希少な Made in Takasaki を試す

学ぶとは、楽しいものだ。
意識せずであろうとも、出会した Chance が自分の本能的（？）なものとあらば、結構に「頑張っていた自分」に後から気が付くこともしばしば…。
その対象が「興味が湧く」存在とあらば、尚更だったりする。
食指を伸ばしてしまうような Category にて、今まで「知らなかった」ことへ新たな Breakthrough で「うわ〜っ！」を得てしまったらば…？　
その「うわ〜っ！」が「○」であろうと「×」であろうとも、己の経験値と想像力、更には価値観と判断力が養われる。
大げさに言ってしまえば、それは「自身の Identity の確立」でもある！ …と思うこと多々の昨今だ。
やっぱりその基本は…
　イイものはイイ！
　ダメなものはダメ！　
…であることに変わりは無いが、何を根拠に「そうなのか」が重要だ。
その「良否判定」は、絶対値であろうと相対値であろうとも「自分の判断」である。
しかし、その「価値基準」は流動的な面もある。
だから、常に「刺激」を求めているのかも知れない…。
だから、もっともっと色々を知りたい。
だから、前述のように「学ぶとは、楽しい…」のであろうと私は思う。
幼い頃から「勉強は大嫌い！」だった筈なのに…。
50歳を過ぎた今は、とにかく「学ぶとは、楽しいものだ」な日々の私である。

前置きが長くなってしまった。
日記の本題を記そう。
貪欲に「日本の Whisky」の味わいを求め、今回は結構に希少なものを手に入れた。
しかも地元の「群馬産」である。
　


ソレがコレ！　
“GOLD CUP” という、無知な私には「何なの、それ…？」だったぞ。
しかも「数量限定品」だ。
どうも「限定」という言葉に弱い私である。
なので入手可能な内に「Get it だぜ！」に至った次第だ。
　


群馬では「マラソン侍」な焼酎で知られている、群馬県高崎市の「美峰酒類」さんの Whisky だ。
創業は1931年の「美峰酒類」さん。
翌年の1932年から Whisky 事業を行っていたらしい…？　
主な Malt 原酒は海外からの輸入品で、ソレを Grain 原酒と Blended なのがこの “GOLD CUP” なんだそうな。
しかし、2007年以降は Whisky 販売を見合わせてしまったらしい。
何故か「美峰酒類」さんの H.P. には Whisky に関して何も記されておらず、上述の多くは某情報筋から得た話である。
　


そんな「美峰酒類」さんが、突然の「数量限定」で復活させた “GOLD CUP” を手に入れた私である。
その数、僅か2,000本なんだとか…？　
この Whisky の味わいが Premium かどうかなのは別として、その「数の少なさ」は Premium に値する !? …と思う私である。
もしかしたら、コレが「美峰酒類」が放つ「最後の Whisky」になってしまうのかも…？　
そう思うと欲しくなって仕方がねぇ〜べ？　
ましてや「地元の Whisky」なんだし…。
その昔に輸入され、今の「美峰酒類」で寝かされ続け、熟成を極めた Vintage Malt を惜しむこと無く Blend しちゃった…？　
そう想像しただけで、ワクワクしちゃうじゃ〜ないか。
本当のところ「どうなのか」は知らん。
でも、そんな想像を楽しませてくれるところに「価値がある」のだよ。
なので「すぐに試してみよう」で1本、残りの2本は Collection でお蔵入りにさせるので計3本を購入した次第である。
500mℓの1本で税別価格は ￥1,800 なり。
9月の下旬からの販売で、既に「完売」のお店が続出状態である。
　


では、早速に試してみようぞ。
おぉ〜！　
結構に色は濃いめだね。
…ってことは、前述のような Vintage Malt を Blended だったりして？　
イイね、イイねぇ〜。
この身勝手な「妄想 World」が楽しいのよ。
　


では、いただきます。

ん〜。
陽気な甘い香りだね〜。
ちょいと Cinnamon っぽいに加え、Caramel Sauce のような甘い香りが広がる。
仄かな隠し味程度に Smoky さも垣間見せる。
おぉ〜！　
味わいも香りのソレと同様の甘みが支配的だ。
明るく陽気な甘みが一気にドカーンっと広がる。
当たり加減は価格相応かな。
喉越しの段階で Smoky に変身！　
少し Spicy で、ほんのり Green な香りと Tannin 感もある余胤がしばらく続く。
Straight は勿論、On the Rock でも水割りでも充分に楽しめそうだが、濃いめの Highball だったら結構にイイ感じかも…？　
これもなかなか面白い Japanese Whisky だぞ。
いや〜、知らなかった。
群馬の高崎にこんな Whisky があったとは…。
今は希少な Made in Takasaki を味わい、更には Collection に追加できた自分を幸せに思うよ。

ん〜。
やっぱり「学ぶことは楽しい」よね。
この歳になって漸く「学ぶことは楽しい」に気付いた自分の気持ちを大切にしたい。
自社 H.P. には一切の説明も無いので「謎が謎を呼ぶような Whisky」だったが故に、その情報収集作業も結構に楽しかったよ。
そんな「美峰酒類」さんの Whisky も良い教材となって、私の「学ぶ」を刺激的に楽しませてくれたではないか。
しかも私の地元の群馬産なのに、その存在を最初に知ったのは埼玉県の秩父だったのだから、その「切っ掛け」から面白かった “GOLD CUP” だった。
あぁ〜。
Whisky って、どうしてこんなに楽しい飲みのもなのだろうか。

さぁ〜、次はどんな Whisky と出会えるのであろうか？　
益々貪欲な私である。