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2017年10月03日22:26

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【第42期 囲碁 名人戦七番勝負第4局】

■7冠返り咲きにあと1勝=公式戦600勝−囲碁・井山6冠
(時事通信社 - 10月03日 18:30)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4795916

高尾紳路名人に井山裕太六冠が挑戦する第42期名人戦挑戦手合七番勝負(主催・朝日新聞社)の第4局が10月2日(月)9時に石川県小松市「旅亭懐石のとや」で始まった。
高尾の先番で持ち時間は各8時間。
手に汗握る戦いの結果、16時50分に高尾が投了し、164手で終局。
白番の井山の中押し勝ちとなった。
残り時間は黒57分、白51分。
これでシリーズ成績を井山の3勝1敗とし、名人奪還へあと1勝とした。
第5局は10月16、17日(月・火)、静岡県熱海市「あたみ石亭」にて行われる。

● 高尾名人、カド番へ ○
http://www.asahi.com/special/timeline/42nd_igomeijinsen/?iref=pr_igo

今期シリーズも折り返し点を迎えた。
黒番の高尾名人が星と小目に対して、白番の井山六冠も星と小目でスタート。
黒と白の小目の向きは逆。
黒は締りを保留して、左下へケイマに掛かり、白も同様に右下へケイマに掛かった。
黒が右下を一間高挟みした所で、白はマネ碁の様な手は止めて、ココをケイマで動き出した。
そして、いきなりコウが絡んだ戦いが勃発する。
流石にコウ材が無く、すぐに黒が解消して終了。
黒が下辺の実利を確保して、白は外勢を築く。
次に即、左下で2回目のコウが発生した。
今度は白がコウを解消して実利を確保しつつ、外勢の大石と連絡模様になった。
黒は左辺に模様を築いた後に右下で再びコウとなり、黒が再び解消する。
黒は右辺へ模様を築くも左辺で左上へ大ゲイマに掛かっている石を裂かれてしまった。
黒は急場になったので、即、動き出す。
これで、左辺が難解な戦いになる事が避けられない情勢となって、封じ手を迎える。
黒、7の八は厳しい切り!
白も負けじとココから出切りを決行!
左上にかけて戦場が拡大していく。
コウ材に流用できるアジ残りながら、左辺から左上へ大きな白地が見込める状況になって、白はポイントを挙げた感じだ。
黒は未だ安定しない大石の凌ぎを継続。
白は中央の弱石を補強しながら、緩めずに黒を厳しく追撃!
苦しくなった黒は、上辺の白を攻めての凌ぎを目指して局面の打開を図っていくが、白が14の三と跳ねた手が上辺での生きと黒三子の捕獲が見合いとなっており、白が凌ぎ切って万事休すとなった。

これで、井山六冠は3勝目を挙げて、タイトル奪還へ前進した。
一方の高尾名人は二つ離されてカド番となり、苦しくなってしまった。
今期シリーズは、井山六冠がリードして後半戦へ突入する事になった。

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