昨日の午後、自転車で往診に出掛けていた時の事です。
裏通りのかなりきつめのカーブの道で黄色のランドセルを背負った女の子が横断歩道に立っていました。きっと一年生だと思います。
見通しがきかない道路で、渡る事が出来ずに左右をきょろきょろ見ているのです。
いつもならすぐに近づいていって、横断歩道を渡らせてあげるのですが、その時は少し見ていました。
その娘は、きっと見通しがきかないところで、はたして無事に渡れるものか、色々と考えていたのだと思います。
ランドセルを背負っている事から、毎日通る通学路のはずです。
私が声掛けして渡らせてあげるのは簡単です。
ただ彼女は毎日通る場所で、自分の目と耳で安全か否かを自分で判断しなければ、いつまでも安全には渡れないのです。
もし危なかったら止めるつもりでいたのですが、何回も何回もきょろきょろしながら、やっと安全だと確認して無事に渡っていきました。
「やったね!! えらいよ。これからもしっかりと確認してから渡ってね。」と心の中でつぶやきながらその場を離れましが、渡り終わったその子が少し誇らしげな顔をしていたのが印象的でした。
平日の昼過ぎの出来事でした。
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