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2017年10月27日21:36

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【第43期天元戦五番勝負第2局】

■井山7冠が2連勝=囲碁・天元戦
(時事通信社 - 10月27日 18:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4833261

井山裕太天元に一力遼七段が挑戦する第43期天元戦挑戦手合五番勝負(主催・新聞三社連合)の第2局が10月27日(金)に北海道札幌市の「ホテルエミシア札幌」で行われた。
結果は井山が162手まで白番中押し勝ちをおさめ、開幕から連勝。
タイトル防衛にあと1勝とした。
終局時刻は17時2分で持ち時間3時間のうち残り時間は両者ともに1分だった。
注目の第3局は、11月24日(金)に福岡県宗像市「宗像ユリックス」にて行われる。

● 一力七段、カド番へ ○
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/141391?rct=n_culture

前半戦のヤマ場となった本局は、黒番の一力七段が小目と小目に対して白番の井山天元が小目と三々でスタート。
黒はタスキに打って小目の向きは逆で、何とか打開のきっかけを掴みたい!という気迫が伝わってくる布石だ。
黒は、締りを保留し、左上へケイマに掛かった。
白は手堅くコスミに受けて、黒は三間に開く。
ここのやり取りを活かす様に白は右上へケイマに掛かった。
黒は二間高挟みし、白はケイマで応じる。
ケイマならば・・・、と黒は即、厳しく出切りを決行していく。
黒は実利を確保し、白は上辺へ模様を築く。
黒が左下を一間に締まり、白は下辺の大場へ。
黒は右下へ星に打つ。
白は下辺側を這った後に下辺で戦い開始となった。
黒はモタレながら、白を圧迫していく。
アジ残りでハッキリさせない状態で、他へ転戦していく。
白が左上を補強させたので、黒は10の三へ入って行った。
上辺も保留形にして、下辺へ手を戻すも振り換わりが起こり易い情勢は一向に解消する気配が無く、コウ絡みに神経を尖らす難しい局面が続いた。
上辺から伸びた石と下辺から伸びた石とが繋がって、戦いは勝負所に差し掛かった。
互いに切断されている石だらけの状況で、全てを凌ぐ事が難しい情勢だ。
そして、右辺へも戦況が拡大していく。
全面で攻め合いの形になって、潰れた方が負けになる状態が避けられなくなった。
そして、右下で遂にコウが発生してしまう!
局面が大きく動き出していく中で、コウは黒が解消してコノ付近の一団は生きを確定させる。
しかし、白は眼が無い大石が黒を裂くようにダメを詰めて迫って行き、下辺の黒が潰れてしまった。

これで、井山天元は2勝目を挙げた。
余りにも難し過ぎて、訳の分からない凄い戦いの碁だった。
今期シリーズは井山天元がリードして後半戦へ向かう事になった。

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