mixiユーザー(id:24845727)

2017年10月25日15:04

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マタギ・・・

昨日からワシはこの本を読んでいたのじゃよ・・

作者はマタギに関心があって

主に昭和30年代に
何度も秋田県に足を運び
シカリ と呼ばれるマタギの長の家々に泊まり
話を伺い
3度ほど実際に狩猟に同行したりして

見てきたことを写真に収め
詳しく 分かりやすく バランスよくまとめられた
素晴らしい良書だと思う。

これは社会学で言うフィールドワークであり
学術的な価値があるとも思う。

地図もあり 歴史や系統などもわかる・・・

マタギは山に入ると山言葉を使ったそうなんだけど
昭和30年代の当時でもそれは廃れていたようで

山に入る前の水垢離なども行われなくなったそうだ

服装や装備もだいぶ変わってきているが
その違いも写真で紹介されている

昔は麻の単衣の袴と上衣に
カモシカか犬の毛皮を羽織って行動したり 
野宿していたというからそれだけでもすごい

こんな薄い本なのに 村の風俗や慣習までよくわかる・・

巻末には名鷹匠についてもかかれている・・

鷹匠がクマタカを捕らえて 手なずけていくときに注ぐ愛情は

読んでて涙が出そうになるほどすごい・・・

ワシはマタギとは 昔の人がつかっていたであろう弓矢と槍が
鉄砲に変わっただけで
基本は縄文時代の人々の狩猟が脈々と今に残っているのだと理解しているんじゃよ・・・








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