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2017年10月09日18:59

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音楽のまち・かわさき@キングスカイフロント

 今日はウィークデイの祝日にかかわらず休みでした。そんなことを言われても、どうすごしていいやらわからないし、まただらだら時間をつぶすだけかと思っていた矢先、目にしたのがこのポスターでした。

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 川崎が音楽の街を自称していること自体、知っている人はそんなにいないと思います。いろいろとあるよくないイメージを払拭しつつ、駅前から手配師と日雇い労働者を排除するための方策だったりもするわけですけど、音楽ってのがこれまた漠然としすぎていて、横浜のJAZZ PROMENADEなんかに較べると、訴求力に劣るのも否めないところではあります(歴史的な積み重なりも圧倒的に違いますが)。

 でもって、このキングスカイフロントってのがなんのこっちゃってことになるのでしょうが、これが「世界最高水準のライフサイエンスの研究開発拠点として川崎市が整備を進めている新しいスポット」なのですよ。
 もともとはいすゞの工場があったところだそうですが、これがよそへ移転するので(神奈川県は最低時給が東京に次ぐ全国2番目だけあって、こんなのばかり)、その再開発のためにこういうものが策定されたようです。
 でもって、なぜその名称がキングスカイフロントという高ぶった名前なのかというと、一帯が殿町だからという、割としょうもない理由だったりもします。そういえば、かつて殿さまキングスなんてバンドがありましたな。さすがに私もリアルタイムでは知りません、と思いつつ調べてみたら1990年まで活動していたそうですよ。

 で、そこで野外ライブをやりますと。なかなかけっこうな趣向じゃございやせんかと思う向きもありましょうが、ここが半端なく辺鄙なところなんですねえ(←微妙に韻を踏んでやがるぜ)。

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 画面ほぼ中央、多摩川南岸の緑色の部分が会場になった殿町第2公園です。最寄り駅の大師線小島新田駅からして、「駅前に居酒屋しかない。ここの人たちはどこで買い物をしているのだろう」とネットで書かれたところですけど、そこからさして見るものもない工場や住宅ばかりのところをけっこう歩く必要があります。しかも、道中、あまり目印になるようなものはありません。

 こりゃ、どんだけ寒いことになるんだろうかと、なかば野次馬根性、ほとんど怖いもの見たさでせっかくの休日に足を運んでしまいました。

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 とりあえず、こんな感じ。携帯の画像だと実際より間延びしたみたいに映ってしまうのですけど、Bunkamuraオーチャードホールに客の入りは下北沢OFFOFFシアターぐらいですかねえ。もっと少ないかも。

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 屋台というか、キッチンカーも来ていたのですけど、こちらもこんな感じ。もっと近づいてもよさそうですけど、芝生なんで中に入れないのでしょうな。

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 ちなみに公園から周囲をぐるりと見回すと、妙に立派な建物があって、ここにキングスカイフロントの研究機関が集まっているんでしょうか。

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 その隣に建設中なのはホテルだそうです。

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 基本的に来ているのは近所のおっちゃんおばちゃん、後は若い家族連れといったところでしょうか。指笛を鳴らしている人なんかもいましたけど。

 というわけで、人は少なかったのですけど、でも、演奏はきちんと人を招いてきただけあって(おそらく)、すごく良かったし雰囲気も和やかで、かなりお得感のある(そもそも無料ですが)イベントでした。
 MCは鈴木裕子っていう、バーチャファイターを作りだしそうな名前の人でしたけど、これもそつなくこなれてましたな。

 この日は天気もよかったし、画像だとわかりにくいですけど、バックは多摩川を挟んで羽田空港なので、ライヴの景色としても実はなかなかけっこうだったりします。
 アクセスは悪いと書いてしまったのですけど、実はずっと工事中だった多摩川沿いの道が完成していて、自転車なら、それこそ川崎駅近くから河川敷沿いを信号なし交差点なしのノンストップで飛ばしてやってこれます。企画としては、市内8カ所をまわるサイクリングイベントのチェックイベントとして連動してもいるので、それなりにちゃんと考えられてはいまして、実際に自転車で近くを通っている人はけっこういたのですけど、ああいうのってランナーズ・ハイみたいなものらしくて、途中で音楽を聴いてまったりしようとかは思わないみたいです。せっかく盛り上がったものをクールダウンさせるのはもったいないというか。どんどん走りすぎていってました。

 4組のグループが30分ほど2ステージずつ演奏して、トータル4時間のイベントです。驚くべきことにキングスカイフロントで働いている人の津軽三味線があるので、地元枠もあるといえばあるのですが、較べちゃいけないと思いつつ較べてしまうのが、先日に迷いこんだ野毛のあたり、吉田町の歩行者天国の路上ライブでして、そこらのおっちゃんにいちゃんがステージにあがってどんどん弾いている雰囲気でしょうか。文化の累積ぶりが、それこそ圧倒的に違うわけではありますけれども。

 そんなこんなで、実はけっこうよかったです。あまり話題にならないうちがけっこう狙い目かも。来年以降もあればですけど。

 行きは国道409号沿いに進んだのですが、帰りはせっかく工事が終わっていたので多摩川の岸辺をずっと歩きました。


●おまけ・その1

 で、大師橋をくぐると、大師河原河川防災ステーションとそのヘリポートがあります。

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 それは知っていたのですけど、隣接する大師河原水防センターの1階は大師河原干潟館という展示コーナーになっていて、自由に閲覧できるのでした。

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 今日は見送ってしまったのですけれど、機会をみつけて行ってみませう。


●おまけ・その2

 思うに今日は三連休の最終日でしたけど、初日と二日目は川崎みなと祭りとちくさんフードフェアが開催されていました。別に連動要素はありませんが、日付が重ならないぐらいには互いに調整していたのだと思います。

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 ちなみに、こちらは小島新田駅で見つけた巨大バージョンのポスター。こんなのもあったのですねえ。

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