３月に私は勝手に「ベートーヴェンのＷ４番プログラム」と命名し日記を投稿したのですが、
思いの外、非難ゴーゴーではなかったので調子に乗ってベートーヴェンのＷ３番プログラムを
書きます。同じ事でベートーヴェンのピアノ協奏曲第３番と交響曲第３番の共演でオケも同じく
アンサンブル神戸です。が、指揮者が変わります。当初はジョージア音楽界重鎮のヴァフタン・
カヒッゼ氏が客演する予定でしたが急病の為、来日が中止となりました。代わって粟辻聡さんが
指揮台に立ちます。粟辻さんの母校である京都市立芸術大学音楽学部の定期演奏会で７月に
ベートーヴェンを聴きましたから何かの縁でしょう。
ピアノ協奏曲第３番は過去２回生演奏を聴いた事があります。１回目は神戸フィルハーモニック
第70回定期演奏会で朝比奈千足さんの指揮、ピアノは私の日記では四次元三重奏団として
頻繫に登場している藤井快哉さんでした。もう１回は５月の立響117回定期で指揮は阪 哲朗さん、
ピアノは中橋健太郎左衛門さんでした。明らかに市芸さんの方が上手かったです。
Ｏｐ．は37で初期と中期の谷間でしょうか。一方メインの交響曲第３番は中期の傑作の森に含める
べき名曲です。Ｏｐ．は55でＯｐ．57は「熱情」、Ｏｐ．58がピアノ協奏曲４番、Ｏｐ．60が交響曲第４番
Ｏｐ．61がヴァイオリン協奏曲と代表作に列するべき曲が揃います。しかしながら個人的には、
私は本曲の生演奏を聴いた事がありません。演奏機会も多いと思うのですが。
調の上でも、この２曲は平行調の関係にありバランスが良いです。ゆえに金曜の夜を楽しみに
しております。
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