだね。この事実を生まれて初めて知った。
 そして、釣り上げられたイカがイカ刺しになって出される。わさび醤油が添えられていてなかなか気の利くサービス。イカ刺しに舌鼓を打ちながら、海に落ちた夕日が消え、次第に暗くなる海の上で釣を続ける。

 結局 「ぼうず」 でした。
 
 宿に戻り、晩御飯を食べておやすみなさい。
 いかだ上でイカ結構食べたので、晩御飯はあんまり入りませんでした。
 でも、スペアリブ焼いてもらって、これは美味しかった。

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